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「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」のWEB版が即死したから、書籍版を読み直すよ。〈後始末篇〉(ネタバレ注意)

書籍版6巻を読む前に、〈後始末篇〉が届いて先に読んでしまったので、せっかくなので記事にします。ただ、〈後始末編〉は2月15日発売のバリバリの新刊なので、ネタバレは基本しない方向で頑張ります。

1.即死チート〈後始末篇〉の感想

私は即死チートという作品は好きですが、高遠くんとか壇ノ浦さんはあまり興味を惹かれないです。なぜなら、即死チート世界において高遠くんは舞台装置なので。さらに言うと、こちらの世界の「研究所」関係も微妙なんだよなあ。即死チートの「研究所」は、高遠夜霧の収容に失敗したSCP財団にしか見えないので。

では、何が面白いのかを改めて考えると、異世界側の群像劇です。高遠くんという外乱(というには強すぎるが)を受けて、情勢がごちゃごちゃになる中で、色々と頑張っているのが好きかなと。剣聖リックとか賢者シオンが気に入っているのはこれが理由ですね。(ちなみに、テレサさんが好きなのは、一番楽しそうだから。はた迷惑だけど。)

その視点で言うと、〈後始末編〉は基本的に高遠くん達が異世界から帰ってきた後の話なので、剣聖も賢者も出てきません。なので、私の視点だと、なるほどと思うところもあったのですが、読みたかった方向とはちょっと違っていたというのが正直なところではあります。

こうなると、書籍版14巻に期待するしかないのですが、WEB版の最後って、私の記憶ではかなりの投げっぱなしエンドだった気がするので、私の期待する何かを読むことはできないかもしれないなとそこそこ不安になりました。

最後に、〈後始末編〉でも登場する花川大門くんですが、(登場させてもらえる時点で優遇されているとも言えますが)彼は間違いなく裏ギフトをもらっていますねこれ。多分「希望喰らい(アンラッキー)」みたいな隠し能力だと思います。彼の提唱する、「生きていればワンチャンある」は即死チート世界では絶対的真理なのですけどね。

それでは、ごきげんよう。

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