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シリーズ アフターコロナ 第1【雇用】

新シリーズ アフターコロナとして最初に雇用について書きたいと思う。

新型コロナウィルスによって世間ではSOCIALDISTANCEや三密など盛んに言われてもはや今後のトレンドになってるのが現状。それでもウイルスと経済の両立を鑑みてやはり経済活動をしないと関連死が増大するリスクもありそれは実際に起きてる。しかしこのコロナと雇用には報道ベースでは報じられてない事実がある事はご存知だろうか?

ステイホームなどでデリバリーやネットショッピングなど急速に利用する人も増えて街中でUberEATSや出前館などの宅配を見かける機会も多いだろう。さらにAmazonを筆頭にネットで買い物するユーザーも増えて物流センターは稀に見る活況である。

ところがそういった所でさえ求人が出ず失業率は悪化する一方な事に違和感を覚える人も多いのではないだろうか?特に派遣労働者を代表する非正規雇用の労働者の失業が深刻である。実はこれは派遣業界とカスタマーとの関係に原因がありさらに言えばここに感染症の厄介な本質があるのです。

特に登録型派遣を代表するスポット要員を要請する場合カスタマーは派遣会社へオーダーするのだが実際は誰が来るのかはカスタマーにはわからない。(性別や年齢など指定するのは基本的に男女均等法で禁じられてる)そして受けた派遣会社側もその日に来れる人間をリストアップして派遣するだけで実際はその人の当日の体調や体力などに関してはタッチしてない。これはとある場所で実際にあった話だがそうしてやってきた派遣労働者が実は当日発熱しており本来であれば休むべきであるのだが、休業補償などの手当てがなく出勤しない限り現金収入を得られる術がない状態なのでその旨を派遣会社にも報告せず出勤した。
その結果やはり体調が悪いことを現場の人間が察知して、ひとまずその人を帰らせたがその後その労働者が派遣会社から促されたPCR検査により陽性である事が判明。そして濃厚接触者調査の為その現場へ保健所から連絡が来る。当然カスタマーの現場は大混乱で数十人が濃厚接触者として自宅待機と検査する事になり現場は数日間稼働停止となった。

この出来事が他の地域でも頻繁にあったせいで「例え繁忙期としてももう派遣労働者を使うのはしばらくやめよう」という事になりその結果派遣労働者の仕事が激減する事になったのが実は本当の理由である。

アフターコロナではどうなる?

おそらく今まで通り派遣労働者を利用する事は難しくなると予想出来る。しかし直接雇用となると膨大な人件費が嵩み利益も生み出せなくなり業績も悪化するジレンマと繁忙期に社員や直接雇用の労働者の環境が悪化するしそこから労災へ発展するリスクも伴うので正直どの業界も頭を悩ませているのが現状。

すると今後は派遣会社が労働者を派遣する際にPCR検査と陰性証明書を提出した上で、その人を派遣する事が可能になる形になると思われる。その費用は派遣労働者に払わせるのは不可能なので全額派遣会社が負担することになるだろう。今後はそのコストを払えるか払えないかで…

派遣会社の淘汰が始まる

派遣労働者と派遣会社はある意味ギブアンドテイクなので今後もこの形態の労働関係が消えることはないと思うが派遣会社は例えスポット要員であれどきっちり労務管理を負う義務は求められるだろうし、急な体調不良でも休業補償をつけて現金収入の維持を確保する事も求められると思う。

そして派遣業界以外でも従業員の体調管理はもちろん今後将来的な生産の動向やコストやそれに伴う利益計算など常に目を配らせみんなで共有する事が必要になるかと思う。そしてコスト増は避けられずそれは顧客に価格転嫁させるのは仕方ないがそれに見合う"質" を提供出来るかが今後アフターコロナを生き残れるすべではないだろうか?

アフターコロナとは全ての立場の人間がゼロ地点に置かれ道のない荒野を歩く事に等しい。私の意見も根拠はない話だがひとつの参考になれば幸いかと思ってます。

他に様々な雇用についてはあるが主に目に見えない末端の派遣業界とその取り巻く環境に絞って書いてみました。

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