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2人の絆こそ最強!師弟の絆に関するあれこれ ver.2021

こんにちは、海馬ハルトです!(^^)!
さて、今回は私が一番好きなカードで常に使い続けている「師弟の絆」についての記事です。
過去に何度か記事で取り上げていますが、当時から実装カードなど環境が大きく変化しているため、それを踏まえたバージョンがこの記事になります。

様々なカードの登場でこのカードのポテンシャルは数段増しているため、ぜひ読んでいただきたいと思います!

〇強さのおさらい

まずは過去記事に書いたことをざっくり説明します。
※太字は前回の記事で列挙した項目です。

今でこそデュエリストパックの強化、いわばDP世代の影響でガールの採用意義が増えていますが、このカードを利用するかどうかはガールの価値を大きく変動させます。

魂のしもべや超魔導師ブラックマジシャンズの効果をより充実させるという意味で採用するよりも、師弟の絆を利用するためという意味が加われば、師弟軸にする明確な理由になり、デッキの戦略に盛り込みやすくなります。

その理由のひとつが必殺技が打ちやすく、役割を明確にできるということです。
強力かつバリエーション豊富な必殺技を選ぶことができること、またそれを即座に利用する環境を作り出せること、これらはかなり大きな利点と言えます。

また、カードアドバンテージや流れの計算がしやすくなることは、戦略を練る際にブレない指標として利用する価値があります。
強力な必殺技を利用したキルルートの形成やアドバンテージ獲得のきっかけ作りは、ゲームの流れを確実にものにできます。仮にガールの特殊召喚のみだとしても、受ける制約がないため、それ以降の展開に支障が出にくいというのは見逃せません。
モンスターの数を増やせる唯一のブラマジ専用魔法という点も考慮すると、用途の多いカードではないでしょうか。

〇キルを狙うポイントは2つ!

では、これまでのおさらいを踏まえて、どのように利用するのが最適なのかを紐解いていきましょう。
師弟の絆の得も言われぬ魅力は、瞬間的爆発力!一気に勝負を決めるポテンシャルはピカイチです。

そのポテンシャルを最大限に活かすために、①ガールの展開、②必殺技のセットをそれぞれ分けて分析してみましょう。

①ガールの展開以降の動き

ガールの展開は効果処理で必ず通る部分です。また自然に発動条件を満たしている場合、概ねブラマジが存在しているでしょう。
師弟が一体ずついることを軸にした展開パターンを煮詰めることで、効率よく総合火力を高めていくことが大切です。

〇相手のカードに積極的に触るエクシーズルート
まずエクシーズのルートです。
これには幻想の見習い魔導師、マジシャンズソウルズなどの補助が必要ですが、恩恵が大きいため積極的に狙っていきたいところです。

・マジマジ☆マジシャンギャル

ギャルを利用する場合、相手のモンスターを除去を兼ねたコントロール奪取と墓地蘇生を選ぶことができます。
この大きな利点は、最大攻撃力を稼ぎにくいブラマジが攻撃力を得やすくなることと、展開するモンスターの数や攻撃力を抑えた最適解を取りやすくなることです。
場のモンスターを奪取すれば、そのモンスターを除去する手間が省けるばかりか、自分の攻撃力に換算できます。雑な計算ですが、もし攻撃力2000のモンスターを奪った場合、ギャルと奪ったカードで合計4400ダメージです。もしそのままギャルで攻撃するなら400ダメージしか稼げないため、その差は明らかです。
蘇生するという行為も、相手の墓地にある有用なモンスターを一体使えるようになるだけで、攻撃回数が増えますし、攻撃力やチューナーやレベル、リンクモンスターのマーカーなど、多くのものを利用のために考慮できます。ただし相手に依存するため、安定した動きにするには難しさが残ります。あくまで自分の動きの補助に使うといいでしょう。
またギャルを使うルートは幻想の黒魔導師に繋がるため、幻想の見習い魔導師がある場合は狙っていいルートです。

・幻想の黒魔導師

こちらはブラマジを利用したエクシーズ召喚でも可能ですが、先述したルートを介することで総合火力が高まるので、そちらを通る方が無難です。
幻想の黒魔導師はブラマジをさらに展開できるようになる点、通常モンスターの攻撃宣言時に除去が入る点がポイントです。ここに黒の魔導陣が加われば、攻撃宣言時までに2枚の除外を計算できます。
極端に爆発力が高まるわけではありませんが、軸として確実に利用しやすい安定性が強みです。

仮にギャルで攻撃力500以上のモンスターを調達できれば、幻想の黒魔導師+ブラックマジシャン2体+相手モンスターでちょうど8000を削ることができます。現実的な数字ですし、ある程度のモンスターを残してもワンショットが成立するのは便利です。

