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【ロレックス ティファニー GMTマスター】40年以上愛用された腕時計の驚きの鑑定結果とは!

1975年、大学進学前に叔父から贈られたロレックスの腕時計。ニューヨークのティファニーで購入されたこの時計は、持ち主にとって特別な思い出の品でした。

40年以上愛用し続けた結果、風化や酸化が進んでいましたが、オリジナルのパーツをそのまま残すことで、驚くべき価値を秘めていたのです。鑑定士との対話を通じて、この腕時計の歴史的背景や特徴が明らかになっていきます。


叔父からの贈り物と出会いの瞬間

ゲストは、1975年に叔父から贈られたロレックスの腕時計を持参しました。「大学に行く直前、叔父が私の手首に時計がないことに気づいたんです。そして、自分の腕から外して私にくれたんです」とゲストは当時を振り返ります。

叔父は医師で、1960年代半ばにニューヨークからオランダに移住していました。「叔父は常に最新のものを好む人でした」とゲストは説明します。しかし、なぜこのモデルを選んだのかは分からないそうです。

ロレックスとの出会いと長年の愛用

贈られた当初、ゲストはロレックスについて全く知識がありませんでした。「後になって、飛行機の中で隣に座った宝石商から『GMTマスターはどうですか?』と聞かれて初めて、これがロレックスだと分かったんです」とゲストは笑いながら語ります。

それ以来、ゲストはこの時計を40年以上にわたって毎日のように着用し続けてきました。「一度も外したことがありません。ほぼ毎日つけていました」

時計のメンテナンスと独自の判断

約1年半から2年前、ゲストはロレックスの正規販売店でメンテナンスを依頼しようとしました。しかし、販売店からは「文字盤を取り外して新しいものに交換し、古い文字盤は保管する」と言われたそうです。

「ニューヨークのティファニーで購入されたという特徴が素晴らしいと思っていたので、それを失いたくありませんでした」とゲストは説明します。そのため、別の時計修理店に持ち込むことにしました。

鑑定士は「ロレックスは一般的に、古いパーツが偽造品に使われることを防ぐために、修理の際に新しいパーツに交換することを好みます。しかし、今回はパーツを交換しなかったことを嬉しく思います」と述べました。

GMTマスターの特徴と希少性

鑑定士は、この時計がGMTマスターの初期バージョンの一つであることを説明しました。シリアルナンバーから1963年か1964年製であることが分かったそうです。

「当時の小売価格は275ドルから350ドル程度だったでしょう」と鑑定士は推測します。

さらに、この時計には特殊な文字盤が使われていることが分かりました。「ギルトダイヤルと呼ばれる初期モデルの文字盤です。特に興味深いのは、文字の一番下にある小さな線で、コレクターはこれをアンダーラインダイヤルと呼んでいます」

また、文字盤にティファニーの名前が入っていることも非常に珍しい特徴だそうです。「ティファニーとのコラボレーションモデルですね。ロレックスの名前とティファニーの名前が両方入っています」

鑑定士は、ティファニーがもはやロレックスの時計を販売していない背景も説明しました。「ある日、ロレックスがティファニーの名前を文字盤に印刷することをやめると決めたんです。

ティファニーは『私たちはブランドであり、自社の名前が入っていないものは売りたくない』という立場を取りました。そのため、ティファニーはロレックスの販売をやめることを決断したのです」

驚きの鑑定結果

鑑定士は、もしこの時計をロレックスで修理し、ベゼルインサートや文字盤を交換し、磨き上げて美しくしていたら、現在の価値は1万ドルから1万2000ドル程度だろうと説明しました。

しかし、オリジナルの状態を保っているこの時計の現在の小売価値は、なんと5万ドルだそうです。

この驚きの鑑定結果に、ゲストは言葉を失いました。「ああ、驚きです。これは本当に衝撃的です。これまでで最高に聞いた価格が3万ドルで、それでも信じられないほど高いと思っていましたが、5万ドルの価値があるなんて本当に驚きです」

鑑定士は最後に、「もし文字盤に酸化がなく、本当に完璧な状態だったら、今日の市場では10万ドルの価値がある時計です」と付け加えました。

最後に

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引用
https://www.youtube.com/watch?v=cj5OppBMHz0&ab_channel=AntiquesRoadshowPBS

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