第80話 怪談『深夜のファミレス』(バス・お題 ∞怪談)
(この話は、カードゲーム『∞怪談』のリプレイです。話を第79話とリンクさせる、という条件で話をはじめました)
友人が深夜のファミレスで待ち合わせをしていると、後ろの席の人が「ちょっと怖い話があるんだけど」って言って話し始めたのを耳にしたそうです。
その方はS県S市っていうところに肝試しに行ったそうなんですね。肝試しをやってて、ふと墓地に行ったそうです。
「うぅぅ」と、どこからともなく泣き声が聞こえたらしいんです。
これちょっとなんかやばいかなぁって思ったんですよね。友達と話しててちょっと引き返したほうがいいなぁって思って、戻ってく途中に、夜中の墓地にひしゃくを持って、昔の木のバケツみたいのを持って墓参りに来ているような人が居たらしいんですよ。夜中で、そんな時間に居るわけなくて。
通り過ぎるときに顔があったらしいんですよ。なんかこちらを見て、ニヤーって笑ったらしいんですけれど。
やばいぞ、と思って走って逃げるときに、もう一回振り向いたらしいんですよ。追いかけてこないかとかね、そういうことも考えたらしいんですけど。
じっとこっちを見てるような感じだったんですけど、次に見たときには顔がなかったらしいです。のっぺらぼうみたいになってる。
これはちょっとね、だめだなぁと思ってすぐにその人は帰ったらしいんですけど、逃げ帰った先に行ったのが、そのファミレスだったっていう話なんですけれども。
この話、何が79話とリンクしているかってことなんですけれど、話していたのは警備員さんたちらしいんですよ。話してたのはSさんっていう人なんじゃないかと。背格好だとか話し方が似てた、と私は思ったんですけれど。
こんな話をお聞きして、話してみたくなりました。ありがとうございました。
『∞怪談』は6枚のカードを引き、そこに書かれた言葉を利用して会談を作っていくゲームです。バスは1枚、「体がまっぷたつに斬られ」といった内容のカードを使い切れなかったのでペナルティ1となりました。それでもリスナーからの投票と合わせ点数を集計(「お怪計」と言います)したところ、バスの勝利となりました。
前半はこちら。