「やりたいこと・得意なことが見つからない」に対する具体的な対策と 僕の参考実例
「やりたいことが分からない」という大人は多いようです。
例えば、こちらは中田敦彦さんの「やりたいことの見つけ方」という動画のコメント欄。100人単位で、やりたいことが見つからなかったので、タメになるというコメントで溢れかえっています。
小さい頃から、
・ゲームばっかりやっていないで、勉強しなさい!
・良い大学に行って、良い会社に入りなさい!
自分のやりたいことを抑え、周りに強制されたことをやり続けてしまった結果、「好きなことをやりなさい!」という自由を与えられた途端に何をすれば良いかわからなくなるのではないでしょうか?
僕自身、勉強漬けの日々を過ごし、大企業に就職しました。10年以上前のこと。
ホワイトな大企業に就職したは良いものの、定時に仕事を終えても「何をして時間を潰せばいいか?」わからなかったのを覚えています。土日にはアルバイトもできない、学校もない、サークルや部活動もない。時間を持て余す感覚。
さて、この退屈な状態を脱出した今日からできる、具体的な方法を紹介します。
具体的ステップ
パスポートサイズの手帳に以下のタイミングでメモを取る。
・感情が動いたこと。
嬉しい、楽しい、ウザイ、めんどい、つらい、悲しい。
・SNSやテレビをみて、やりたいと思ったこと。
行きたい、見たい、食べたい、乗りたい。
・書籍、テレビで見た「刺さった」言葉。
僕の場合は、以下のような日記になります。
スマホの場合、SNSの誘惑には勝てないし、図を書き込むのが手間なので、紙にして下さいね。いくつか補足を加えると、
①人と話す、英語で話すの好きかも
⇨宿泊先で韓国人と同室になり、英語を話していると「楽しい」と感じた。(学生時代に勉強したことが「活きている」感覚が嬉しかったのかな?)
②知覧特攻隊 10代で終わりについて考える。
⇨鹿児島県の特攻隊の記念館を訪れました(卓球の早田ひなさんが言及していた施設)。「3ヶ月以内に死ぬ」それが分かっている10代の子がどのような心境だったのか?想像して涙したことを覚えています。
③島根、阿智、淡路島
⇨SNSを見ていた際、出雲大社、日本一星の綺麗な長野県阿智(あち)村、淡路島に行きたいと思ってメモ。それから半年以内に、島根と阿智村に行ってきました。
④記憶のトリガーってすごい。臭い、視覚
⇨長崎県の雲仙市を訪れた際、硫黄の臭いが立ち込めていました。硫黄の臭いを嗅いだ瞬間「箱根温泉と同じ臭いだ!」卒業旅行の思い出が蘇ってきました。視覚、嗅覚、味覚で脳の奥底の記憶が蘇るんだ!とびっくりしてメモ。
⑤知識のシェアリングこそやりたいこと?
⇨1つだけ大きな文字、緑色ですね。学生時代、新卒の頃のことを思い出して、あれこれ知識を共有していることに気づいた時です。
左上には「23. 10. 7」とあります。日記という「記憶のトリガー」があれば、1年前の出来事でも、なぜこのメモを残そうと思ったかや、当時の光景を思い出すことができます。(卒業文集、卒業アルバムを見れば「あんなことがあったな〜」と思い出せますね。)
さて、3ヶ月も続けると、自分の好きなこと、嫌いなこと、楽しいこと、よく褒められることなどなど。たくさんの気づきがあります。
僕の場合は、
・学生時代、人に教えるのが楽しかったな。
・就活が終わった時、後輩向けに色々と情報をまとめていたな。
・新卒の会社では、読んだ本の感想を共有していたな。
etc
自分の考えをまとめて人に共有するのが得意で、好きなことに気づきました。ということで、本を書きました😇 #PR
主に以下の3つのグループの方々に特にお薦めします:
1. ライスワークをしていると感じる、20〜40代の会社員。
今の仕事が生活費のためだけだと感じてはいて、不安やモヤモヤの種が分からない方。モヤモヤの正体を解説しており、対応策を考えることができます。
2. なんとなく就活する必要性を感じている大学生。
大学に合格して、なんとなく通っているけれど、バイトにサークル三昧。自分が何が好きで、どんな会社に就職すれば良いか分からないという方。僕自身の就活や転職の実話も込みで、どのようにしてやりたいことを見つけていけば良いか?現実的な方法を知り、明日から実践できます。
3. 高校生以下のお子さんを持つ親御さん。
子供に『良い大学に行って、良い会社に就職して欲しい』と願っている方。東大院卒無職の経験をもとに、「何のために?」大学を目指すのかを一緒に考えましょう。AI時代における、従来型の受験勉強の弊害とその対策としてお子さんの可能性を広げる方法が分かります。
1章|好きの種と得意の種
1_1 才能と環境のかけ算とは?
1_2 昔のあなたに聞いてみよう
1_3 好きと得意を見つける具体的手順
1_4 子供のために、今できること
1_5 褒めるよりも大事なこと
2章|SNS ✕ AI時代の大学進学の価値とは?
2_1 偏差値が見せる幻想と、燃え尽き症候群
2_2 間違った「選択」をしないために
2_3 受験勉強の先にあるAI時代の落とし穴
3章|実は不安定。会社員こそ安定という洗脳
3_1 ホントに地球は動いている?
3_2 会社員になれという洗脳
3_3 ライスワーカーの矛盾
3_4 中学生でも得意なことで稼げる!
3_5 お金の稼ぎ方を分類してみた
3_6 時給0円でも働く理由
4章|お金は悪者という勘違い
4_1 お金は嫌いだけど、欲しい。矛盾している理由
4_2 お金が存在しない世界は不便
4_3 お金持ちは悪いことをした人?
4_4 お買い物が作る未来
4章 まとめ
5章|限られた時間をどう使うか?
5_1 退屈と孤独の紛らわせ方
5_2 人の役に立つということ
5_3 人生を充実させる方法
後悔していること
良かったこと
こんな子育て良いのでは?