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【海外積立】各社を比較!
今人気の海外積立ですが、日本人が契約できる海外積立の各社商品を比較して、選択肢を確認してみましょう。
自分のライフステージに合わせて、より良い会社、より良い商品を見つけることで、有益な海外積立投資をすることができます。
海外積立ってなに?
「海外積立」が何を意味するかというと
海外(オフショア)に籍を置く信託会社・保険会社の積立型商品 です。
〇オフショアとはこの場合、ケイマン諸島、マン島、イギリス領バージン諸島(BVI)などの「タックスヘイブン」と呼ばれる租税回避地を指します。
信託・保険会社がオフショアに籍を置くことで、運用中には税金が一切かかりません。
〇オフショアの信託・保険会社は、それぞれの国で認可を受けた金融商品を売っています。
日本の金融庁には金融商品の認可を受けていませんが、金融庁との交渉の上、日本国内での販売を許可されている信託・保険会社が現在6社あります。
番外編として、香港に行けば日本人でも加入できる会社も3社あります。
〇海外積立の特徴として、見込める利回りの大きさがあります。
なぜ大きな利回りを期待できるかというと、ユニットリンクという商品構造を利用しているからです。
つみたてNISAを思い浮かべていただくと良いかもしれません。
ユニットリンクの場合、世界的なファンド(投資信託)200~300銘柄から投資先をいくつか選んで、原資を投資して運用します。
つみたてNISAとは違い、ファンドスイッチングが無料でできるので、経済の潮目を見ながら効率よく運用ができます。
自分の投資したファンドが右肩下がりになった場合、ほかの調子の良いファンドに投資先を変えたいですよね。それがファンドスイッチングです。
ちなみに、つみたてNISAでは既に投資したファンドをスイッチすることができません。なので、投資したファンドがいくら運用損益を出しても、手放すことは出来ないのです。
【まとめ】
・海外積立は、オフショア信託・保険会社の積立商品。日本では6社から選べる。
・海外積立は運用中に税金がかからない。
・ユニットリンクと無料のファンドスイッチングを利用して、大きな利回りを狙える。
海外積立はどうやって加入するの?
オフショアの信託・保険会社は、日本国内に支社などを持っていません。
国内での積極的な営業活動は金融庁に禁じられているからです。
営業が禁じられているのに販売は許可されていると聞くと、不思議に思うかもしれませんが、ちゃんと加入する方法はあります。
ここで大事になってくるのが【IFA】と【紹介者】です。
〇IFAは独立系ファイナンシャルアドバイザー(Independent Financial Advisor)のことです。
IFAは特定の証券会社に属さず、自分たちで選定した金融商品を販売している会社です。
このIFAがオフショア信託・保険会社と販売契約を結んでいます。日本から海外積立商品を買う時は、必ずIFAを通すことになります。
紹介者はIFAと直接連絡を取ることのできる人で、代理店のような役割を持っています。
日本人が海外積立に加入する場合、まずは代理店である紹介者に相談をし、商品を決めたら紹介者がIFAと連絡を取り、加入者は紹介者を通してIFAと契約を結ぶことになります。
紹介者も契約によって紹介料を得ますから、紹介料・自分の利益欲しさで契約を勧めてくる紹介者には注意しなければなりません。
しっかり商品内容を熟知していて、自分のライフプランに合った商品を勧めてくれる紹介者に相談しましょう。
【まとめ】
・オフショア信託・保険会社は日本に支社を持っていない
・オフショア信託・保険会社と販売契約を結んでいるのがIFA
・IFAと繋がりのある紹介者を通して加入する
…次は、各社の比較です。
プレミアトラスト(PREMIER TRUST)
2005年設立、イギリス領バージン諸島(BVI)に籍をおいている会社です。
主な積立商品は
プロベスト (PROVEST)
最低積立金額:200ドル/月
