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片頭痛とともに生きる私の体調管理術
こんにちは!ポートフォリオすらまだ作れていない、そのこと申します。
初めての記事は「一体何を書いたらいいのやら…。」とビクビクしていましたが、Webライターラボの「今月のコラム」テーマが私にあっていたので初投稿します!!
今月のテーマは2つ。わたしが選んだのは「自分なりの体調管理術」です。なぜなら、私は中学生のころから片頭痛に悩まされているから。
「自分の意志ではどうにもできない」と思っていたけれど、少しずつコントロールできるようになってきました!
本当はおさらばしたい。でもできない。だったらうまく付き合うしかない。今回は私の身に起こる片頭痛と体調管理術についておはなしします。
睡眠が体調に直結する
私の体調管理術、それはズバリ「睡眠をとること」。術と呼べるほどすごいことじゃないけれど、これが1番なんです。
片頭痛は人によって、症状が出るきっかけや痛みの強さがまったく違います。
症状が出るきっかけとしてよく言われるのはストレス、栄養、睡眠不足・過多、ホルモンバランスなど。なかにはチョコレートが引き金になるパターンもあるそうです。そして最近になって「私の場合、片頭痛の引き金になるのは睡眠不足かもしれない」と気付きました。
「中学生の頃から片頭痛なのに、いまさら?」って感じですよね。
気付けたきっかけは、Webライターとして活動しはじめたこと。作業が深夜までおよび、時には貫徹し、睡眠時間が削られていきました。「もしや睡眠が関係している…?」と薄々感じていたところ、子供からも「夜遅くまで記事を書くようになってから片頭痛増えたよね」と言われる始末です。
季節の変わり目にも片頭痛は出やすいけれど、天候は私がどうこうできるものじゃない。しかし睡眠をとるだけでコントロールできるのなら、やるしかないでしょう!!
気付いてからは睡眠をとるよう意識しています。質も大事だけれど、まずは睡眠時間を確保するところからです。
人によって理想的な睡眠時間はちがいますが、どうやら私は6時間ほどあれば片頭痛を起こさずにすむようです。時間が足りていないと感じた時は、子供と一緒に昼寝をすることも。
もともと1年に数回だった片頭痛が月2回にまで増えていたけれど、ここ最近(2か月ちかく)は症状がなくいい感じです♪このまま睡眠時間を確保できるよう、スキマ時間をうまく使っていこうと思います。
片頭痛で命の危機を感じたことも
おおげさな話ではなく、片頭痛で「死ぬかもしれなかった」と感じたことがありました。
片頭痛が起こる前兆の1つに「閃輝暗点(せんきあんてん)」という症状があります。視界の一部にキラキラとした見えづらい部分が急にあらわれ、そのキラキラの範囲がどんどんと広がっていく、というものです。
私が片頭痛になる直前はかならず閃輝暗点がおこります。30分~1時間程度かけて徐々に範囲が広がり、視界すべてがキラキラに埋め尽くされます。やがてキラキラは少しずつ消えていくのですが、消えさった頃に片頭痛の本番はやってきます。
私の片頭痛の本番(症状)は主にこちらです。
孫悟空が頭につけている、悪さをした時にギュー!としまる「緊箍児(きんこじ)」という輪っかをやられているような頭の痛み
目や頬骨の裏側もおなじように痛むので目を開けていられない
強烈な痛みにより吐き気や嘔吐をともなうので、心身ともに疲れ果てて、最後は気を失ったようになる
…分かりますか?閃輝暗点のキラキラや、痛みで目を開けていられない。つまり「見えていない」時間がかなりあるんです。
片頭痛は時と所をかまわず急にやってきます。それは大人が私しかいない状況で、子供を車に乗せている時にでも、です。
本当にあの時はあせりました。パパは宿直でいない日で迎えに来てもらえないし、そんな時に限って家から1時間も離れた公園に行っていたのですから。よく家まで無事に帰れたな…。
それまでは頭痛がひどすぎて「このまま頭割れちゃうんじゃないか」と思ったり、「こんなに痛くて脳に影響はないのか」という心配をしたりしていました。
しかし「車で閃輝暗点事件」がおこり、そんな心配以上に「子供の身に何かあったら」「人様を巻き込んでしまったら」という恐怖がはるかに大きくなったのでした。
いざという時は薬や家族にも頼る
昨年からは、片頭痛治療用の薬を処方してもらうようになりました。
これまでは片頭痛でつらくても、薬は飲みませんでした。私は子供が5人おり、ここ10年間のうちほとんどの期間で妊娠・授乳をしていたので薬を「飲めなかった」からです。
それともう1つ。薬を飲んだら負けのような気がしたから(笑)。
でも子供や誰かを傷つけてしまうかもしれないと気付き、そんなこと言ってられなくなったんです。
通うことになるなら近場がいいな~と病院を探してみたところ、車で10分の距離に脳神経外科が新しくオープンしたんです。しかも片頭痛治療の専門!!これは天啓にちがいない、と即日行ってきました。
そこで2種類の薬を処方してもらい、いる時間が長い台所と、持ち歩いているカバンに分けて置いてあります。何度か飲んだのですが、私に合っているようで効果を実感できました。薬を飲んだら負けなんてとんでもない、むしろ大勝利です。
そして家族が頼りになるのも安心材料だと感じています。
パパはのたうち回る私を初めて見たときに事の重大さに気付き、それからずっと1番の理解者として寄り添ってくれています。
それに子供たちが成長して頼れる存在になりました。我が家では私が「アレがくるかも」と言えば通じるので、その言葉を皮切りにみんなサッと動いててくれるのです。「はい寝ててくださーい」と言ってありったけの布団をかけ、氷枕と水分を置いたら、ちっちゃい組が寝室に行かないよう小学生組が遊んでてくれます。
本当にありがたいし、「私が具合悪くなったら家のなかが回らない」という緊張感から解放されました。
「病は気から」とはよく言ったものですよね。薬を飲まなくても、手を伸ばせば届くところにある。私がいなくてもなんとかなる。それだけで「片頭痛になっても大丈夫、どんと来い!」と思えるようになり、いい意味で身体の力が抜けたのが良かったんだと感じています。
最後に
片頭痛は「周囲に理解してもらえない」ことが多いです。
片頭痛になったことがない人にとって片頭痛=ただの頭痛であり、自分が経験したことのある頭痛と結び付けておられると感じます。
でもそうじゃありません。片頭痛の痛みがピークになると、大の大人がボロボロ泣くぐらいキツいです。
私はたまたま睡眠不足が片頭痛を引き起こしていることに気付けただけで、原因がなんなのか分からず、怯え苦しんでいる人はたくさんいると思うんです。それこそあなたの身近なところにだっているかもしれません。
もし片頭痛で悩んでいる人がそばにいたら、この投稿を思い出しながら「こういう人がいたよ、こうしたら良かったらしいよ」とお話してあげて下さい。
なんだか体調管理術よりも、片頭痛の話が大半をしめてしまいましたね。同じく片頭痛に悩んでいる同士の、気付きや体調管理術を見直すきっかけになってくれたら嬉しいです。
長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。
Discore名:そのこ
#Webライターラボ2502コラム企画