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無と海原

今日もなんもやる気持ちになれないが、なんとなく有意義なことをしたくて、夕方4時に這い出して海に行く。

白バラコーヒーが無性に飲みたく、道中コンビニに寄り買う。190円也。

ちょいドライブして海に着く。曇天。大海原。

海岸の真ん中から端までなんとなく歩く。爆風で耳が痛くなる。車に退散し、フラットにした後部座席に腰かけて気が済むまで海を眺めた。

無である。会社のこととか、仕事のこととか考えてしまうが、だいぶ無であった。

まわりにだれもいないので、なんとなく音楽を流しぼーっとした。

最高すぎたのでもう少し暑くなったら退勤後にまたいこうとおもう。


こんところ人生のいろいろを放り投げてあらゆる関係を休眠(という名の断絶)をし仕事と生活と無を享受している。

いつまで続くか分からないし、もちろんいつか辞めなければならないのは分かっていた。

分かっているからこそな~~~んもやりたくなくなってしまう。

社会へのすまなさが今日も降り積もりなんもできない自分にげんなりするが、来週もとりあえず仕事に出るほかない。

やるべきことがあるのは無気力のかたまりと化したわたしにとって救いである。

つまらん大人になってしまった。


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