仕留めそこなった場合、最後の砦に天霆號アーゼウスにアクセスできますが、返し手が非常に限られてしまうため、できるだけ絆を打ったら勝ち切りたいところです。

・ギャルルートを使うかどうかの判断基準は?
ギャルルートを使うかどうかで残るモンスターの性質が変わります。
使うなら最終的にブラマジが残り、使わない場合は師弟両方を残すことが可能です。それを踏まえつつ、以下の問題を考慮して選択するといいでしょう。

・ギャルの効果には手札コストが必要
 →見習いのコストがあることも考慮すると、ギャルルートはやや手札がきつくなります。

・ソウルズでガールを展開する場合、2枚目以降のガールの採用が必須
 →ガールを2枚以上採用しない場合は先にガールを墓地に送る必要があります。ゆえにガールピンだと盤面によってはギャルルートに「繋げられない」可能性が高くなります。

・必殺技の発動条件を継続して維持する必要の有無
 →バーニングマジックを相手ターンに撃つ、ツインバーストを最後のブラマジに使うなど、展開後に必殺技を撃つ状況を揃えたい場合は使わないのも手です。

〇汎用ルートで一気に駆け上がるリンク召喚

こちらのルートは、リンク召喚で火力を引き出すパターンです。いろんなデッキでも利用できるルートではありますが、絆を利用することで、アクセスしやすくなります。

基本的にはアクセスコードトーカーに繋げて高火力+複数除去を狙うのが目的です。これだけではただの真似事ですが、以下の点が師弟の絆から派生しやすいです。

・ハリファイバー→セレーネ→アクセスコード
水晶機巧ハリファイバーは強力なカードではありますが、チューナーとの相性の都合で、ブラマジデッキで採用するか微妙なカードではあります。ですが、もし先述したギャル効果で相手からチューナーを調達できれば話は別です。

相手のチューナー+ブラマジでハリ→ハリ効果でヴェーラーを特殊召喚→ヴェーラーとハリで神聖魔皇后セレーネを特殊召喚→セレーネ効果で墓地の魔法使い蘇生→セレーネと蘇生魔法使いでアクセスコード

結果:攻撃力5300のアクセスコード+2除去以上

このようにルートを進めつつ、場にはギャルが残っています。つまり、ギャルを黒魔導師にしてブラマジを出せば、計攻撃力5000が捻出でき、陣含め除外を起動することができます。陣含めると4除去が入るのは強力でしょう。
もしブラマジを星杯竜イムドゥークに変えていた場合、もう1枚除去が可能です。

また、ギャルで奪取するカードを高リンクモンスターにすれば、さっさとアクセスコードトーカーのみならず、他の高リンクモンスターに繋げることも可能です。自分の墓地にリンクモンスターが溜まらないため、メインのルートとはまた趣が変わるかもしれません。

②必殺技のセット

続いて必殺技のセットです。
そもそも上記ルートが決まってしまう場合、必殺技は余剰火力になりがちです。ですが、あるのとないのとではキルルートの通しやすさが段違いになります。そのため、上記ルートを踏まえつつ自分がどの過程で使いたいのかを精査して採用する必殺技を選びたいところです。

一方で、このセットはその時は使わなくても、ソウルズなどのコストに利用し、後程魂のしもべで回収するということもできます。絆の発動後ということもあり、ドロー効果も比較的使いやすいはずなので、結果必殺技のサーチでまとまる可能性もあるのは覚えていて損はないでしょう。

・黒魔導
キルルートを通すには、相手の魔法罠による妨害を避けなければなりません。マジシャンズナビゲートの②効果だけでは抑えきれない場合も多いため、用意しておいて損はないと思います。また、単体でも発動機会や利用場面が多いこと、永遠の魂でサーチできること、ルートの序盤で利用できることが採用面で検討できるかと思います。
バックを多く採用しないデッキでは、活用する機会が少ないかもしれませんが、ソウルズのお陰でドローソースに転用することも可能ですし、サイドデチェンジでは外しても構築にゆがみができにくいため、大きなデメリットも少ないでしょう。
強いて言うならば、撃ちやすさの印象が先行して多く積みすぎて、初動で邪魔になってしまうことでしょうか。

・黒魔導爆裂破(ブラックバーニング)

こちらはモンスターの除去に対応しています。対象に取れないモンスターの除去にも向いていますし、こちらも展開ルート序盤で使えることがメリットです。対象に取れない蘇生可能モンスターは、ここで除去してからギャルで蘇生するのも一興ですね。
裏側のモンスターは除去できませんが、数が少なければ他の方法で対応できる範囲ですし、手っ取り早くキルルートをまとめるのに貢献できる必殺技です。
ただし、相変わらず各種サーチカードには対応してないため、単体での運用の安定性はやや劣ります。また、ソウルズの存在でハードルは下がったものの、絆を介しない場合にガールをどのように利用するかでも強さが大きく変わる必殺技です。

