世界史探求 テーマ別の参考文献リスト15 移民と難民の歴史
移民は自発的/内発的、難民は非自発的/外発的という動機の違いがあります。
「人類の起源」(中公新書.2022年)
「移民の世界史」(ロビン・コーエン.東京書籍.2020年)先史から現代まで
移民
「移民国家アメリカの歴史」(岩波新書.2018年)
「アメリカ合衆国と中国移民」(名古屋大学.2012年)
「移民から見るアメリカ外交史」(ダナ・ガバッチア.白水社.2015年)
「黄禍論 百年の系譜」(メチエ.2020年.)
「アメリカの排日運動と日米関係」(朝日選書.2016年)
「近現代イギリス移民の歴史 寛容と排除に揺れた200年の歩み」(パコニスパナイー)
「シャルリーとは誰か 人種差別と没落する西欧」(Eトッド.文春新書)
「揺れる移民大国フランス」(ポプラ新書)
「アッラーのヨーロッパ」(内藤正典.1996年)
「西洋のムスリムとイスラームの未来」(2004年)
「最底辺」(ヴァルラフ.岩波)西ドイツの暴露系ジャーナリストであるヴァルラフさんが、カツラや色つきコンタクトレンズでトルコ人のふりをして、移民労働者たちの生活世界に潜入したルポです。
「イスラム化するヨーロッパ」(新潮新書)
「移民」(ミネルヴァ)
「移民受け入れの国際社会学 選別メカニズムの比較分析」(名古屋大学)「顔のない遭難者たち」(移民、難民、遭難死去3万人 2023年)
「西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム 」(ダグラスマレー.東洋経済.2018年)
「現代ヨーロッパと移民問題の原点 1970代 1980代 開かれたシティズンシップ」(明石書店.2016年)
「ロマ民族の口述伝承」(三一書房.2023年)
「抵抗する都市」(岩波書店.2001年)ナイロビにおける移民のゆるやかなネットワークを研究した本です。
「オーストラリア移民政策論」(中央公論事業出版)
「フィリピン近現代史のなかの日本人 植民地社会の形成と移民・商品」(早瀬晋三.2012年)
「華人の歴史」(リンパン.みすず書房.1995年)
「華僑・華人を知るための52章」(山下清海.明石書店)
「華僑」(斯波義信著、岩波新書) 東南アジア2100万人、米国100万人、その他300万人で、2500万人いるといわれている華僑の歴史を、東南アジアを中心に描いた本。
「華僑コネクション」(新潮選書.1993年)
満洲移民
「人びとはなぜ満洲へ渡ったのか-長野県の社会運動と移民」(小林信介)「凍土の碑 痛恨の国策満洲移民」(教育報道社.1981年)
「満蒙開拓青少年義勇軍」(青木書店.1987年)
「満州開拓史」(満州開拓史刊行会)
「満洲開拓史増補」(全国拓友協議会.1980年)
「満洲女塾」(杉山春)開拓のために海を渡ってきた男達の妻の養成を目的とした、「開拓女塾」と呼ばれた施設があったそうです。
「大陸の花嫁」
「中国農民が証す「満洲開拓」の実相」(小学館.2007年)
「満蒙開拓団」(加藤.岩波現代文庫.2023年)
「二〇世紀満洲歴史事典」(吉川弘文館)
難民
「遠すぎた家路 戦後ヨーロッパの難民たち」(ベン・シェファード)
「戦争の現場で考えた空爆・占領・難民」(熊岡路矢.彩流社.2017年)ヴェトナム、イラク、パレスティナなど
「シリアから来たバレリーナ」(キャサリン・ブルートン.)シリア人の少女アーヤは、イギリスに来て、母を支えながら赤ちゃんの弟と難民支援センターに通っていると、バレエ教室を見つけてという小説です。
「シリア難民」(パトリックキングズレー.ダイヤモンド社.2016年)
「君とまたあの場所へ シリア難民の明日」(安田菜津紀.新潮社.2016年)
「北朝鮮難民」(講談社)
「インド・パキスタン分離独立と難民――移動と再定住の民族誌」(中谷哲弥.現代企画室.2019年) バングラデシュの事例を挙げる本です。
「ミャンマー 難民キャンプ潜入記」(高陵社書店.2008年)
