細川です、衝撃の事実に気づきました
「フレンドオブフレンド」開発者のひとりの細川です。私は作中で腐女子であることを明かしましたが、他三人の開発メンバのうち二人の挙動が気になっておりました。
そこで資料を綿密に調べ上げた結果、高橋さんと大井さんは愛し合っているという結論に達しました。
以下が関連資料です。これを元に説明を行います。
まず、イノベーション研修の一日目をご覧下さい。
大井さん視点で高橋さんを「研修に希望を感じているらしい」とあります。今までの描写で大井さんは全く希望を感じていないことがわかりますから、水と油です。
一般に、嫌いな状態から好きに移行したほうが、最初から好きであるよりも愛が強いことはよく知られています。
つまり、強い愛のための第一条件をクリアしているといえます。
さて、その次に重要な根拠は、開発の二週目に記載があります。
野球に興味がない旨発言した大井さんに対して、高橋さんの返答の表現に注目してください。
およそ成人男性の言葉とは思えないものです。つまり、これは「好きな女の子に対して意地悪してしまう小学生」と同等の感情と解釈すべきです。
ここまでで、高橋さん側の好意は確認できました。
大井さんの感情は、決定的な描写が製品テストの第一週にあります。
ここで、大井さんは高橋さんの顔を見ることに苦痛を感じます。
つまり、ここで省略されている描写まで補足しますと、頬を赤らめて顔を背けたのです。ここは行間を注意深く読み込めばご同意いただけるかと。
そして、発売後に二人は交際を始めています。
なぜそう言えるか。もちろん、高橋さんの発言はあります。ですが、東谷さんの発言や私の発言のような「報告」という性質のものではないことが確認できます。従って、二人は、お互いに改めて報告し合う機会など必要がない段階に移行したと判断できるのです。
あのラストのあと、二人がどうなったのか。想像するだに、胸が躍ります。
私の報告は以上です。