2025介護士不足の問題点【まとめ】
介護士不足の問題点として、人材育成、人間関係、人員基準、賃金、お金、虐待対応等について書いて来ました。
実際のところ、介護士を悩ませる内容はもっとあります。
ただ、全部書いているとなんだか辛いだけの仕事になってしまうので、ここでやめました😊
本来はやりがいのある素晴らしい仕事ですから。
上記に書いた介護士に向いている人は、いろんな問題点が見えてしまいます。
視野が広く、観察力があるからです。
また真剣に利用者さんのことを考えているからです。
いくつか挙げた問題点は、利用者さんのために働きたい職員にとっては辛いもので介護業界からの撤退を考えても仕方ないような問題点です。
特に今の時代、自分の主張や権利を逆手に取る部下も増えてきました。
その主張を確認もせず、管理職たちに責任を押し付ける会社もあります。
ハラスメント問題にはすぐに反応するのに、虐待案件にはきちんと取り合おうとしない会社もあります。
ケアを作業のようにする会社もあります。
管理者や責任者をしたくないと職員が言うのも仕方のないことです。
また私が介護業界に入った頃に比べ、ご家族の様子も変わってきました。
10年前は、感謝をしてくださるご家族が多かったものの、今は「仕事だから当たり前」「お金払ってるんだから」と言う方も増えましたし、年に数回様子を見にくるかどうかという方も増えました。
確かに仕事です。
ご家族の生活を守るため、体を休めるため、旅行に行ったりする時間を作るためと様々な観点から家族を支える介護士ですが、人員不足のために自分のプライベートや時間を犠牲にしているのは事実です。それでも足りない事業所もあります。
人員不足を起こさないために、問題ある職員を残さざるを得ない。そうした人が増えていくという事実もあります。
取り巻く環境は段々厳しいものになっています。
それでも、介護の仕事が好きだという介護士はたくさんいます。
明日の利用者さんの笑顔のために、いろんなアイデアを考えている介護士もいます。
介護を長く続けられるよう、体に負担がかからない介護技術を教えてくれる介護士もいます。
利用者さんの最期の時を一緒に笑顔で過ごしたいと、関わっている介護士もいます。
それぞれが様々な思いを抱え、頑張っています。
私はこうした問題に押しつぶされ、今は一時的に介護業界から離れています。
介護の仕事が好きだっただけに、気持ちが潰れてしまいました。
でも、、気持ちの整理がつけばまた戻りたいと思っています。
偉そうに言える立場ではありませんが、頑張る介護士たちが、集中して、楽しく仕事に取り組めるよう、業界全体、また関わるご家族や全ての人の理解がもっともっと深まっていけば幸いです。