天空を駆けるブラマジ!「竜魔導騎士ブラック・マジシャン」に関するあれこれ
こんにちは、海馬ハルトです!(*^-^*)
今回はSECRET UTILITY BOXで久々に登場する「ブラック・マジシャン」の新規に関する記事になります。原作で遊戯が使用したモンスターとのコラボレーションした一枚をブラマジデッキの視点で考察していこうと思います。
〇ドラゴン、戦士との新たな融合
まずは基本ステータスです。
融合モンスターであり、ドラゴン族になります。融合素材に「ブラック・マジシャン」を含んでおり、「融合派兵」や「竜魔導の守護者」などの活用が見込めます。また「ティマイオスの眼」にも対応しています。
融合素材の相方はレベル7以上のドラゴン族、または戦士族になります。高レベルモンスターの採用になりますが、「ブラック・マジシャン」デッキにおいては「合体竜ティマイオス」はじめ、多くのレベル7以上のドラゴン族が採用を検討できるため、通常通り融合召喚を行う難易度は高くないでしょう。「バスター・ブレイダー」を採用すれば「融合派兵」などの素材を利用した展開手段を共有しながら「超魔導戦士ブラック・パラディン」との併用も可能です。
「烙印融合」を使用する場合では「神炎竜ルべリオン」や「烙印竜アルビオン」経由で融合召喚することもできます。
〇攻撃的な性能で一気に攻め立てる!
このモンスターで注目すべきは所謂貫通効果を自分のモンスター全てに与えることと、大きな効果ダメージを与えることが見込める攻めの能力に特化していることです。
①効果で自分のモンスターで貫通能力を付与することは「ブラック・マジシャン」において大きな効果です。モンスターの数を稼ぐのにやや骨が折れることが多く、相手に多くのモンスターがいると、除去を活用しても一ターンでライフポイントを削り取ることが難しい場合も少なくありません。守備力の低いモンスターを戦闘で破壊して、その差分ライフポイントを削ることができるか否かはこのデッキにおいては大きなポイントになるので、ありがたい効果です。
特にモンスターとの戦闘でしか効果を発動できない「幻想の見習い魔導師」の効果を有効利用するタイミングが増えたという面が魅力に繋がるでしょう(ただしこのカード自身には使えないのは要注意です)。
②効果は戦闘破壊したモンスターの攻撃力分だけライフポイントにダメージを与える効果です。こちらも先述したようにダメージを稼ぐことに繋がる効果ですが、単体で大きなダメージを稼ぐことができます。
注目すべきはどの自分のモンスターが戦闘破壊しても発動できることで、一番攻撃力の高いモンスターを破壊したモンスターの戦闘に合わせて発動すれば、ダメージ量を稼ぎやすくなります。この手の効果だと、自分の戦闘しか対応していないことが多い中、自軍のモンスター全てに対応しているのは強力です。
こちらでも「幻想の見習い魔導師」の攻撃力補助効果が期待できますし、相手ターンに相手の攻撃を返り討ちにした場合でも発動できるため、必殺カウンターをお見舞いすることも可能です。
③効果は「ブラック・マジシャン」と「竜騎士ガイア」を広い範囲で特殊召喚する効果です。このデッキでは「竜騎士ガイア」を採用する理由が特別な場合を除いてあまりないため、エクストラの枠を消費しますが、比較的枠に余裕があるため採用は検討できる範囲です。
破壊に対応して特殊召喚するため、自身の効果で破壊しても効果が発動できます。このカードの攻撃力が2900で、特殊召喚する2体が2500,2600なのでちょうど攻撃力が8000になります。上述した2つの効果も合わせると、戦闘でダメージを稼ぎやすくなっています。
複数並べることはやや難しいモンスターですが、②、③効果はいずれも名称ターン1がついていないため、複数並べることで超攻撃力を得ることもできます。
〇競合相手からどう抜き出るか
ここからは課題と運用の注意点を考察していこうと思います。
・課題
まず自身の性能です。「ブラック・マジシャン」の融合モンスター攻撃力2900のラインはかなり競合相手が多くなっています。このカードはそれらの中で唯一攻撃力を自身で上げることができません。また、自身で相手の行動に干渉する効果も持っていないため、相手ターンを凌ぐにはやや不安の残る形になります。
他にも「ブラック・マジシャン」になる効果がないため、サポートカードの恩恵を得にくくなっています。ドラゴン族であるため、「幻想の見習い魔導師」の補助や「マジシャンズ・ロッド」のリリース要員などにも対応していません。
