第39話 怪談『テーマパーク』(バス・お題 『ハロウィン』)
最近はハロウィンで仮装は定番になってきましたね。
私もハロウィンでは友達とテーマパークなどに行き、楽しんだりもします。
5年前の事になります。
その日も友達とハロウィンで仮装をしに、とあるテーマパークにきました。
ひとしきり、遊んだ後、夜になり、仮装をする事に、その後は、ゾンビの衣装を着た人達がダンスホールで踊ったり、外ではゾンビが至るところで徘徊してたりと凝ったイベントが多かったですね。
しばらくすると、友人の1人がいない事に気づきました。
「あれ、Cどこにいったんだ?」
「わからんねー、まあ、何処かで踊ってたりしてるんじゃない」
とまあ、お祭りだった事もあり、あまり気にしない事に、1時間くらいたった頃ですかね。
C君が戻ってきました。
興奮した感じで、
「おい!あっちにすごいのあったぞ!」
「お!何かおもしろいもの?」
「おー、顔が人間で、身体が牛の置物とか、血まみれのお面だとか、」
それを聞いた時、昔にあった、見世物小屋を想像しました。
友人はその存在を知らないみたいでしたが、それは興味を唆られた為
「それは見てみたいね、どこ?」
「ほら、お化け屋敷あるじゃん、あそこの所でやってたんだ」
その友人に案内されていってみると、そこはお化け屋敷がありましたが、本日改装中の為入れませんと書かれた札があり、特別展示みたいのはありませんでした。
「おかしいなー、確かにここにあったんだよね」
近くにテーマパークの従業員が通った為、聞いてみると
「今はそこは改装中の為、やってないんですよねー
でもお客様みたいに何か特別展示があったという人が何人かいました。」
と首を傾げてました。
ハロウィンの祭り、そこに昔あった、建物の記憶とでもいうのでしょうか、それがもしかしたら祭りに合わせて、出てきたのかもしれません。
不思議な1夜でした。
動画はこちら。
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