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環境や強敵に挑む!!ブラックマジシャンと罠の相性に関するあれこれ


こんにちは、ご無沙汰です!!海馬ハルトです(/・ω・)/
今回はブラックマジシャンと罠カードの相性に関して色々考察していきたいと思います。何気なしに採用している罠ですが、ブラマジにおける罠カードの相性を認識し吟味しておくと、効率よく効果を割り増しに利用できます。
デッキ構築の参考にしてください。

ブラックマジシャン全般における罠の関係を解説したのち、罠カードの種類ごとの説明を使用と思います。

〇ブラックマジシャンにおける罠カードの立ち位置

まずは、ブラックマジシャンにおける罠全般の性質を解説したいと思います。

つまるところ以下の二点が肝になります。
・罠ギミックを最適化する部分に相乗りすることができる
・似たタイミングで動くため、プレイングに厚みを持たせやすくなる


ブラックマジシャンの安定した展開には、永遠の魂とマジシャンズナビゲートの二枚がキーになってきます。前者はソースを確保し、持久力を上げる永続罠、後者は爆発力と効果を抑え込む両方の要素を備えた通常罠になります。また、最近登場したマジシャンズコンビネーションも、相手の動きを制限するための強力な一枚になります。
これらはブラックマジシャンのギミックの根幹になっており、採用しないという場合の方がまれになります。つまり、罠をギミックに据えて、かつ動きの中に組み込むことが自然になります。

同じタイミングの動きに厚みを持たせて、最適化もできるため、ブラックマジシャンの構築でメインギミックを固めつつ、環境によって左右されやすい部分を補うことができます。

〇フットワークの軽さで勝負できる通常罠

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・トラップトリックとの併用で、自由自在に!!
まずは通常罠です。ブラックマジシャンではマジシャンズナビゲートが主な一枚です。通常罠の最大の魅力はトラップトリックによるサーチ兼速効性でしょう。トラップトリックに触れれば、欲しい罠をセットでき即座に発動できるため、罠を最適なタイミングで使用することができます。
マジシャンズナビゲートのためだけにトラップトリックを採用するのがもったいなくても、他に採用したい罠があればその問題も解消できます。
~バリア~フォースのような攻撃反応カードや、拮抗勝負のようなあらゆる耐性を無視して一網打尽にできるカード、バージェストマディノミスクスといった強力な除去効果を持ったカードに容易にアクセスできるようになるのは強みです。
変わったところでは、ブラックマジシャンで受けやすい魔法罠の全体除去にチェーンして、やぶ蛇をセットすれば、本来受動的な効果を能動的に起動できます。現在超魔導竜騎士ドラグーンオブレッドアイズがエクストラに控えているため、リカバリーとしても十分あります。
また、通常罠の場合、比較的発動タイミングが緩いものが多く、ブラックマジシャン関連の誘発効果のトリガーになることもできます。それを重視するならば、発動条件が緩めのカードに寄せるのも効果的でしょう。


・スロットの圧迫と費用対効果の洗礼が問題
さて、通常罠における問題ですが、まずトラップトリックにおけるスロットの圧迫が問題になります。
トラップトリックの効果の性質上、同名カードは2枚以上採用する必要があり、それによるスロットの圧迫は小さな問題ではありません。種類が減ることによるバリエーションの減少や、サイドチェンジなどによる融通の利かせにくさは、あらゆる相手に対応していくにはやや不利になります。
一応悪魔嬢リリスであれば、枚数を減らすことはできますが、確実性や召喚権の問題が生じるため、一長一短とも言えます。
もう一つの問題は、通常罠の効果が及ぼす効果がカードの消費に見合っているかを洗礼しておかないと、息切れを加速することでしょう。
ブラックマジシャンでは、メインギミックが細かいカードアドバンテージを地道に積み重ねていくものであるため、通常罠で効果的な運用ができないと、カードの消費をいたずらに加速してしまう危険性が高くなります。
多対1交換ができる、マジシャンズナビゲートや迷い風、ブレイクスルースキルなどの墓地で効果を使用できるものを選ぶなど、そういった工夫も大事になるでしょう。

