総合型選抜の志望理由書や自己PR、調査書の配点について

明記している大学もあるんです。
けど、そうではない大学が一般的ですね。

配点


だいたいの配点を書いておきます。

書類100点、面接100点
書類の内訳は志望理由書 60点 自己PR 20点 調査書 20点

選考が二回に分かれている場合は、
第一次選考
志望理由書 50-60点(志望動機20点、本学で学ぶ内容20-30点、将来ビジョン10点)
自己PR 20点
調査書 20点(学校推薦ではもっと高くなります)

第二次選考 総合評価で志望理由書、調査書も再評価
今回は志望理由書 10点
今回は調査書 10点
基礎学力テスト 10点-20点
小論文や課題レポート 20点-40点
面接 40点-60点

または
第一次選考
志望理由書 20点-30点 活動報告書10点 調査書10点
事前提出の小論文や課題レポート 50点
第二次選考 書類は再評価しない
面接100点

または
第一次選考
志望理由書 20点-30点 活動報告書10点 調査書10点
第二次選考 書類は再評価しない
小論文か課題レポート30点-40点 面接40点-60点

調査書

調査書は評定平均、出欠席、特記事項の要素を持っているんです。
高校が発行する調査書は、文部科学省が指定したフォーマットで書かれるので、どこでも同じです。
けど、あなたが誰にも知らせずに漢検一級を取っていたとして、担任が知らなければ、調査書に書かれることはありません。書いてほしいことを生徒が伝える学校もあるし、担任が知っていることだけを記す学校もあります。だから、なるべく早く担任に連絡をして、これを書いてと伝えておきましょう。卒業生の場合、担任がもういないかもしれませんが、学校には伝えましょう。卒業して5年以上経過すると、廃棄していいことになっているんですけど、その場合は教育委員会に言えば、大丈夫です。

調査書は一般的には評定平均のみを判定に使うんです。
私立大学の場合、公募制の学校推薦型選抜では、調査書を点数化するかしないかを選べて、両方に出願できる大学もあります。
指定校制の学校推薦型選抜では、出願基準に欠席日数を設けている大学もあります。そこも見ておきましょう。そもそも推薦する人数が決まっているので、同級生の成績を上回ったり、情熱を示さないといけません。

一般選抜の調査書は、卒業見込証明書として、または本人確認のためです。合否ぎりぎりの場合に、調査書次第で拾ってくれることもあるそうです。

2022年度からの学習指導要領では、「知識・技能」「思考・表現・判断」「主体的に学習に取り組む態度」についてABCを付ける観点別評価が導入されているんですけど、点数化はされていません。

特記事項がない人

調査書では評定平均と出欠席だけを参考にする大学がほとんどです。調査書の配点が書かれていない大学はわからないんですけど、特に活動履歴などを重視する大学では、特記事項も大切です
特記事項のだいたいの相対的な配点を記します。
「特別活動の記録」及び「指導上参考となる諸事項」に記載されている事項
担任が作成する際に特記事項なしの場合でも、生徒としては評価してほしいというものは、活動履歴や志望理由書に書きましょう。
活動実績系(調査書に書かれることもあります) 
・校内課外クラブ活動 1点 2年以上同クラブ継続ならば、 2点
・校外サークル活動やボランティアなど社会活動 1点 2年以上継続ならば、 2点
・海外留学経験 短期2点 長期3点
・都道府県大会 出場 1点、 入賞表彰 2点、
全国大会 出場 3点 全国大会で入賞表彰 4点
・演奏会 発表会 展覧会 文学賞の出演、出展、出品 1点 
 入賞表彰 2点 全国大会レベルならば 出場3点 入賞表彰 4点
例えば、三田文学の佳作なら4点、数学オリンピック出場なら5点。

リーダーシップ系(調査書に書かれることもあります) 
・ 生徒会、文化祭、体育祭の会長・実行委員長 4点、副会長・副委員長3点
・ クラス、ホームルーム、部活動、クラブの委員長・主将・部長・代表2点
・ クラス、ホームルーム、部活動、クラブの副委員長・副将・副部長・副代表1点
・上記以外に、リーダーシップを有することが確認できる記載 1点
例えばアルバイトのリーダー、アイドルグループ活動のリーダーなど。


資格系(生徒が報告しないと調査書には書かれません) 
同じ検定を複数級持っている場合は、上位級を評価する
例えば、英検3級と英検2級があれば、英検2級だけ
・情報処理推進機構 情報処理技術者
応用情報技術者以上 7点  基本情報技術者 5点  ITパスポート 3点
・ 日本商工会議所 簿記2級以上 5点、3級 3点
・全国商業高等学校協会 簿記1級 4点、2級 3点
・ 日本漢字能力検定  2級以上 3点 準二級 2点
・ 実用英語技能検定 1級 10点、 準1級 7点、2級 3点、準2級 2点
・その他のスコア1点、他の外国語の検定は一級レベルなら7点以上、歴史検定一級が4点くらい(ただし史学科でしか評価されないかもしれません)、柔剣道などの有段者 1点(スポーツ系学部は師範に加点)、茶道華道の師範 4点

例えば、調査書が100点だとすると、
評定平均がストレート5、つまりオール5の場合には、十倍して50点です。
それから欠席などがあれば減点されます。
そして、特記事項で加算されます。たぶんすごい人で25点くらいが限界なので、二倍すると思います。
文化祭の実行副委員長で3点、部活の主将で2点、部活を三年続けて2点、外でボランティアを二年続けて2点、部活で県大会レベルで1点、英検二級で3点、漢検二級で3点、16点ですね。これを二倍すると32点です。
合計が82点ということです。

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