盆栽

自分の盆栽を作る #デザイン演習1-1

こんにちは。ユウスケです。
デザイン未経験者がランドスケープデザイナーになるための5つのStep、のStep1「ものを作ることに慣れる」のトレーニングとして、自分で盆栽をみようと思います。


盆栽とは

盆栽とは、自然の中の風景を鉢の中で表現する芸術です。
例えば、「懸崖」という盆栽のスタイルは、岩の崖に生えている木が、崖の下の方に向かって枝葉を伸ばしている様子を表しています。

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「懸崖」というスタイルの盆栽

盆栽の基本のスタイルを調べて作るのも良いですが、あまりスタイルにとらわれすぎず、自分が切り取りたい自然をイメージしてみて、盆栽として表現してみましょう。


準備するもの

・鉢
・鉢底網
・アルミ製のワイヤー
・鉢底用の石(動画では炭を使いました。)
・盆栽用の土(赤玉土、鹿沼土を混ぜるとより良いです。)
・植物
・苔
・ハサミ
・桶または汚しても良いプラスチック製の箱
・その他(石や木、草の葉など)

手順



手順1:鉢底網を固定
10cm程度にアルミワイヤーを切り、U字に曲げる。
ワイヤーの先端(2つ)を鉢底網の穴(2箇所)に通す。
鉢底網を鉢の穴に置き、鉢の反対側から出ているワイヤーの先を曲げ鉢底網を固定。

手順2:鉢底石を入れる
鉢底ネットが見えなくなる程度に鉢底石を敷く。

手順3:用土の準備
基本は、赤玉土:鹿沼土=2:1で混ぜる。
使いたい植物が水はけが良いものを好む場合は、砂を少し混ぜる。
逆に水分を欲する植物の場合は、ピートモスを少し加えて混ぜると良い。
手の平をすり合わせながら混ぜる。

手順4:用土を鉢に入れる
用土を鉢に入れる。
鉢になみなみ入れるのではなく、縁から5~7cm程度低い位置まで入れる。

手順5:植物から土を落とす
使いたい植物をポットから出し、根についた土を落とす。
根が繊細な場合は桶に水を汲み、水を使って土を落とす。
箸などの細い棒を使うと根のすき間の土が落ちやすい。

手順6:植物を鉢に入れながら、構成を考える
植物を鉢に入れながら、構成をゆっくり考える。
石などを入れる場合は、小さな植物よりも先に石の配置を決めた方が良い。
植物それぞれに、一番よく見える向きがあることに注意する。

手順7:土を入れる
植物の構成を決まったら、決めた場所に植物を置き、用土を入れる。
土が根のすき間に入り込むように、箸などの細い棒で土を押し込むと良い。
霧吹き等で、時折水を落ち着かせると良い。

手順8:苔等で仕上げる
苔、小さな植物を植え込む。
化粧石を敷く。

完成

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まとめ

1~2時間でできます。簡単です。
「ものを作ることに慣れる」ためのトレーニングとして、自分で1つ作ってみることをおすすめします。

このブログでは、デザイン未経験者でもランドスケープを学べる記事を書いてnote本を作っています。デザインの勉強の仕方や、ランドスケープ留学についても書いています。
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