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価値を落とさないって本当に大事
「ピンセット要らずのつまみ細工キット花いろは×堺注染」
伝統工芸の廃棄予定になる生地を使っている手芸キット
今でこそSDGsと言う観点から
「廃棄予定のものを大事に使う」という事に
多くの人が価値を感じているわけだけれども
もし5年前ならそこに価値を感じる人がいるだろうか?
どうせ捨てる予定なんだから
安く売ればいいと思われるだろう
だけど私は廃棄予定だからと言って
この生地を安くしようとは思わない
例えば私がこの生地のきれいな部分だけを裁断して
手ぬぐいとしてめちゃくちゃ安く販売したとする。
そうすると
「じゃあ、なんでこの反物からできた浴衣はこんなに高価なの?」って事になってしまう。
そんな事をしたら
「注染」という伝統に対するモノの価値が下がってしまう
だからアップサイクルとしてモノの形を変えて
「体験を売る」ところに付加価値を置いて
注染自体の価値を落とさないようにしたのです
価格を決めるってそんな簡単なものではなく
価値なのです。
原価掛けるいくらという価格の出し方は大量生産や消耗品に当てはまるもの
特にこういう伝統品の場合安く投げ売りをしたら
その伝統産業全体が安物になってしまう
そこにめちゃくちゃ気を付けている
という事で、こんな素敵な反物たち
このまま生地としての安売りだけは避けたい
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