念願の融合サーチ! レジェンドデュエリスト編6で強化されるブラマジのあれこれ その3
こんにちは、海馬ハルトです('◇')ゞ
今回はレジェンドデュエリスト編6で新規収録が決定したカードの紹介です。
ついに来ました、サーチ可能な融合カードです!!
https://twitter.com/YuGiOh_OCG_INFO/status/1181116954238738432?s=20
〇攻撃にも防御にも使える「黒魔術の秘儀」
速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●融合モンスターカードによって決められた、「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」を含む融合素材モンスターを自分の手札・フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
●レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」を含む自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から儀式モンスター1体を儀式召喚する。
ざっくりというと、ブラマジ専用の融合及び儀式魔法です。最近のカードにしては珍しく、名称ターン1がありません。そのため、条件を満たしている場合は連続して使うことが可能です。
また、速攻魔法であるため、バトルフェイズはもちろん、相手ターン中に出すことができるのもこのカードの特徴です。
最大の特徴は何といっても、テキストにブラックマジシャンやブラックマジシャンガールが含まれていることでしょう。これにより、マジシャンズロッドや黒の魔導陣などの効果で手札に加えることができるカードになります。同様にサーチできる儀式魔法に関しては、カオスフォームがありましたが、速攻魔法がバリエーションに加わったのは大きいでしょう。また、融合できる魔法に関してはサーチできるものがなかったため、積極的に融合を狙いやすくなりました。
素材に師弟を含めることを指定していること以外は、普通の融合や儀式魔法と大きな違いはありません。融合や儀式を出す先は指定されていないため、師弟のステータスを活かした融合や儀式が可能です。そのため、ブラマジデッキに組み込むことはもちろん、ブラマジを融合や儀式デッキのメインに据える可能性もあります。
ただし、速攻魔法であること以外は、通常の融合のように素材を手札や場に用意する必要がありますし、儀式に関しては素材と、出す儀式モンスターを揃える必要がある点は注意点です。
〇ティマイオスの眼との差別化
今までブラマジデッキでは、ティマイオスの眼が融合の主軸を担っていました。ですが、サーチできないことが災いし、安定した運用が難しく、融合体を主軸にした運用の難易度が高くなってしまいました。今回の新規でお役御免か、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ティマイオスにはティマイオスの良さもありますし、差別化する理由も十分あります。一度確認しておきたいと思います。
・融合素材
先ほど触れたように、黒魔術の秘儀は通常の融合と同じように素材を用意する必要があります。それに加えて、融合素材に師弟のいずれかを必ず含めなければなりません。
したがって、手札か場に融合素材を揃える必要があり、効果処理時に墓地に送る必要があります。そのため、素材の揃え方によっては、手札消費を加速させたり、融合召喚可能な組み合わせが揃わない場合も出てきます。
一方でティマイオスの眼は、場にブラックマジシャンモンスターが入れば、単発で撃つことができます。相方になる素材を揃える必要もなく、それを消費することもないため、比較的消費の少ない融合召喚ができます。
ただ、融合召喚先のモンスターがかなり絞られており、手札のモンスターを素材にできないため、カードが揃っていても融合できないということが起こり得ます。結果的に師弟+ティマイオスに加えて、師弟を出すカードがあることを要求しているカードでもあります。
・構築
黒魔術の秘儀は素材の一体を指定しているだけで、出すモンスターのバリエーションが増えます。ティマイオスで出せる融合体に加え、クインテットマジシャンや始祖竜ワイアーム、スターヴヴェノムフュージョンドラゴンなども融合召喚の候補になるでしょう。ですが、出すモンスターにバリエーションを持たせれば持たせるほど、メインデッキでの工夫を必要にします。採用する素材はもちろん、それらを用意する方法も捻出する必要があり、デッキ構築のパーツが膨れ上がる可能性もあります。ティマイオスで出す融合体に採用を絞ったとしても、超魔術師ブラックマジシャンズ以外はドラゴン族や戦士族などの素材を用意する必要があります。師弟自体が上級モンスターで、手札事故を引き起こす原因にもなるため、より強いシナジーがあるカードを選ぶ必要があります。
ティマイオスの眼では、出すモンスターが絞られていますが、師弟が場に出ていれば、一枚で多彩な融合先を選ぶことができます。そのため、エクストラデッキの種類が多少増えても、メインデッキを大きく変える必要がありません。ただ、ブラマジ関連のカードとしてこのカードをサーチできない分、やはりメインギミックに据えることは難しいでしょう。
〇ブラマジの構築やプレイングに起きる変化
ではこのカードの存在によってブラマジデッキにどのような変化が起きるのか、その展望を書き留めておこうと思います。
まず、速攻魔法であり、サーチできるカードであることは、デッキに組み込む要素としては十分あると思われます。融合を介して大ダメージを狙うことが可能になるため、最後の詰めに使うことができます。超魔導師ブラックマジシャンズが同時に収録されるため、序盤に使う意義が増えるほか、素材のために大きく構築を変化させずに黒魔術の秘儀を採用することが可能です。攻撃パターンを増やすことにも繋がり、融合体を利用した盤面の形成がしやすくなる分、総合的な対応力が増えると思われます。
儀式魔法としての役割も大きく、マジシャンオブカオスなどの儀式モンスターを採用しやすくなります。カオスフォームもサーチできるカードではありますが、速攻魔法であるため、追撃として利用する方法が取りやすくなります。他にも、融合と儀式を併用する構築の場合、状況に合わせて黒魔術の秘儀の効果を選べるため、事故の起きる確率を減らすことになります。
ただし、儀式素材に必ず師弟のいずれかを指定しているため、工夫なしでは、レベル8以上のモンスターの儀式召喚には、2体以上の素材が必要になります。出す儀式モンスターに指定がないとはいえ、そういった点を考慮した上で儀式モンスターを選ぶ必要があると思います。ブラマジが中心ならレベル7、ガールが多くなるならレベル6を一つの基準とした方がいいでしょう。
このカードは、ブラマジのメインの展開方法が罠カードであるが故の弱点を補っている部分があります。マジシャンズソウルズのおかげで、師弟の展開スピードを補うことはできるようにはなっています。ですが、展開するためには手札からの発動が必要で、これを直接サーチできるカードを組み込めるかと言われると、正直微妙なところではあります。ドロー効果もありますが、手札に魔法使い族が溜まっている状態では、コストに転用できません。このカードは、速攻魔法として、そういった部分をカバーできます。手札に溜まった魔法使い族を利用したり、即座に展開に繋げたりできるため、展開や攻撃に瞬発力を持たせることができます。
後攻からでも積極的に攻めに転じることができるため、罠特有の遅さをカバーできます。罠による展開の依存度を下げられれば、先攻後攻問わず、ガン伏せをする必要がなく、それによるバックの一掃やレッドリブートなどのリスクを減らすことができます。ライトニングストームが実装されるため、よりバック破壊への風当たりが強い分、大きいでしょう。
チェーンして展開できる点に注目すると、場のモンスターを素材にしてサクリファイスエスケープとして利用したり、竜騎士ブラックマジシャンを出すことで、実質破壊効果を無効にしたりできる点が強力でしょう。
変わったところでは、永遠の魂の破壊効果を利用しやすくなることでしょうか。永遠の魂が退かされることが避けられない場合でも、このカードをチェーンして超魔導師ブラックマジシャンズを出せば、破壊された時の効果を活かして、師弟を展開することができます。
今回は以上になります。
また何かあったら書いていこうと思います。
ありがとうございました(*^^)v
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