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【海外出稼ぎ】(前編)

【海外出稼ぎ】という言葉が誕生したのは、2022年の秋ごろだったと思う。
私が「テレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショー」に初生出演した時のこと。
実はね、その時にも【海外出稼ぎ】という言葉が微妙に飛び交っていたんだよね。

<テレビ朝日 羽鳥慎一モーニングショー(2022年10月20日放送)にGJJ海外就職デスクFounder 田村 さつきがリモートで生出演> 
※写真協力:視聴者より

この時の記憶をたどってみると、果たしてその言葉(海外出稼ぎ)を使っていいの?
そんな戸惑いが番組出演者や企画制作者の中にもあり、生放送寸前で、とりあえず今日は使うのはやめましょう。という方針になった事を鮮明に覚えている。

<2度目の生出演>

あれから1年が経過し、円安に拍車がかかり、2023年9月22日に再度生出演する事になった。

※「テレビ朝日 羽鳥慎一モーニングショー(2023年9月22日)」

いまもなお、こんな記事も見つかるほど、当時の番組は本質に触れた良い番組だった。
海外で働く日本人、「給料倍増」も 羽鳥慎一「夢のような話の一方で」と冷静な指摘

一方でこの時には【海外出稼ぎ】って言葉を使っていたんだよね。
だから、この頃には、海外出稼ぎって言葉が本格的に世に出ていたんだと思う。

【海外出稼ぎ】という言葉が一人歩きしている!

noteを書くために【海外出稼ぎ】で検索すると、でてくるでてくる。
海外出稼ぎ斡旋業者逮捕とか、
「海外出稼ぎで給料2倍」成功談の裏で“未払い”過酷労働も 「若者の日本離れ」現実はとか、
どうやらネガティブな記事も目立つ。
そっか、これか!
言葉の一人歩きってこーゆーことなんだよね。

【新しいスタイルの出稼ぎ労働者】

なんで、この言葉に私がこだわるかって言うと、
私、10年前からこんな事言ってるのよ~

<2013年に書いた本>


2013年に、私がこの言葉を使ったのは、今とは全く違う背景があった。

それは、
”たとえ給料が安くなっても海外で働く価値がある”
(まさに逆転思考)
それを伝えたかったからなのだ。

当時「若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来」なんて本が流行っていて、日本の労働問題の歪が表面化してきた時期だった頃だと思う。
私たちの元には、海外で働きたいと考える3年で辞める優秀な若者たちがたくさん集まってきたんだよね。

彼らは、まるで下りエスカレーターに乗ってるかのような、一生懸命落っこちないように走り続けなければいけない日本の労働環境ではなく、上りエスカレーターで成功体験を積んでみたいと言う。
それを実現できる場所がアジアにはあったんだよね。
そんな彼らとともに立ち上がったのが GJJ海外就職デスク 
彼らのお陰で世に出た本の中に「新しいスタイルの出稼ぎ労働者」というタイトルつけて書いたんだよね。

あれから10年の月日が経ち【海外出稼ぎ】という言葉がこんなカタチで一人歩きするとは、あの時の私はまったく想像もせずに。。。。。

だから私はこの言葉には敏感なのだ。
(続く)

※noteはなんとなくメモや記録として書き始めたのだけど、ちょっとこの話題に関しては、深く掘り下げてみたいと思うから、続編もちゃんと書きたいと思っている。


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