満洲
「満洲難民」(幻冬舎.2015年)主に半島北の小村疎開民
「敗戦後満州から日本へ」(島順子文芸社)
「14歳 満洲開拓村からの帰還」(澤地久枝.集英社新書)
「たった一人の引き揚げ隊」 10歳の少年」(角川.2020年)
日系移民
「越境者の政治史 アジアの日本人」(塩出 浩之.名古屋大学出版会.2015年)北海道、樺太、ハワイ、満洲、南北アメリカへ と送り出された日本人移民たち。
「ハワイ日系移民の教育史」(ミネルヴァ)
「日系文化を編み直す」(ミネルヴァ)
「越境と連動の日系移民教育史」(ミネルヴァ)
「日系カナダ移民の社会史」(ミネルヴァ)
「引き裂かれた忠誠心」(ミネルヴァ.日系カナダ人)
「ブラジルの光、家族の風景」(大野治雄.サウダージブックス.2016年)1927年に渡った移民のことです。
「ブラジル日本移民史年表」(サンパウロ人文科学研究所.1997年)
「移民と日本人 ─ブラジル移民110年の歴史から」(深沢正雪.無明舎出版.2019年)
「蒼亡民」(石川達三)
「海を渡って」(写真集.鶴崎もゆる(燃))
「在日朝鮮人 歴史と現在」(岩波新書)
「朝鮮と日本に生きる」(金時鐘.岩波新書.2015年)
「台湾生まれ 日本語育ち」(温又柔.白水社.2018)
日本への移民
「自治体がひらく日本の移民政策 人口減少」(明石書店.2016年)
「隣人のあなた 「移民社会」日本でいま起きていること」(安田菜津紀.岩波.2022年)ジャーナリストによる、現状を示した本です。
「自治体がひらく日本の移民政策 人口減少」(明石書店.2016年)
「国家と移民 外国人労働者と日本の未来」(鳥井一平.集英社新書.2020年)
「移民還流 南米から帰ってくる日系人たち」(2008年)
「難民問題 中東EU日本」(中公新書)
「在日外国人 法の壁 心の溝 第三版」(岩波新書)
「となりの外国人」(芹澤健介.2019年.マイナビ新書)日本に暮らす外国人の状況、2019年に施行された改正入管法、地方自治体の取り組み
「コンビニ外国人」(芹澤健介.新潮新書.2018年)外国人留学生の実態に迫ったルポ
「厨房で見る夢 在日ネパール人コックと家族の悲哀と希望」(ビゼイ・ゲワリ.2022年)ネパールから来日したコックとその家族が直面する言葉・仕事・健康・教育の問題。
「それはわたしが外国人だから?-日本の入管で起こっていること」(安田菜津紀.金井真紀.2024年)
「カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」」(室橋裕和.集英社新書.2024年)
「ルポ入管」(ちくま新書.2020年)
「やさしい猫」(中島京子.中公.2021年)シングルマザーが出会ったのは、優しい年下の男性。入管を巡る小説です。
「ルポ 技能実習生」(ちくま新書.2020年)
原発難民(国内避難民)
「福島原発難民1971-2011」(若松丈太郎.詩とエッセイ。コールサック社2011年)
「原発難民 放射能雲の下で何が起きたのか」(PHP新書.2012年)
「フタバから離れて 避難所から見た原発と日本社会」(2012年)
「ルポ 母子避難 消されゆく原発事故被害者」(岩波新書.2016年)
「原発棄民フクシマ5年後の真実」(日野行介.毎日.2016年)
「原発避難者の声を聞く」(岩波ブックレット)
「なぜわたしは町民を埼玉に避難させたのか 双葉町」(井戸川克隆、 佐藤 聡.2015年)
「自治体再建 原発避難と移動する村」(ちくま新書)
「奪われた暮らし 原発被害の検証と共感共苦」(日経.2023年)
日本では同性の結婚が認められないということで、カナダに申請して難民として認定された日本人の方もいました。政治的抗争、経済的、治安面など、人権が侵害されると、移民、難民という存在になってしまうのが人間です。
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