積立通貨:米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル
保険:あり(101タイプ)
契約期間:15年~25年
契約年齢:18歳~80歳
契約手数料: 5ドル/月
管理手数料: 1.5%/年
口座管理手数料: 積立元本の1.9%/年 11年目から0.75%/年
ファンドスイッチ:年間25回無料
アロケーションボーナス:
200~299ドル 2%
300~449ドル 3%
450~599ドル 4%
600~1124ドル 5%
1125ドル~ 6%
ロイヤルティボーナス:
10年→10年分の10%
15年→5年分の7.5%
20年→5年分の7.5%
25年→5年分の7.5%
カード手数料:無料
支払い可能カード:VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS、UNIONPAY
他の商品についてはこちら↓↓↓
インベスターズ・トラスト(INVESTORS TRUST)
2002年設立、ケイマン諸島に籍を置いている会社です。
主な積立商品は
エボリューション (EVOLUTION)
最低積立金額:200ドル/月 (5年プランは毎月400ドルから)
積立通貨:米ドル・ユーロ・英ポンド
保険:あり(101タイプ)
契約期間:5年~25年
契約年齢:18歳~70歳
契約手数料: 7ドル/月
管理手数料: 1.5%/年
口座管理手数料: 積立元本の1.9%/年 11年目から0.35%/年
ファンドスイッチ:年間15回無料
アロケーションボーナス:
200~299ドル 1%
300~449ドル 2%
450~599ドル 3%
600~1124ドル 4%
1124ドル以上 5%
ロイヤルティボーナス:
10年→10年分の7.5%
15年→5年分の5%
20年→5年分の5%
25年→5年分の5%
カード手数料:無料
支払い可能カード:VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS
他の商品についてはこちら↓↓↓
RL360°(旧ロイヤルロンドン)
1861年設立のロイヤルロンドングループから2013年に独立し、英国のマン島に籍を置いている会社です。
主な積立商品は
レギュラーセービングプラン(REGULAR SAVING PLAN)
最低積立金額:280ドル/月
積立通貨:米ドル・ユーロ・英ポンド・スイスフラン・豪ドル・香港ドル・日本円
保険:あり(101 か 105タイプ)
契約期間:5年~30年
契約可能年齢:18歳~71歳
契約手数料 7米ドル/月
管理手数料:1.5%/年
口座管理手数料: 初期口座資産の0.5%/月
ファンドスイッチ:無料
スターターボーナス:
満期10年〜14年 積立月額150%
満期15年〜19年 積立月額300%
満期20年〜24年 積立月額450%
満期25年〜30年 積立月額600%
※積立月額420ドル以上、満期10年以上が条件
アロケーションボーナス:
積立月額770~1,329ドル 1%
積立月額1,330ドル~ 2%
ロイヤルティボーナス:
満期時に総資産額0.25%×積立年数の合計
※満期10年以上が条件
カード手数料:AMEXのみ1%
支払い可能カード:VISA MASTER AMEX DINERS JCB
他の商品についてはこちら↓↓↓
メティス(METIS)
2013年にアテネベストというIFAが設立した、香港に籍を置いている会社です。
主な積立商品は
インテリジェンス プロ(INTELLIGENCE PRO)
最低積立金額:300ドル/月
積立通貨:米ドル・ユーロ・豪ドル・香港ドル・日本円・人民元
保険:あり(101 か 105タイプ)
契約期間:5年~30年
契約可能年齢:18歳~75歳
契約手数料 7米ドル/月
管理手数料:1.44%/年
口座管理手数料:初期口座資産の0.4%/月
ファンドスイッチ:無料
イニシャルボーナス:
満期10年〜18年 ~599ドル 0.3%×積立年数
600~999ドル 0.4%×積立年数
1,000ドル~ 0.5%×積立年数
満期19年〜25年 ~599ドル 0.8%×積立年数
