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【パテック フィリップ】100年以上前の家宝が語る驚きの物語と価格!

1914年に遡る一つの懐中時計が、驚くべき歴史と価値を秘めていました。セント ポール パイオニア プレス アンド ディスパッチの元オーナーから受け継がれたこの時計は、スイスの高級時計ブランド、パテック フィリップ製。

複雑機構を備えた稀少なモデルであることが判明し、鑑定士を驚かせます。所有者も予想だにしなかった時計の真の価値とは? 家宝が語る100年の時を超えた物語をご紹介します。


先祖から受け継がれた貴重な懐中時計

ゲストは、曾祖父から受け継いだ懐中時計を持参しました。「この時計は1914年に曾祖父が受け取ったものです。当時、曾祖父はセント ポール パイオニア プレス アンド ディスパッチのオーナーでした」と、ゲストは時計の由来を語ります。

パテック フィリップの傑作

鑑定士のハートクイストは、この時計がスイスのジュネーブにあるパテック フィリップ社製であることを即座に見抜きます。「これは元の保証書のコピーです。この時計の複雑機構の一部が描かれています」と、ハートクイストは説明を始めます。

驚くべき複雑機構

この懐中時計の機能は、想像を超えるものでした。

  1. 表面:時針、分針、秒針に加え、スプリット クロノグラフ機能(2つの事象を同時に計測可能)、クロノグラフ用の分計

  2. 裏面:日付、曜日、月、ムーンフェイズ表示

  3. パーペチュアルカレンダー機能:閏年の調整も自動で行う

「非常に複雑な機構を持つ時計です。しかも状態は極めて良好です」とハートクイストは感嘆します。

驚愕の鑑定結果

ハートクイストは慎重に時計を観察し、「オークションでは25万ドル近くの価値があると思います」と鑑定結果を告げます。

この言葉を聞いたゲストは驚きのあまり、「えっ?冗談でしょう?」と信じられない様子。ハートクイストは「これは本当に素晴らしい時計です。私がこれまで手にした中で最高の時計ですね」と太鼓判を押します。

その後の展開:さらなる驚きの結末

実は、この鑑定の後、所有者は時計を売却することを決意します。パテック フィリップ社のアーカイブを調査した結果、この時計が唯一無二の特別製モデルであることが判明しました。

2006年、ジュネーブのサザビーズでオークションにかけられたこの時計。ハートクイストの当初の鑑定額25万ドルをはるかに上回り、驚異の154万ドル(バイヤーズプレミアム込み)で落札されました。

現在、この稀少な時計はパテック フィリップ ミュージアムに展示されているそうです。さらに複数の時計専門家によると、現在の推定価値は200万から300万ドルにも上るとのことです。

最後に

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引用
https://www.youtube.com/watch?v=tMTAgh8WgsE&ab_channel=AntiquesRoadshowPBS

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