今を元氣に生きたかったら遺影写真を元氣に撮ってもらうと良い話
遺影写真を撮ってもらった。
正確には、“遺影写真に使って欲しいと思える写真を撮ってもらった”だ。
YEAHー!と言いながら撮るピース写真。
「YEAH写真」というらしい。
死ぬ予定は今のところない。けれど、直近でぼくが死んだら、この写真を遺影写真に使ってほしいと思う。
ぼくは写真を撮ってもらうのが好きじゃない。
自己肯定感が低いからか、「ぼくなんかよりも他の人を…」という気持ちになる。自分のために、撮る時間も見る時間も使って欲しくないのだ。
だから、自分が写った写真を見ても、「邪魔だな」くらいしか思わない。
けれど、先日、カメラマンの藤原志麻さんに撮ってもらったYEAH写真だけは、不思議と氣に入っている。
普段は「邪魔だな」くらいしか思わない自分の写真を見て、「おれって、こんなに柔らかい表情をしているのか」と、
自分で自分に癒される感覚を初めて覚えた。
「死ぬための準備じゃない!今を生きる!YEAH写真」
そう謳うのは、写真家の藤原志麻さん。
『幸せな今』を写真に残し、【最高にあなたらしい人生】を送ってもらいたい!
そんな想いから、最高にハッピーな写真、YEAH写真を撮影する活動を行っている。
志麻さんがYEAH写真の撮影を始めたのは、最愛の母を亡くしたことがきっかけだ。
カメラマンになって程なく、お母様の病気が発覚した。
志麻さんは小さい頃からお母様のことが大好きだったらしい。
闘病中のお母様から「遺影写真撮って!」と何度もお願いされていたそうだが、志麻さんはそれを拒み続けた。
“死ぬためのお手伝いをしているような気がしてならなかった”
彼女はそう語っている。
そうこうしているうちにお母様は寝たきり状態へ。とても写真など撮れるお顔ではなくなり、結果、志麻さんが遺影写真を撮ることなくお別れすることになってしまった。
結局、お母様の遺影写真は、志麻さんのお父様が撮ったものを使うことに。
お母様との旅行中、デジカメでそれ用に撮っていたそうだ。
お父様が撮影した写真に写るお母様は、素晴らしくいい表情をされていたとのこと。
その写真を見た志麻さんは安堵した。
「お父さんが撮ってくれていてよかった!私では絶対に撮れない表情の写真だ!」
志麻さんは、お父様の撮った遺影写真に心を救われた。
しかし、志麻さんの後悔が消えることはなかった。
お母様の最後の願いを叶えられなかったことに変わりはない。
「母にしてあげられなかったことを今後の課題として、カメラマン人生を送っていきたい」
そう想った志麻さんは、遺影写真を軸として『心に残る写真』を撮影する活動を開始。
ーお葬式に飾るためだけの写真じゃない、残された人の心の支えになる写真をー
そんなコンセプトのもと、写真活動を続けていくうちに、志麻さんはあることに氣がつく。
「遺影写真は、死ぬための準備?」
お母様から遺影写真をお願されたときに感じたことが脳裏に浮かぶ。
撮影してもらう側も同じことを思っているのではないか、
苦しい思いをさせてしまってないか、
自分の氣持ちとは真逆の活動になっていないか、
志麻さんは、活動とやりたかったことが矛盾していることに思い悩む。
違う、
私が伝えたいのは、
キラキラと輝く『幸せな今』を写真に残し、
そのハッピーな姿を、写っているあなたに知ってほしい!
ハッピーな写真、
まさに今を生きる!YEAH写真!
こうして、YEAH写真は誕生した。
ーーーー(以下、志麻さんのFacebookアカウント2023/2/6付けの投稿から一部引用)ーーーー
今日を生きている私たち。
いい時も悪い時も色々あって、楽しいことも苦しいこともいろいろあって
でも今を生きている。
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最高の今を送った先に誰でもいつか来るその日に向けて後悔のない人生を送りたい!!
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そのためのきっかけ作りとして撮影していきたいと思っています。
そんなお手伝いをさせて欲しいと思っています。
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YEAHといいながら怒ることって、ムッとするって、無表情って難しい。
やっぱり笑っちゃうと思う。
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笑う!!!
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これって一番大事なこと!!!だと思っています。
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ピースをして笑う!!
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今を生きる YEAH写真
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(引用元の投稿はこちら)
ーーーー(以下、志麻さんのクラウドファンディングページ「今を生きるYEAH写真!!の個展を通じて生きる喜びを!!」本文より引用)ーーーー
仲間と一緒に大きな口を開けて大声で笑っている写真も【YEAH写真】
家族で近くで顔を見合わせて笑っちゃうのも【YEAH写真】
目標に向かって歩む姿を残すのも【YEAH写真】
ピースしてにっこり笑った写真も【YEAH写真】
そこに愛があれば・・・
そこに心があれば・・・
それは最高なYEAH写真です!!
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ぼくも先日、志麻さんにYEAH写真を撮ってもらって思う。
笑顔の自分を残しておくのも悪くない。
振り返ったとき、自分自身に癒される、元氣をもらう。
「自分って、こんな素敵な表情ができるんだ」生きるためのチカラが少し湧く。
それだけで、先の人生が少し変わる。
笑顔の自分を見ることで、動く氣持ちもあるものだ。
志麻さんの願いは、YEAH写真をみんなに撮ってもらうことだ。
志麻さんが撮影するYEAH写真だけが、YEAH写真ではない。
志麻さんは、お父様が撮ったお母様の写真から、あることを感じていた。
“写真は表情が8割”
身近な存在に心を開けば、カメラマンには撮れないYEAH写真が撮れるはず。
そして、YEAH写真を毎日更新できるような人生が、最高に楽しい人生なはず。
志麻さんは7月に、YEAH写真の個展を開催する。
1人でも多くの人にYEAH写真を知ってもらいたい、YEAH写真を撮影するきっかけを作ってもらいたい、
その想いから、人生初の個展を開催することに決めた。
「今を生きる!YEAH写真」
期間:7/4(火)〜7/9(日)
場所:市民ギャラリー矢田
そして現在、個展開催のためのクラウドファンディングを実施中である。
期間は残り6日。
本文には、彼女の直の文で、YEAH写真に対する想いが綴られている。
「今を生きるYEAH写真!!の個展を通じて生きる喜びを!!」
ー死ぬための準備じゃない!今を生きる!YEAH写真ー
世の人が当たり前にYEAH写真を撮影し、振り返り、笑顔に、元氣に過ごす世界を、彼女は夢見ている。
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最後まで読んでくださってありがとうございました。
志麻さんのYEAH写真の活動を、1人でも多くの方に知ってほしい想いで綴りました。
想いが届いていたら幸いです。