わかりやすいものが手に取られやすい現代への反抗か
昨日から、漫画制作支援の募集を始めました。
いわゆるクラウドファンディングというやつです。
(有り難いことに、初日からたくさんのご支援が集まっております。)
自作の漫画の制作を、応援者さんからいただけたらと思い立ち上げたのですが、
全然うまくやろうとしていない自分がいます。
今作品でのご支援募集はこれが2回目。前回のご支援募集もそうだったのですが、飾ってない自分にときたま笑ってしまいます。
一般的なクラウドファンディングは、大義名分がある氣がしてます。
「誰かのため」や「何かのため」といった大義名分があって、理由があって、想いがあって、そうした上手なプロジェクトにお金が集まっている印象です。
今回のぼくの漫画制作支援には、大義名分などはなく、「どうしても描きたいから描かせてください」といった旨の募集です。
(それなのにも関わらず、これだけたくさんの人から、これだけのご支援が集まったことに、本当に感謝しております)
できるだけ、本音で生きたいなと思ってます。作家としても、人間としても、できるだけ正直でありたいなと。
“人間”を忘れたくありません。
世の中、どんどん便利になってます。
情報もたくさん転がっています。
便利な道具を駆使して、有益な情報通りに行動すれば、ある程度の成果は出せるのでしょう。
そういった生き方の方が、多くの人から称賛されるのでしょう。
でも、そういった、上手に見える生き方ばかりに囚われていると、人間らしさを失っていく氣がして、どうも……。
数年前は自分も、上手に生きようとしていました。
インフルエンサーの真似をして、数字の獲得に躍起になっていました。
でも、2年と少し続けたあたりで、大きく心を病みました。
見てくれの数字や実績を振り翳して活動した結果、自分の心についた嘘に散々苦しめられたので、
今回のご支援募集でも、本音で動いてます。
最もらしいことを言おうと思えば言えちゃいます。
例えば、「今作品のテーマである“挑戦”を、一歩踏み出せない人に届けたい」とか。
でも、先日ぼくがお伝えしたことは、「お金が尽きそうです」ということ。
あくまでも、作品や作品にかける想いに心動いてくださった方がご支援くださったら…というスタンスで、今回の制作支援も行っています。
お金が集まりやすい企画ではないことは重々承知。
その結果どうなるか、楽しみにしている自分もいます。
現代の、“わかりやすいものが手に取られやすい風潮”に逆らいたいのかもしれません。
前回のご支援募集では、期限内に目標金額を達成することができず、“負け”てしまいましたが、
今回はなんとしても達成させたい氣持ちです。
最後まで見守っていただけたら幸いです。
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『スポットライトを浴びたくて……』制作支援
ご支援金額:1,080,000円+135,000円
目標金額:1,400,000円
支援者数:91名
有り難いことに、初日からたくさんのご支援をいただきました。
本当にありがとうございます。
皆様の応援に背中を強く押されている氣持ちです。
なんとしてもこの機会に、作品を多くの方に届けます🔥🔥🔥
ご支援の募集期限は5月30日まで。
引き続き見守っていただけたら幸いです🙏🍀🍀
▼ご支援はこちらから受け付けております▼
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漫画『スポットライトを浴びたくて……』
音楽好きな主人公が、音楽をやらず無難な日々を過ごし、自分の人生に葛藤するお話です。
無料なので、よかったら読んでみてください▼