The Economist 12月14日号 スペイン経済、実はいま絶好調
The Economist 12月14日号。全文を読んだ上で、自分なりにかみ砕いて要約します。
意外にも、スペイン経済がいま好調なのだそうです。ギリシャやポルトガルなどと並んで、経済はダメな国というイメージがあったので驚きました。
記事によると、スペインの今年の経済成長率は3%に達する見込み。ユーロ圏平均のほぼ4倍となりそう。雇用も増加しており、今後2年間は他国を上回る状況が続きそうとのこと。
好調の要因は、ものづくりではなく金融やITスタートアップなどのサービス業を強化し、解雇規制を緩和した労働市場改革(以前は正規雇用者の解雇コストが高すぎる課題があった)など、長期的な政府の取り組みに起因すると解説されています。
年間9000万人の旅行者が訪れる観光業も活況の一方、非観光サービスのGDPに占める割合も増加傾向にあるほか、中南米からの移民が増え、外国からの投資も受け入れています。
日本が学べることは何でしょうか?事情が異なる側面も大いにあるため、慎重に見定める必要があると思います。ただ、欧州のような成熟国がどうやって経済成長を実現していくのか、学ぶべきことはあるのではないかと思います。
私は、英経済誌「The Economist」を愛読しており、気になった記事の要約を随時共有します。正確性を担保するものではなく、誤りを含む可能性がありますのでご留意ください。