あのキャラが退場…「13の理由」シーズン3感想 ※ネタバレあり
「海外ドラマフレンズ」は、海外ドラマ好きの26歳女性と29歳男性が海外ドラマについて自由に楽しく語るアカウントです。YouTubeやポッドキャストで音声配信もしてます。今回は「13の理由」シーズン3の感想を話してみました。
過去シーズンについてはこちら↓↓
Rotten Tomatoesで酷評されてる件
あまり世間的な評判を気にせずに見ていたが、改めてRotten Tomatoesを確認していたら、、、評価がシーズン1からどんどん下降していき、シーズン3は10%となかなかの低評価。まあ、わからなくもない感じ。感想は以下の通り。
今回のテーマは「罪」と「償い」
ひとりのキャラクターを多面的に描くことがこのドラマのいい部分。その点で、シーズン3ではブライスにスポットライトがあたるのは、非常によかった。
そもそもブライスが犯した罪が重すぎるので、この扱いが大変難しく、考えさせられる。許されることは一生ないかもしれないが、罪とともに生きていくことはできる。このあたりの問いかけは見事。
また、ブライスのことを知らないアニという新キャラが登場し、彼女の視点が追加されることで、彼をもう一度フレッシュな目線で追いかけることができる。こういった仕掛けもさすが。
さらに、ブライスとモンゴメリーという非常に嫌なキャラ2人が死ぬシーズン3。2までの悪行を見ていた我々は退場してほしいと切に願ってしまったわけだが、彼らの死は製作者側からの「はい、殺しましたけど、いかがですか?すっきりしました?」という挑発にも感じられる。はっとさせられた。
テーマを詰め込みすぎ
銃乱射事件にドラッグ、移民問題などなど詰め込みすぎに感じた。リアリティが魅力のひとつだったはずなのに、現実離れしてしまった印象だ。丁寧さが失われてしまったのかもしれない。
また、ストーリー展開やテーマが優先され、キャラクターが都合よく動き回るようになってしまった。脈絡なく行動するシーンが散見されてしまったのがもったいない。
クレイも突然幼稚な行動をとったり、ブライスがシーズンをかけて成長したはずなのに元の悪人に一瞬で戻ったり、などなど細かく挙げていくとキリがないが、少し見ていて違和感を感じてしまった。
次のシーズンでラスト。一体どうなるんだ⁈
このシーズンでは、ついにいつものメンバーが共謀して殺人の隠ぺいという犯罪行為に手を染めてしまう。彼らの人生はもう後戻りできないところまで来てしまった。もう今までみたいな共感はできないと思う。
かなり積み残しというか、疑問が残る内容だったので、きっと次で回収し、素晴らしいラストを迎えてくれる。そう期待したい。
音声でも話してます↓↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?