伝説の7大投資家(ジム・ロジャーズ編)
こんにちは。
かいです。
今回も、「伝説の7大投資家」を読んで参考になったところを箇条書きにしてまとめたものを紹介します。
ジム・ロジャーズ
バイクと車で2度も世界中を回った「冒険投資家」。「百聞は一見に如かず」
自分の目と足で成長を確信した新興国市場への株式投資を得意とする。
何かをやりたいと考えた時には、年齢なんて関係ない。
「私は自由であり続けたいと思った。自由であるためにはお金も必要だ。自由を得られるだけのお金が欲しかったから、6歳からビジネスを始めた。」
大切なのは言われて動くことではなく、仕事にまえむきに自発的に動くこと。
「学ぶことが好きで、ずっと学び続けたい」というのがロジャーズの思いだった。
ロジャーズもソロスも、野心家で猛烈な働き者、知的能力に恵まれ、読書家だった。
そして二人ともウォール街の常識や時流に対して健全な疑いを持つ一匹狼でもあった。
ロジャーズによると、常識には間違っているものもあれば、正しいものもあり、その常識が間違っているのか正しいのかを自分自身で調べ、そして考えることが大切だという。
「大勢に従って成功した者は、これまで1人もいない。もし周囲の人々が君の行動を制止しようとしたり、馬鹿にし始めたら、それは素晴らしい成功のサイン」
「自分がよく分かっているものに投資しろ」
「I thinkではなくI knowなのだ」
投資するにあたって、その対象に「価値があると思う」というだけで投資をしてはいけない。「価値があることを知っている」と言い切れるまで徹底して調べ抜き、そして確信を持ったうえで投資をする、というのがロジャーズの考え方。
ロジャーズによると、大半の人が成功できないのは、徹底して調べることをせず、不十分なまま、「価値があると思っている」レベルで投資するからだという。
投資は価値があると「知っている」といえるまで何もしてはいけない、というのがロジャーズのアドバイスである。
周囲の人がある人の行動を止めようとしたり、バカにし始めたら、それは良い兆候だ。
むしろみんなが「バカな」と思うような行動のほうがうまくいく。投資の世界では、大衆に追随するのではなく、大衆の考えや心理に逆らうことでこそ成功を手繰り寄せることができる。
若者が節約し、正しく投資する1ドルは後に20倍になって返ってくる。
ロジャーズにとって世界を旅することは投資対象を見つけることが第一の目的ではなかった。それでも伝説の投資家の目で見ればチャンスが見えてくる。
「投資はいかなる時も慎重でなければならない。投資の第一のルールは元手を失わないことだ」
ロジャーズの投資の基本は、「すべてを調べつくす」ことだ。
「大きなリターンを狙って闇雲にお金を突っ込むのではなく、周到な準備をしたうえで投資する」
「保有銘柄はできるだけ少なくすべきだ。ポートフォリオとはどれが上がるのか自信がないから、みんな買うという発想だ。上がるもののみを買い、下がるもののみを空売りすればよい」
周到な準備と確信、その裏付けがあってこそ人は「上がるもののみを買い、下がるもののみを空売りすればよい」と言い切れることができる。
投資の世界では時に「途方もない価値のもの」に出くわすこともあるが、そんな時にはロジャーズの言うように「何かがおかしいのでは」と考える姿勢が欠かせない。それが「次にとるべき行動」を教えてくれることになる。
「投資家であれば、何か大きな変化が起こるのを見たら必ず次のように考えなければならない。これは何を意味するのだろうか。どんな影響があるのだろうか。これによってどんな経済的、政治的、社会的な変化が起こるのだろう」
重要なのは日々の株価の動きではない。大きな変化、突然の変化をとらえ、その変化がもたらすであろうものと、現状の株価の間に隔たりが大きければ大きいほどビックチャンスがあるというのがロジャーズの考え方。
ロジャーズの言う「大きな変化」は世界規模、国家規模である必要はない。それぞれの業界にとって数十年に一度の変化はしばしば起きており、そこにチャンスがあるというのがロジャーズの考え方。
投資においても「学ぶこと」は必要だが、それ以上に自分の目で確かめ、自分の頭で考える力が成功には欠かせない。
投資に精通するためには、本を読んだり、ビジネス・スクールで学んだりする以上に、自らの世界を見て、「大きな変化」を肌で感じ取る方がはるかに大切だ。
「何でもできるという気分になったら、何もしないこと」
過信や慢心は見る目を曇らせる。
「優秀なトレーダーは、自らが間違いを犯しやすい人間であることを自覚している」
投資の世界に「確実」とか「絶対」という言葉はない。
「間違った」ことを素直に認めて、すぐに正しい方向へ転換することが肝要だという。
大切なのは自分をよく知ることだ。
投資で成功するためには「人は間違える」ことを知り、間違えた時には素直に間違いを認めることだ。そこにこそ成功し続ける鍵がある。
「昔日の経済大国が最貧国になったケースはいくつもある」
ロジャーズの投資は歴史に学び、自分の目で見て、そして考えることで成り立っている。
ロジャーズほど「自分で見る」ことにこだわった投資家はいない。
「百聞は一見に如かず、一見は一行に如かず」
以上です。
やはり株式投資の格言集にある「遠くのものは避けよ」というのは、いかに重要なことであるか、ロジャースが教えてくれた気がします。
自分もロジャースの考え方を意識して、投資に励みたいと思います。
次回は、伝説の7大投資家に共通する考え方について紹介します。
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