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【ゲームオブスローンズ】スカッとする死亡(復讐)シーンについて

「海外ドラマフレンズ」は、海外ドラマ好きの26歳女性と29歳男性が海外ドラマについて自由に楽しく語るアカウントです。YouTubepodcastで音声配信もしてます。今回は『ゲーム・オブ・スローンズ』といえば!の”スカッとする死亡(復讐)シーン”についての感想を話しました。ネタバレにはご注意ください。

ラムジー・ボルトン(落とし子の戦い)

シオンを廃人したり、リコンをジョンの目の前でひどい殺し方をしたり、ゲースロ界でも屈指のゲス野郎ことラムジー・ボルトン。彼がついに物語から退場したエピソードは、全シーズン中でも屈指のスカッと具合でした。

野人や北の諸名家たちと合流したジョン・スノウらスターク家は「落とし子の戦い」で、ついに憎きラムジーと対峙する。数で圧倒するボルトンの軍勢に、絶体絶命まで追い詰められるジョン。そこへサンサが呼び寄せた谷間の騎士達が到着し、大どんでん返しで勝利を手にする。なんて爽快なシーンなんだ。そこからジョンが逃げるラムジーを追いかけ、素手でボコボコに殴る。あの拳は視聴者の気持ちを全てを代弁していたんじゃないでしょうか。

そのあと、ラムジーに散々痛めつけられたサンサがとどめをさす展開もグッときます。しかも犬に食わせる、というやり方もたまらない。最後の最後にニヤッとするサンサ。完璧な復讐でした。

リトル・フィンガー

数々のポイントで人を操り、暗躍していたリトル・フィンガーことピーター・ベイリッシュ。彼もなかなかの死にざまでした。

そもそもキャトリンへの執着心が強烈なリトル・フィンガー。歪んだ愛情の末にその娘のサンサを源氏物語的に育て、手に入れようとする。しかし、なんの皮肉か、そんなサンサに殺されてしまいます。それの何がいいって、人を騙してばかりだった彼が逆に騙される、という流れです。

サンサを思い通りにしたいリトル・フィンガーは、彼女とアリアを仲たがいさせるため、お互いが北の王の座を狙っているかのように思い込ませる巧みな嘘を重ねます。そしてついにサンサが騎士達を一同に集め「ここに裏切者がいる」と宣言。ここまでは視聴者含め、サンサがアリア(=裏切者)を処刑してしまうんだ、とミスリードされるはず。しかし、その裏切者とはリトル・フィンガーのことだったのだ!というどんでん返し。うわ!すごい!リトル・フィンガーを出し抜くほど賢くなったのね、サンサ!というのも相まって、強烈なシーンでした。


ウォルダー・フレイ 

アリアが、キャトリンとロブの復讐を果たすという爽快シーン。ウォルダー・フレイはゲースロ界でも有数の最低キモ男。というかロリコン。そんなくそじじいを、ジャクェン・フーガー(顔のない男)の元での修行の末、変身能力を身に着けたアリアが妻のふりをして殺害。アリアがあの能力を最大限に発揮する唯一の見せ場、という意味でも圧巻でした。アリアの殺したいリストにもずっと載っていた男でしたし、復讐を果たした達成感がありましたね…。

サーセイ、建物ごと憎い奴一掃

サーセイの悪役キャラが最大限発揮されていたのが、大聖堂爆破シーン。当時キングスランディングにいた敵を文字通り一掃しました。

トメンを奪われたり、贖罪の道を歩かされたり、とにかくサーセイの邪魔ばかりするハイ・スパロー一味。そんな彼らに、ただ黙って言うこと聞くだけでやり返さないなんて、らしくないぞサーセイ、とは思っていました。でもまさか建物ごとワイルドファイアで爆破し、タイレル家含めて全員殺すとは思いませんでした。その大胆さ、さすがサーセイ。さらに生き残っていたセプタをマウンテンを使って蹂躙するというやり方も、抜け目のない悪役っぷりです。

ただ、マージェリーが死んだことで、トメンまで自殺してしまうのは悲しかったですね(すっと音もなく城から飛び降りる姿は、彼にとって一番の見せ場だったでしょう…)。ここでキャラがだいぶ整理されて、そのあとちょっと見やすくなりましたね。

タイウィン・ラニスター / シェイ

「小人はみんな、親からすれは"落し子"だ」と自らジョンに吐露するように、ずっとタイウィンから酷い扱いを受けてきたティリオン。お前のせいで母親は死んだ、みたいないちゃもんまでつけられてます。

さらにひどいことに、ジョフリーを殺害した疑いで、タイウィンはティリオンに死刑宣告までします。父親から殺されるなんてまさに悪夢です。

死刑が決定したティリオンをジェイミーとヴァリスは逃がそうとしてくれます。しかしティリオンは逃げる直前、わざわざタイウィンに会いに行く。悪いことは重なるもので、なんとティリオンが愛していた娼婦・シェイがなぜかタイウィンのベッドに。シェイまで寝取られて悲しみが止まらないティリオンは、大声をあげようとするシェイを黙らせるため絞殺し、そのままトイレにいるタイウィンのもとへ直行。ボーガンでタイウィンを撃ち殺します。

ついに復讐が果たされる、それについては爽快でしたが、ティリオンを想うとつらい展開でした…。

ジョフリー・バラシオン

ゲースロ内でも最も嫌われていたのでは?というくらい悪役が板についていたジョフリー。小人に趣味の悪い演劇をさせたり、ティリオンに酌取りをさせたり、とにかく死ぬ直前まで最低なふるまいを見せていたわけですが、最後は毒殺。目を見開いて泡をふき、顔が紫になっていく、というなかなかグロテスクなラストは圧巻でした。

しかし見事にずーーーっと嫌な奴だった。それに関してはあっぱれのひとことです。

ハウンド vs マウンテン

クレゲイン兄弟のラストもなかなか。実はシーズン1からずっと登場していた因縁の二人。ほぼ最終話でふたりの対決が登場する、ということは製作陣もお気に入りのキャラクターだったのかな?なんて思います。とにかく強い二人が命を削って戦うサマに、なんだか感動してしまいました。

アリザー・ソーン

こいつも嫌なやつでした。ずっと偉そうにして(しかも根拠もなく)、ジョンたちをいびり続け、なんならジョンを一度殺してしまうわけですが、そんないじわるおじさんがついに死ぬ。しかもジョンによって。これはかなりスッとしました。

音声でも話しています↓


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