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【就航初日】新格安フライトZIPAIR搭乗記

12月25日クリスマスの日、新たに成田-LA間で就航したJapan Airlineの新格安フライト「ZIPAIR」に搭乗する機会があった。既に就航がスタートしていたホノルル便等のレビューからなんとなくイメージはついていたものの、予想以上に快適な旅だったので備忘録として記しておく。

国際便の予約はGoogle flightで最安値にいくつか目星をつけ、それぞれの航空会社のウェブサイトで購入するのが私のやり方なのだが、このご時世もあってかZIPAIRは全く宣伝されておらず、最初にGoogle flightで最安便として出てきた時は正直目を疑った。昨年からコロナの影響で、国際便の価格は通常時の価格帯が全く参考にならないのは仕方ないのだが、ZIPAIRは比較的安いアシアナ航空やデルタ航空と比べても半額に近い価格なのだ(日程や時季的変動あり)。しかも直行便。これは何か裏があるのかと調べたが、シンガポール便やホノルル便の体験談も数こそ少ないがざっと見る限り好印象。さらにはJALの完全子会社と知って、すぐさま予約した。

予約はZIPAIRのウェブサイトから。航空会社のウェブサイトは色々選択項目があって、UI/UXが基本あまり良くない印象を持っているのだが、ZIPAIRの予約サイトはシンプルでサクサクと購入画面まで進んだ。予約画面上で機内食、預ける荷物と手荷物の数量・重量、座席等が事前に選べるようになっており、どれを選択するかで最終的な購入金額が増減する仕組みになっている。私は機内食の事前予約無し、預ける荷物は23kgと32kgひとつずつ、座席は一番安い席を選択して、片道合計54,456円だった。今回私はすぐに日本に帰る予定が無く、ZIPAIRは日程変更が出来ないので片道で予約したのだが、往復で予約してもほぼ変わらない価格のはずだ。

現在米国から日本帰国はホテル強制隔離が決定したため、成田からの搭乗者数は数えるほどだったが、ガラガラの空港で就航初日を記念したささやかなお祝いムードになっていた。


搭乗口では、就航記念品、クリスマスということもあって機内でも手書きのクリスマスカードが配られたりと、日本ならではのホスピタリティが感じられた。

機内での体験で私が一番感動したのは、機内無料Wi-Fiの存在。格安航空なだけあって、座席毎のスクリーンが無いのだが、スマホやPC等自分のデバイスをWi-Fiに繋いで自由に使うことができる。2~3時間くらいNetflixを見ていたのだが、途中で2回ほどWi-Fiをつなぎ直す必要はあったものの速度に問題はなく、機内で仕事をしたい人にも嬉しいサービスだと感じた。

機内Wi-Fiサービスを通じて食事やドリンク、グッズ等も購入できるようになっている。食事のバラエティも豊富で、いわゆる機内食が苦手な人にも嬉しい内容だ。先述の通り、予約の際に食事を事前予約できるのだが、私はアレルギーがあることもあり、弁当を持ち込みした。ところが、持ち込みの飲食はNGらしく、機内での食事をオーダーするようにとの注意を受けた。機内食の販売で売り上げを確保したいとのことなのだと思うが、国際便を中心に展開していく航空会社としては、日本人客がほとんどならまだしも、外国人客相手に飲食持ち込みNGを徹底するのはかなり厳しいのではないか。今後の対応変更に注視したい。

お菓子類の販売あり。持ち込みと比べると少し割増。

現在成田発着で開通しているのは、以下5都市の直行便。
・ホノルル
・ソウル
・バンコク
・シンガポール
・ロサンゼルス
乗り継ぎで使用する際には、入国審査・手荷物受け取り・税関検査の手続きを乗り継ぎ先で各自行う必要があるので注意が必要だ。

以上の通り、この価格でこのサービスと安心感。大満足の旅だった。いずれ羽田空港発着が開通することを願いつつ、今後も活用していきたい。

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