600~999ドル 0.9%×積立年数
1,000ドル~ 1.0%×積立年数
満期26年〜30年 ~599ドル 1.3%×積立年数
600~999ドル 1.4%×積立年数
1,000ドル~ 1.5%×積立年数
※初期口座期間のみ加算
ロイヤルティボーナス:
①期間中に引き出しがなければ、5年ごとに積立額の1%加算
②満期まで滞納がなければ、満期時に〈契約手数料7ドル×払い込み月数〉を返還
カード手数料:1%
支払い可能カード:VISA MASTER JCB AMEX DINERS UNIONPAY
他の商品についてはこちら↓↓↓
メティスCI(METIS CI)
2016年に香港メティスによって設立されたメティスの子会社で、クック諸島に籍を置いています。
主な積立商品は
スマートⅡ(SMART II)
最低積立金額:300ドル/月
積立通貨:米ドル・ユーロ・豪ドル・香港ドル・日本円・人民元
保険:あり(101タイプ)
契約期間:5年~30年
契約可能年齢:18歳~75歳
契約手数料 7ドル/月
管理手数料:1.44 %/年
口座管理手数料:初期口座資産の6.24%/年
ファンドスイッチ:無料
イニシャルボーナス:
満期5年~9年 1,000~1,499ドル 0.5%×積立年数
1,500ドル~ 0.6%×積立年数
満期10年〜18年 ~599ドル 0.8%×積立年数
600~999ドル 0.9%×積立年数
1,000~1,499ドル 1.0%×積立年数
1,500ドル~ 1.2×積立年数
満期19年〜25年 ~599ドル 1.5%×積立年数
600~999ドル 1.7%×積立年数
1,000ドル~ 1.9%×積立年数
1,500ドル~ 2.1%×積立年数
満期26年〜30年 ~599ドル 2.1%×積立年数
600~999ドル 2.3%×積立年数
1,000ドル~ 2.5%×積立年数
1,500ドル~ 2.7%×積立年数
※初期口座期間のみ加算
ロイヤルティボーナス:
①10年目から5年ごとに〈各期間中の積立金額 - 各期間中の取り崩し金額〉の1%加算
②満期まで滞納がなければ、満期時に〈契約手数料7ドル×払い込み月数〉を返還
カード手数料:1% AMEXのみ3%
支払い可能カード:VISA MASTER JCB AMEX DINERS UNIONPAY
詳しくはこちら↓↓↓
コーンヒル(CORNHILL)
1997年設立、ルクセンブルクに籍を置いている会社です。
主な積立商品は
CRIA(CORNHILL REGULAR INVESTMENT ACCOUNT)
最低積立金額:200ドル/月
積立通貨:米ドル・ユーロ・英ポンド
保険:あり(101タイプ)
契約期間:12年~35年
契約可能年齢:20歳~65歳(月掛け型は0歳から)
口座維持費:積立月額の3%
管理手数料:10英ポンド/月(年金受取時は1英ポンド/月)
口座管理手数料:1.4%/年
IFA手数料:0.3%/年
取引手数料:ファンド売買価格の3%
ボーナス:なし
カード手数料:不明
支払い可能カード:VISA、MASTER、JCB、AMEX
詳しくはこちら↓↓↓
〈番外編〉
香港で加入可能
以上の5社とは違って、日本国内では加入できず、香港へ渡航すれば加入できる海外積立の会社があります。
サンライフ
FTライフ
スタンダードライフ
の3社です。
海外渡航の難しい今は、国内で加入できる会社の商品から選ぶのが現実的だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
海外積立の要点を最後に確認しましょう。
・海外積立は、オフショア証券・保険会社の積立商品。日本では6社から選べる。
・海外積立は運用中に税金がかからない。
・ユニットリンクと無料のファンドスイッチングを利用して、大きな利回りを狙える。
・オフショア信託・保険会社は日本に支社を持っていない。
・オフショア信託・保険会社と販売契約を結んでいるのがIFA。
・IFAと繋がりのある紹介者を通して加入する。
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