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修正できない設計ミス

知人の利用しているシステムの終了処理がおかしいという話になり、聞き込んだ内容をもとに処理の流れを書いてみた。

「保存しない」と「キャンセル」って逆じゃないか?
「キャンセル」ボタンは一般的に、ユーザーが行った操作を中断し、元の状態に戻すためのものとして認識されている。しかし、上図ではアプリ終了へつながっている。

ここまではちょっとしたイケてない設定、なのだが、問題となるのがこの種の設計ミスを修正することの困難さである。特定のUIが一度世に広まってしまうと、ユーザーはその操作性に慣れてしまい、その癖を記憶する。そのため、設計を修正すると、これまで慣れ親しんでいた操作が変わり、ユーザーが操作ミスをするリスクが存在する。

このように、UIの設計にはユーザーの直感と使用習慣の両方を考慮する必要がある。一度設定されたUIの改訂は、新たな混乱を招く可能性があるため、注意深く行われるべきである。それゆえ今回のような問題点は、なかなか根深いものとなっている。

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