〇制圧力でテンポを取る永続罠

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・カードを消費せずに相手を抑え込める
続いて永続罠です。ブラックマジシャンでは永遠の魂、マジシャンズコンビネーションと、クセと強力な効果を内蔵したカードが代表的です。
永続罠はその名の通り、発動後場に残って影響を与え続けるため、はまればカードを消費することなく、強力な制圧効果を与え続けることができます。特にブラックマジシャンは、相手にとって非常に厄介で刺さりやすいスキルドレインや御前試合、群雄割拠などの強力な永続罠を積みやすいことも、相性の良さを押し上げています。
また、これらの強力な制圧効果によって、単体除去の矛先をそれらに向けやすくなり、結果的に永遠の魂を守りやすくなり、デメリットを踏みにくくなります。
永続罠の場合、表になるだけでカードの発動及び効果の発動になるため、誘発効果のトリガーになります。さらに、永遠の魂はもちろん、醒めない悪夢や強制終了などの何度も効果を発動できるカードの場合、カードを消費せずに誘発効果のトリガーになれるため、かなり運用に余裕が出てきます。
極めつけは、マジシャンズソウルズでしょう。コストで墓地に送ることができるため、自分のターンであれば、好きなタイミングで効果を解除することができます。魔封じの芳香や王宮の勅命なら、相手の魔法を一時的に封殺できますし、スキルドレインもコストで墓地に送ってしまえば、ドロー効果は有効になるため、自分の縛りを解除することができ、さらにカードを入れ替えられます。
様々な点でソースの温存や消費を抑えることができるのが最大の魅力でしょうか。

・安定性と当たりはずれの差が大きい
さてそんな永続罠ですが、汎用カードにおいては安定性が低いことと、相手によって当たりはずれがはっきりしていることが問題になります。
前者ですが、サーチや直接触るカードの採用が現実的ではない以上、一定した安定度で運用するにはやや骨が折れます。ドローソースや黒の魔導陣のトップ操作などでカバーできる範囲ではありますが、だからといって確実に触れない部分が大きいのは無視できません。
また、拘束力をもたらすカードにおいては、相手によって全く刺さらないこともあります。そうなると、ただの置物になってしまい、拘束力もない分、メインギミックでカバーする範囲を広げる必要があります。
総じて言えることは、永続罠に依存しすぎると、メインギミックの負担が変わりすぎて、ゲーム作りに支障が出やすい部類のものであるということです。利用できない場合はどうすることができるのかをきちんと把握し、カバーする方法やプレイングを身に着けておくことが大事です。

〇マストを封じてデュエルを制すカウンター罠

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・チェーンぶった切りでソースを確保
最後はカウンター罠になります。唯一ブラックマジシャンで関連カードが存在しない部類になります。
ブラックマジシャンで存在しない分、存在はかなり大きいです。ハーピィの羽根箒やライトニングストームなどのマストカードを一枚で無効にできるカードとしては優秀です。また、スペルスピードや効果などあらゆる面で相性の悪いレッドリブートに対して、スペルスピードで対抗できるカードになれることも大きいです。
カウンター罠はカウンター罠でしか対抗できないため、多くの効果はチェーンを組めなくなります。これを利用することで、ソースを確保することにも繋がります。効果の連続した発動に対して、手数がそこまで多くないブラックマジシャンの効果を随時当てていくことはあまり得策ではなく、面倒なチェーンの連続をカウンター罠でぶった切り、余計なカードを消費させないことも大事です。特にブラックマジシャンの場合、黒の魔導陣がワンテンポ遅れて発動するため、前のチェーン処理で狙いがわかって対処される危険もあります。そういった目論見を崩すこともできるため、使い方によっては非常に助けになる部類になります。

・コストや発動条件がネック
さてカウンター罠の宿命ですが、コストが決して軽くないことがこのデッキでは特に致命的です。
相手のライフを削り始めるのに時間がかかるブラックマジシャンにおいて、神カウンター罠のコストは決して安くありません。特にエキストラターンやエキストラデュエルに突入する場合、盤面としては勝っていても、カウンター罠のコストが敗北につながることになりかねません。
王者の看破や昇天の剛角笛などの、コストが軽めのカウンター罠は発動条件などが絞られている関係で、普段利用するにはやや融通が利きにくいです。
また、一緒に構えているカード次第では発動するうま味が薄く、ただ無駄にライフを減らしてしまうこともあります。無効にはしたものの、あらゆるカードが高火力のバーンカードになりかねないことも懸念事項です。
採用枚数や種類を見誤ると、自分の首を締めることになるのもカウンター罠の恐ろしいところです。

〇環境を読んで、最適な運用を

10期も終わろうとしている今ですが、デュエルの高速化が進み、罠カード全体の評価が難しくなっています。ですが、オルターガイストなどのデッキも結果を残していることも事実です。
ブラックマジシャンも罠の重要性が高く、運用によってはすさまじい威力を発揮するポテンシャルがあります。
各罠カードの性質を理解し、自分のプレイする環境に合わせたカード選びができるようにしたいところです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
ご意見ご感想お待ちしておりますm(__)m

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