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カナシミの存在(インサイドヘッド)
おはようございます。波木ゆかりです。
こちらのブログに訪れていただきありがとうございます。
今月から、インサイドヘッド2が上映中ですね。
昨夜、インサイドヘッドを観ていました。
感情が擬人化され、視覚化されていて、
子どもも、大人も楽しめる映画と思います。
映画タイトルが、
邦訳は、「インサイドヘッド」とされてますが、
原題は、「Inside Out」であることが、興味深いなと思うところです。
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印象的だったシーンは、
(ネタバレ含みます。ご容赦を)
ビンボンが大切にしているほうきのロケットが、
記憶のゴミ捨て場に捨てられてしまって、
ビンボンが嘆き悲しんでいるところ、
ヨロコビがビンボンに気持ちを切り替えさせようと何を言っても、
ビンボンは変わらなかったのに、
カナシミがビンボンに寄り添うことでの、
その後ビンボンの変化があったところです。
物語の小さなワンシーンであるのですが、
わたしはとても印象に残りました。
そもそもカナシミなんてない方が、
いいんじゃなくて、
人生がヨロコビだけで出来ているのでもなくて。
カナシミを味わうことが、どれだけ貴重であることなのか。
主人公の記憶にしっかり残る思い出も
ヨロコビがよくて、カナシミは絶対ダメ(大切な思い出に触らないで!と何度もヨロコビに言われる)という、最初のあえての描き方も、
とても興味深く。
そして、ラストシーンはこの大切な思い出が、
また違った感情の描かれ方しているので、
そこは、まだ観てない方は、ぜひ見てくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。