ブラマジの誘発効果に関するあれこれ その3
みなさんこんにちは、海馬ハルトです('◇')ゞ
今回も引き続きブラマジの誘発効果に関して書いていこうと思います。
今回はチェーン組みを中心に書いていこうと思います。
〇誘発効果のチェーン組みの基本
私の記事で何度か紹介したことを再度確認します。
誘発効果はスペルスピード1の効果です。また、効果の発動条件を満たした後のチェーンで最初に組み込まれます。
これが基本中の基本です。
では、同じスペルスピード1の誘発効果が同時に条件を満たした場合はどのように処理すればいいのでしょうか。
スペルスピード1に該当する効果は、基本的に効果の発動などに対してチェーンすることができません。ですが例外として、誘発効果が複数発動した場合はチェーンブロックを組むことができます。
◇例1:自分がサイクロンを発動したのち、墓地のマジシャンズロッドの2効果とマジシャンズローブの2効果を発動する場合
この場合は、両方の発動条件を満たしており、同じタイミングで効果を発動することができます。
まずどちらの効果を先に発動するのかを決定します。発動を宣言し、さらにまだ発動していない誘発効果の発動をするかしないかを選ぶことができます。
もしマジシャンズローブの効果を先に発動したい場合は、まずマジシャンズローブの効果の発動を宣言し、そのあとにマジシャンズロッドの効果の発動を宣言してコストとして魔法使い族モンスターをリリースします。
これでチェーン1マジシャンズローブ、チェーン2マジシャンズロッドでチェーン組みができます。
この場合は発動する順番を逆にしても構いませんし、いずれか一方を使用しないこともできます。もちろん両方を発動しないこともできますが、効果を発動しない場合は、その都度発動しないことを宣言しなければいけません。
ここで少々違和感を抱く方もいるかもしれません。
「誘発効果をチェーン組みする時、相手に優先権移行しないの?」
答えは、基本的にしません。
遊戯王は基本的に効果を発動した場合、それに対する対抗策があるかどうかを相手に聞く、「優先権の移行」という大原則があります。しかし、誘発効果に関しては、それが例外的にありません。誘発効果を複数発動する機会を得た場合、同時に発動したものとして、直接それらをチェーンブロックを積むことができます。
一方で、効果を発動する機会を得た場合は、順番や発動の有無を必ず宣言しなければなりません。これは、発動する(できる)効果を処理する機会がこのタイミングしかないからです。
ここで発動を放棄すると、相手に優先権が移行し、スペルスピード2以降の効果の発動ができるようになります。すなわち、スペルスピード1の誘発効果がチェーンできなくなるのです。
逆に、相手が誘発効果を発動する機会を得た場合、すべての誘発効果の発動についてどうするかを決定した後でないと、どんなカードもチェーンすることができません。
〇強制効果と任意効果が同時に発動した場合
例1はすべて「発動できる」タイプのいわゆる任意効果でした。
では「発動する」タイプの強制効果も同時に発動する場合、どうなるのでしょうか。
◇例2:自分のサイクロンで、自分の場の表側表示の永遠の魂を発動した処理後、永遠の魂の3効果とマジシャンズローブの2効果を発動する場合
このように強制効果と任意効果が同時に発動する機会を得た場合、強制効果を先に発動しなければならず、そのあとに任意効果を発動するかどうかを選ぶ機会が得られます。
この場合、必ず先に永遠の魂の3効果がチェーン1で組まれ、そのあとにマジシャンズローブの2効果をチェーン2で組み込むかどうかを選ぶことになります。
永遠の魂の効果発動は確定しており、それが無効にならない限りは、マジシャンズローブの効果を発動しようがしまいが、場のモンスターは破壊されるため、マジシャンズローブを場に残すことができません。逆にチェーンが組めれば、マジシャンズローブを場に残すことができますが、できないので注意しましょう。
〇相手と同じタイミングで誘発効果が発動した場合
ちょっとややこしくなりますが、基本を押さえれば、難しくはないので、確実にポイントを押さえていきましょう。
誘発効果は先に発動する権利が得やすい効果ですが、もし相手も同じ誘発効果を発動した場合、どうなるのでしょうか。
◇例3:相手のターンに以下の効果をそれぞれ発動する(できる)場合
自分
マジシャンズロッドの2効果(任意)
マジシャンズローブの2効果(任意)
永遠の魂の3効果(強制)
相手
伝説の白石の1効果(強制)
E・HEROエアーマンの1効果(任意)
相手と自分でお互いに誘発効果を発動する機会を得ています。また、強制効果と任意効果が両方入り混じっています。
ですが、基本を押さえれば簡単です。ここで新たに覚えることは、優先権です。
お互いのプレイヤーが誘発効果を発動する場合、まず優先権のあるプレイヤー(つまりターンプレイヤー=TP)から発動します。また、強制効果から先に発動することは変わりません。よって、大雑把に順番を決めると
1.TPの強制効果
2.非TPの強制効果
3.TPの任意効果
4.非TPの任意効果
となります。同じ番号内で複数の効果を発動する(できる)場合は、先ほど説明したように、優先権を移行せずに、チェーン組みを決定します。
したがって、例3の場合は、相手ターンで、相手に優先権があるため、
チェーン1:伝説の白石(強制)
チェーン2:永遠の魂(強制)
チェーン3:E・HEROエアーマン(任意)
チェーン4、5:マジシャンズロッド、マジシャンズローブ
になります。
チェーン3以降は、発動をしない場合は繰り上がりますし、マジシャンズロッドとマジシャンズローブの順番はどちらでも構いません。
〇クイズの解答は?
さてここで、Twitterで載せたクイズの正解を発表します。
https://twitter.com/kaiba_haru/status/1184021995706437632?s=20
正解は、両方の効果を発動できるが、先にマジシャンズロッドの効果を発動しなければならない、です。
今まで読んできたことと矛盾しない?っていう疑問があると思います。
確かにマジシャンズロッドの効果、マジシャンオブブラックイリュージョンの効果どちらも任意の誘発効果です。
上述したルールに従うと、両方の発動機会は同時に訪れるはずです。
ですが
非公開の誘発効果
これが、効果処理に例外を生む原因になっています。
その詳細は次回にまとめて掲載したいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!(^^)!
ご意見ご感想お待ちしておりますm(__)m