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【まんが少年日々記】63話 めじろをかちみるにはむちに〜【コラム】
必需品で捕獲の要とはこれぞ!
メジロ取りの必需品で要となるのは、このチョー強力な粘着質のむちにー(鳥もち)。
その性質が商品の名称そのままだった。そう、ネバネバの餅だ。
竿の先端に付けてメジロを突くと、むちゃむちゃっとくっつき剥れないので鳥への捕獲番長だった。
「今日はだっくゎーる(くっつく)」と、満身の意気込みを爆発させメジロ取りに挑む。
狙いをさだめ素早く足元を突く!
しかし、手元がわななき、思いもよらぬ興奮で竿の暴走。
ヒエ〜ッ、やめて、とめて、ぶってー!
むちにー(鳥もち)は辺りの葉にくっつく。
くっつき、くっつき、くっつきのリフレーンがつづく。
トホッ、かくして制御不能な竿には、千切れた葉っぱの大収穫祭。
はたまたかくも似たり大漁旗もどき。
見るも無残、残念、絶句、へたれの汗はとめどなく流れて意気消沈。
「あっがや〜、にいにいよーひぇったくそちがうか〜」
(なんだよ〜、兄ちゃんってへたくそじゃないか〜)
弟のセリフが、むちにー(鳥もち)の如くちぶるにだっくゎーっる(頭にくっつく)。
そしりはかくして、後の狩りで強迫観念という魔物に化けた。
小さな狩人の魂に消えざるトラウマというヤーチュウ(焼印)として残るのであった。
ふぅ〜。人の言葉は、むちにー(鳥もち)より粘質で因質だ。
いつまでも心から剥れようとしない…。
トホッ、だれか〜爽やかな叱咤激励をくれ〜。
格言 失敗は記憶から剥れない、むちにー(鳥もち)。
それでは、、またのご訪問をお待ちしております。
今日は、ありがとうございました。拝
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