・黒爆裂破魔導(ブラックバーニングマジック)

最大級の除去ですが、セットしたターンは使用できない制約があります。
そのため、ワンショットに利用するにはあまり向いていません。仮にワンショットルートが通らなかった場合に師弟がいると活躍できますが、そのような場合はできるだけ避けたいところです。
もし絆でのセットを狙うのであれば、相手の手数が極端に減った状況での使用を狙うことが大切です。カードの存在が判明しているうえに、相手のターンに回さないと使うことができない以上、一番有効なタイミングを狙い撃ちすることになります。そのタイミングは相手のカードや手数が減っており、通常召喚やペンデュラム召喚、1ターンに一度などのターンにつき一度しかない権利を消費する(した)ころ合いがベストです。
逆に絆からこのカードをセットする場合、闇雲に狙ったりソースを吐いてまで揃えたりしても、十分な効果は得にくいので気を付けたいところです。
一応、先述した方法などでセットを自分から割って回収すれば発動できるため、状況によっては狙ってもいいでしょう。

・黒魔導連弾(ブラックツインバースト)

攻撃力を上げることに特化した必殺技です。他のカードと違って具体的なアドバンテージを稼ぐカードではない分、運用の方向性が他と異なります。
具体的にどの部分が異なるのかというと、ガールの所在をコントロールすることを要求しつつ、具体的にライフポイントを削り切ることを検討する必要があることです。
このカードの能力を最大限に高めるには下準備、具体的にはガールの数や攻撃力を上げることが必要になるため、それを考慮したルートを構築しなければなりません。ソウルズや融合派兵で調達する正攻法もあれば、E・HEROプリズマーでガールを落としつつ自分もガールになることで攻撃力を上げるといった奇策まであります。
いずれも独特の性質やクセはあるため、どのようにしてルートを開拓していくかを考慮していく必要があります。
同時に検討しなければいけないのが、その用意した高火力をとどめになるように突っ込ませる方法です。攻撃力を上げるブラマジは発動時に選ぶため、除去されてしまうと一気に攻めの手段を失います。また、相手に複数の妨害やモンスターが立ちはだかった場合、計算上安定したキルを取りにくくなります。きちんととどめになるように、それ以前のおぜん立てが他の必殺技よりも大事になるため、より戦術を張り巡らす必要があるでしょう。
私としては、DP世代新規で大躍進を遂げた一枚だと思います。

〇最終的に狙うべき形はキルだけ?

ここまでは攻撃的にゲームを勝ち切る流れを紹介しました。
ですが、絆のポテンシャルはそれだけではとどまりません。場合によっては中継点や別の形でゲームの勝ち切り方を演出することが可能です。
例えば
・マジシャンズコンビネーションやバーニングマジックの発動条件を揃える
・デッキからガールを特殊召喚し、師弟含めて各種素材にしていく
・握っておきたい必殺技を一時的にデッキから出しておいてサーチの手間や変なタイミングでの素引きを防ぐ
などです。

何度も言いますが、このカードはブラマジにおいて1枚が2枚に増え、デメリットがないというかなり恵まれたカードになります。
DP世代なしでは使いにくさが残りやすいカードでしたが、今はかなりそれが解消されています。その上に、この展開先のバリエーションが豊富になったため、どのようなタイミングで使用しても効果的な一手になり得ます。
上記例は同時に共存できるものであるため、意図が増えれば増える程、一手の意味が増えます。
そういった意味でも、今はより気軽かつ効果的に発動していけるカードになったと思います。自分の構築の戦略に合致するならば、複数採用も決してロマン構築ではありませんし、十分戦略的な採用です。

〇師弟の絆の力は無限大!

さて、私のお気に入りということで、かなり熱を入れて、とはいえできるだけ客観的になるように書いてみました。

私としては、DP世代で一番恩恵を受けたのはこのカード(とツインバースト)だと思っていますし、そのポテンシャルはあると思います。
ガールの存在意義が絆だけだとしたら、というネックは解消されましたし、必殺技も、どれかと同名になる新規必殺技が来たら、また絆の価値は高まると思います(後者は半分願望かも)。

まだまだ利用方法は多いですし、師弟の絆でたくさんの強敵に立ち向かっていきたいですね!

ここまで読んでいただきありがとうございました(*^-^*)
ご意見ご感想お待ちしておりますm(__)m

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