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投資はギャンブルではない!
こんにちは。
かいです。
今回はギャンブル・宝くじ・投資などの期待値を出し、「投資はギャンブルではない」ことを証明したいと思います。
期待値とは
期待値とは確率変数のすべての値に確率の重みをつけた加重平均のことです。
このように言われてもすぐわからないと思うので、例を出して解説します。
【問い】
10本のくじがあり、2本は大当たりで100円で換金可能、3本は当たりで50円で換金可能、残りの5本はハズレで0円とする。
1回30円で1本引けるとしたら、確率的にいくら得するかまたは損するか答えよ。
【計算式】
100円×2/10+50円×3/10+0円×5/10
=20+15+0=35円(⇦このくじを無限回行った場合の期待値)
1回当たりの参加費は30円なので、確率的に5円得する。
このように期待値とは無限回行った場合に、自分がどれだけ得をするか、または、損をするかわかる計算方法です。
この考え方を用いて、ギャンブル・宝くじ・投資などのリターン割合を分析していきます。
ギャンブル・宝くじの期待値
一般論として掛けた金額が100だとすると、ギャンブルの期待値はほぼ確実に100以下になります。
それぞれの期待値について、紹介したいと思います。
※以下の期待値は掛け金100としたときの還元率を表します。
またギャンブルの期待値計算については非常に複雑なため、「ギャンブル還元率ランキング」から数値を引用します。http://www.gambles-payout-ratio-ranking.com/
パチンコの期待値
80〜85
競馬の期待値
70〜80
ボートレース(競艇)の期待値
75
競輪の期待値
75
オートレースの期待値
70
宝くじの期待値
46
以上です。
このようにギャンブル・宝くじはどれに賭けても、長期的には自分が損をします。
では逆に得をするのはどこでしょうか。
それは胴元です。
競馬であればJRA、宝くじであれば国や地方公共団体です。
まぁ宝くじは損した分のお金が、公共のために使われるのでまだ納得できます。
しかしそれ以外のギャンブルに関してはほぼ自分たちのために使われません。
自分の射幸心を煽り楽しむ目的であれば結構ですが、稼ぐ目的のためにやられるのは合理的ではないでしょう。
投資の期待値
では投資の期待値はどうでしょうか。
こちらも計算式が複雑なため、投資信託の目論見書の数値を引用します。
今回参考にする目論見書は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
https://emaxis.jp/pdf/web/viewer.html?file=/pdf/koumokuromi/253266/253266_20200723.pdf#page=7
目論見書5ページ目
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の期待値は、
109.8です。
つまり長期間投資し続けることによって、9.8%分も利益を得られる可能性があるのです👍
まぁ9.8%はあくまで平均値なので、図の通り1年の間に36.4%勝つこともあれば、-14.1%と負けることもあります。
今回紹介したのはS&P500という指数に連動するファンドに投資した場合の期待値です。
他にも全世界株式に投資できるものや日経平均株価に投資できるファンドもあるので、ぜひ目論見書を見てみましょう!
見るとわかりますが、ちゃんと長期間投資すれば期待値は必ず100を超えてきます。
まとめ
期待値からわかることは、ギャンブルは長期間継続して行うと必ず負けます。
理由は胴元が儲けられる仕組みになっているからです。
一方投資はきちんと考えて銘柄を購入し、長期間継続して行えば、期待値的には勝てる可能性が圧倒的に高いです。
よく「投資はギャンブル」と言われますが、その人たちは期待値的な考え方をおそらくしていません。
メディアで煽られた結果、このような発言をしてしまったのだと思います。
この記事を読んだ方はぜひそのような人にならず、自分の頭で考え行動できる人になってほしいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました😊
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