カルピス軍団を自称する人に腹が立ったので、「即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。」の高遠夜霧くんの話をします。
1.はじめに
この記事は、カルピス軍団を自称する方がおよそ半年前の、2024年3月19日にX(旧twitter)に投降したポストが気に食わなかったことを発端として、書いた記事です。なお、半年前のポストを今になってわざわざ取り上げるのは、私の怒りがいまだに継続しているからです。タイトルにも書きましたが、本件については「即死チート」を使って揶揄してきたのがとにかく気にいりません。暇空茜さんとカルピス軍団を自称する方々の戦いに、そもそも「即死チート」は関係ないし、その取り上げ方も適切だとは思えないので、二重の意味で気に入りませんでした。
2.カルピス軍団を自称する方々について
私は、暇空茜さんに対して好意を持っていますが、だからこそ、暇空茜さんとカルピス軍団を自称する方々の戦いは、暇空茜さんの問題なので(そもそも、暇空茜さんに「黙ってみてろ」と言われたし)基本的に、見ているだけです。
一方、カルピス軍団を自称する方々については、基本的には興味がありません。(そもそも、暇空茜さんのアンチなんて、15年前からいたのを知っているので)ただ、今の暇空茜さんと戦おうというその勇気は、すごいと思っています。少なくとも私よりは勇気があるのは間違いないでしょう。私は暇空茜さんと戦うことになってしまったら、即土下座すると決めているので。
3.カルピス軍団を自称する方のポストについて
カルピス軍団を自称する方々には興味がないと書きましたが、今回とあるカルピス軍団を自称する方がX(旧twitter)に投降したポストは、私の「即死チート」の記事を引用する形だったので、投稿者に対しては強い嫌悪感を持ちました。そもそも論として、暇空茜さんとカルピス軍団を自称する方々の戦いに、「即死チート」は無関係だと思うんですよね。
問題のポストはまだ残っているのですが、画像で張ります。
ただまあ、このポスト単体だと、実際のところは意味不明なので、細かく見ていきます。
【朗報】:言いたいことはまあ分かりますよ。カルピス軍団を自称する方々にとっての大敵である暇空茜さんの信者を自称している私が、「即死チート」のファンだということを知って、嬉しくなってしまったことぐらいは。問題は、なぜ嬉しくなったかです。
即死チートのまとめと感想全巻分のnote作者が:これは正しい。
暇空信者を自称し:これも正しい。
暇空に2度カンパし:これも正しい。
ネトゲ戦記を買ってた:これも正しい。
それから、ポストに張っているリンクは以下の記事になります。なんで即死チート書籍版の感想記事は6巻なんだろうなあ。
正直なところ、【朗報】以外はただの事実なので、特に何とも思いません。だからこそ、なぜこのポストが【朗報】になるのか、最初は全く分からなかったんですよね。
このカルピス軍団を自称する投稿者が当該ポストを投稿した2024年3月19日当時は、「即死チート」のアニメが放映されていたので、それが影響しているのはわかるのですが、カルピス軍団を自称する方々が喜ぶような要素はなんてあったかなあと。いずれにしても、暇空茜さんとカルピス軍団を自称する方々の戦いには、いくら私が暇空茜さんの信者を自称しているとはいえ、「即死チート」は関係ないだろというのが第一感でした。
実は、当該ポストには返信が1つあって、それを読んだことで、私にもようやく【朗報】の意味が分かりました。
4.カルピス軍団を自称する方のポストの目的について【解説】
えっと、カルピス軍団を自称する方の中では、暇空茜さんの対話罪と、即死チートは同じようなものだということか。なんか、性質が違うものを混ぜている気がするんですけど。ということは、【朗報】の意味はこんな感じですね。
暇空茜さんは、対話罪を設定するなど、独善的な存在である。
「即死チート」は、主人公である高遠夜霧くんが、気に入らない相手を「即死チート」で一方的に排除しまくっていく独善的な作品である。
独善的な暇空茜さんの信者を自称する私が、独善的な主人公が出てくる「即死チート」のファンであることを知って、それ見たことかと、うれしくなってしまう。
カルピス軍団を自称する仲間に知らせたくて、ポストする。
というわけで、当該ポストへの返信のおかげで、ようやく私にも当該ポストの目的が分かりました。その上で私が思うことは、2が間違っているなということです。つまり、「即死チート」は独善的な作品ではありません。ちなみに、私は1はまさにその通りだと思っているので、特に文句とかはありません。暇空茜さんは1人で戦っているのだから、独善的で構わんだろと思ってます。
5.「即死チート」の高遠夜霧くんは独善的な存在なのか問題
「即死チート」の書籍版を全て読んだ私としての結論は、高遠夜霧くんというのは、「即死チート」という能力の概念が、やりすぎ事故(宇宙ごと消してしまうなど)を避けるために、対話するための端末として作り上げた存在だと考えています。
なので、高遠夜霧くんは独善的どころか、相手としっかり対話しようとする協調的な存在だと思っているんですよね。それにもかかわらず、高遠夜霧くんが、結果として多くの存在を「即死チート」してしまったのは、自動反撃能力が強すぎるのと(ここはかなり能力側が過保護だと思う)、強い存在は弱い存在を攻撃するのが常識になっている「即死チート」世界の世紀末っぷりのせいです。
ついでに言うと、転移前の日本社会も実際の我々の日本社会と似ているようで、全然違っていて、日本社会を裏から牛耳っている獣人がクラスに1人以上の比率でいて、裏工作の結果人死にが出ることも許容されていることを考えると、相当にサツバツとしていると思ってます。このあたりの設定は、作者である藤高先生の趣味だと思うのですが、それを加味すると、高遠夜霧くんは、高校生時点では、十分に穏健な性格に育ったといってもよいかと。
また、このあたりに誤解が生じるのは、メインヒロインである壇ノ浦知千佳さんが、「高遠くんの交渉能力に問題がある」と言い過ぎたせいもあると思っています。高遠夜霧くんがAΩとして希薄な人間関係で育ったことを考慮するなら、まともすぎるぐらいです。(その意味で、育ての親である高遠朝霧さんはもっと評価されても良い。)ちなみに、壇ノ浦流交渉術はとりあえず相手に一撃入れて転がしてから交渉、みたいな感じだと思っているので、むしろ蛮族ではみたいな印象があります。
まあ、高遠夜霧くんも、皇槐ロボを使っていた暗殺ギルド「闇の庭園」のボスである宮永良介くんについては、なんとなく気に入らなかったので自分の意志で即死チートしていますが、全編通してもそのくらいかな。あとは、交渉か返り討ちです。
独善的という視点で見るなら、「即死チート」はむしろ、独善的な連中を協調的な主人公が返り討ちにしまくる、ハートフルな話だと思うのですが、まさかこれが暇空茜さんのイメージだとは言わないですよね。
6.まとめ
今回、自分がやられて思いましたが、気に入っている作品をつかって揶揄されるのは、本当に腹が立つのだなあと思いました。今見ても、暇空茜さんとカルピス軍団を自称する方々の戦いには、「即死チート」は関係ないだろとしか思えませんし。
それでは、ごきげんよう。
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