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RubyWorld Conference 2024 に参加してきました

kaibaです。2024/12/05、06にRubyWorld Conference 2024 に参加してきました。
RubyWorld Conferenceの紹介、セッション、観光の様子をレポートいたします。

RubyWorld Conference って?

セッションの様子

プログラミング言語Rubyの国内最大のビジネスカンファレンスです。毎年、Ruby発祥の地、島根県松江市で12月あたりに2日間開催されています。Rubyを使ったビジネスに関するカンファレンスで、RubyKaigiよりはビジネスや教育に関するセッションが多いです。

街はRubyWeekでRuby色

前日はRuby biz グランプリもあり、この週は「RubyWeek」として松江市全体で盛り上がっていました。Ruby色に建物がライトアップされていました。

movはRubyWorld ConferenceのGoldスポンサーです!

movの紹介をする南谷さん

Rubyをビジネスに使っている会社として貢献でき光栄に思います! これからもサービスと共にRubyを盛り上げていきたい!

Ruby World Conferenceの良かったセッション

kaiba的に印象に残ったプログラムを紹介いたします。

ファミコン meets Ruby

僕が一番楽しみにしていたセッションです。今やPCのメモリは16GBくらいあるのが当たり前ですが、ファミコンのメモリは2KBです。この環境でRubyを動かせないかと考える話です。
Rubyは数十MBのメモリを食うので当然無理。そこでmrubyなのですが、メモリを300KB食う。mruby/cは30KBでもう一声…!
そこでmrubyでC言語を吐き、それをコンパイルするという方法(多分…笑)でファミコンのROMを作り、それのデモを行っていました。デモのBGMがなんとも言えない味があり、スポンサーブースでのプレイも盛り上がっていました。
詳しくは https://github.com/yhara/nesruby を参照ください。

Rubyプログラミングスクールからの採用と育成

スーパーエンジニアの採用は中々難しいですし、Rubyへの貢献のためにもちゃんと育てていこう!という話。どんな会社なら初学者が来て、長くいてくれるかを考えるのが大切。初心者がいないプログラミング言語は廃れていく傾向にあるとのことで、育成に向き合うことがRubyへの貢献にもなる。
言うは易く行うは難しですが、僕達も本セッションを参考に向き合っていきたいと感じました。

たのしいparse.y

世は大パーサー時代! RubyはRubyのコードをどうやって解析しているのかを知ることができます。大変難しいのでスライドのリンクを見ていただくのが良いかと思います。Lramaは他でも使えそうだな、と思いました。

Ruby on Browser

wasmでRubyがブラウザで動くようになりました! scriptタグにRubyを書くのは変な気持ちになりますが、JSとどのように共存させるのかの入門として参考になります。

Better Ruby

Matzの基調講演。Rubyの日々の改善の話。
RubyVMにRustを使うのに当初は抵抗があったが、Rubyはブレーキが壊れているので(笑)突き進んだ、という話が印象的でした。
Pipeline Operator の文法の話もいろんな意見があって決めるのが難しい。
Ruby 4.0はLinuxと同じく目玉機能がなくても4にするかも!?

スポンサーブース

セッション会場の下はスポンサーブースとテーブルスペースになります。ざっくりと写真で紹介させていただきます。

NaClさんのブース。ファミコンやキーボードが置かれてて楽しいです。

NaCLさんはトークにもあったファミコンゲームを実際に遊べます!
レトロフリークが使用されていました。

ESMさんのブース

ESMさんはRailsパッチ会を開催していました。面白い試みです。
チロルチョコ、疲れた脳に効きました。ありがとうございました。

フェンリルさん

フェンリルさん。東京だとあまりお目にかからない印象なのです。Sleipnir、PictBearにお世話になっていたのはもちろん、実は大昔に仕事でもちょっとだけ関わりがありまして挨拶に行きたかったんですが、常に人がいて話せませんでした。さすが。

費用

費用概算

費用について記載しておきます。上記に加えて交通費と宿泊費が掛かってきます。私は3泊4日で7万円ちょうどくらいでした。宿泊費を低くしたければRuby Friendsの「やんちゃハウス」や「こたつハウス」を訪ねてみるのもいいかもしれません。
来年の参考になれば幸いです。
私達のように前日のRuby biz グランプリに参加される場合はそれも考慮するとよいでしょう。

終わりに

movロゴの前で仲良く一枚

私はRubyWorld Conferenceへの参加もRuby発祥の地である島根を訪れずのも今回が初めてでした。RubyKaigiに比べるととっつきやすい話題が多く参加しやすいのがよい印象でした。
来年はmovからRubyWorld Conferenceの登壇者がでるといいな!と思いました!

おまけ: 松江観光

私の個人ブログに観光編を書いておきましたのでよかったらこちらもどうぞ!


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