また他のドラゴン族や戦士族を素材とする融合モンスターと異なり、融合素材に「竜魔導の守護者」やリンクモンスターの「星杯竜イムドゥーク」や「破壊剣士の守護伴竜」、「混沌の戦士カオス・ソルジャー」を素材に利用できない点もやや融通が利きにくい点です。これらより素材の範囲が狭いため、「超融合」などで相手のモンスターを除去するという目的で利用するにしてもやや後塵を拝する形になります。
一気にライフポイントを削る力があるといってもエース級のモンスターを戦闘破壊するには不安なステータスであり、自身含め自分のモンスターの攻撃力を補助できない点がネックになる可能性があります。
また効果の性質上、バトルフェイズ中に戦闘終了したモンスターを素材にして「黒魔術の秘儀」などで融合召喚するには効果を持て余しやすくなります。
・運用方法と使い分け
まずこのカードの効果を有効に利用するには、自分のモンスターの攻撃力を上げたり、一気呵成に邪魔になるカードを除去する手段を用いる必要があります。
「束ねられし力」などで露払いをして、「切り裂かれし闇」で一気に攻撃力を上げて勝負を決めるといった運用が見込めますし、これらは「ブラック・マジシャン」デッキで共有しやすいカードになります。
ドラゴン族の融合素材を用いる融合モンスターでは「呪符竜」、「竜騎士ブラック・マジシャン」、「超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ」が競合相手になります。
これらは「竜魔導の守護者」を融合素材に利用できますが、こちらは利用できない点がまず異なる点です。
「超魔導竜騎士ドラグーン・オブ・レッドアイズ」は掲載時点で禁止カードであるため、現状は候補から外れます。ですが仮にエラッタなしで復帰した場合、あちらは効果がかなり強力であるため、通常モンスターのレベル7以上ドラゴン族、またはレベル7以上の戦士族を融合素材に利用できるという面で差異を図っていくことになるでしょう。
「呪符竜」は攻撃力の上昇と魔法カードの除外が強力です。破壊された時の効果ではあちらの方が墓地から特殊召喚するモンスターの範囲こそ広いですが、こちらはモンスターが指定されている代わりに、出せるモンスターの数と特殊召喚元の範囲が広くなっています。「灰流うらら」を貰いやすくはなりますが、戦闘破壊ならばケアできる範囲ではあるため、その点を含めてどう使用するかがカギになります。
「竜騎士ブラック・マジシャン」は攻撃力の高さと魔法罠を守る効果が魅力的です。特に序盤では盤面を強固にしたい流れが主立っているため、あちらの方が使い勝手が上がります。
逆に「竜騎士ブラック・マジシャン」は「ブラック・マジシャン」として扱う面を利用し、「ブラック・マジシャン」またはレベル7以上のドラゴン族として融合素材に利用したり、③効果で特殊召喚したりといったことが可能で、かなり併用がしやすいカードでもあります。
戦略として序盤のエースと終盤のエースとして使い分けが十分に可能な関係性が持てるのがこのカードです。
戦士族を融合素材にする融合モンスターでは、「超魔導騎士ブラック・キャバルリー」、「超魔導戦士マスター・オブ・カオス」と競合します。
「超魔導騎士ブラック・キャバルリー」は貫通の範囲が自身のみですが、攻撃力を上昇させたり効果を無効にする効果を含んでいます。魔法使い族であり「幻想の見習い魔導師」を自身に利用できるため一点突破には向いています。
逆に守備表示のモンスターの数が多い場合では、複数の貫通と効果ダメージでダメージを稼ぎやすいのは「竜魔導騎士ブラック・マジシャン」になります。
「カオス」儀式モンスターで戦士族を採用するならば「超魔導戦士マスター・オブ・カオス」が競合することになります。
あちらは蘇生効果と全体除去効果が優秀ですが、全体除去効果で自分のモンスターの総数が減りやすく、フィニッシュに行きつかない可能性があります。相手が少数の場合はこちらに戦闘を任せた方が戦闘ダメージを稼ぐことに繋がる場合もあるので、使い分けができる範囲かもしれません。
〇強力な一撃を貫かせろ!
以上が大まかな考察になります。
融合素材が今までのものと似通う部分があるだけに、わずかな変化で戦略の幅を大きく広げることになると思います。
今までになかった攻め方で一気にデュエルを制していきたいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございますm(__)m
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