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同じ作品を作っている人はライバルか?
私の海外販売スタート講座には、同じような作品を作っている人たちがいる。 例えば、私自身はつまみ細工作家だけど、生徒さんたちもつまみ細工を作っている。 そうなると「先生と生徒がライバルになるのでは?」と心配する人もいる。でも、私はまったく関係ないと思っている。
商店街の八百屋と同じ
考えてみてほしい。 昔ながらの商店街には、あちこちに八百屋があった。 同じ野菜を売っていても、お店ごとに違いがある。
「ここのおじちゃんが好きだから、ここで買う」 「このお店の雰囲気が好きだから、ここで買う」
そういうことはよくある話で 作品も同じ。売る人が違えば、選ばれる理由も変わる。
また、カフェやパン屋も同じ事。 どの店でもコーヒーやパンは買えるけれど、「ここのクロワッサンのサクサク感が好き」とか「この店の店主のこだわりが好き」など、選ばれる理由はさまざま。 作品販売でも「この作家さんの色使いが好き」「この作家さんのストーリーに共感する」といった要素が大きな影響を持つ。
作品の個性=その人らしさ
「この作品は無骨だから人気がない」と決めつけるのはおかしい。 同じ種類の作品でも、「無骨なデザインが好きな人」は必ずいる。
要は 「その作品が、その人らしさを表しているか?」 が大事。
テクニックやノウハウももちろん大切だけど、 「あなたの作品を選んでもらう理由は何か?」 そこが明確になれば、同じジャンルの作品を作る人がいても気にならなくなる。
私が海外販売スタート講座で大事にしていること
だから私は、つまみ細工作家の方でもどんどん応援するし、 「その人らしさをどう価値に変えて伝えるか?」 という部分に、講座では力を入れている。
作品の良さだけでなく、 「誰が作っているか?」 「どんな思いで作られているか?」 そこをしっかり伝えることが、海外販売では大事になってくる。 そして海外の人は、そこを日本人よりも大事にしている傾向を感じる。
ライバルを気にするよりも、 「自分だからこそ売れる理由」 ここを深掘りしていく方が、よっぽど成功につながる。
あなたの作品は、あなたにしか作れない。 だからこそ、あなたの価値をどう伝えるか? そこを一緒に考えていきたい。