符計算を覚えよう④実践練習

今回は実際に符計算をやってみましょう。
いきなりは難しいと思いますので、前回の例のように解説しながら進めていきましょう。
その前に一点だけ覚えておいてほしいことがあります。

これから手牌の説明の際に、記載する数字はそれぞれ以下を表します。
12345678:索子(ソウズ)
一二三四五六七八九:萬子(マンズ)
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨:筒子(ピンズ)

▼喰いピンフの形は30符として計算する
喰いピンフというのは、鳴いてピンフの形になっている状態です。よく見るのが鳴いてタンヤオのみとか、鳴いてタンヤオ・ドラ1とかですね。
実戦で、ものすごく出てきますし、実際の形を見ておきましょう。

手牌:22 三四
鳴いてる形:456 ③④⑤ ⑥⑦⑧
チーなので上家から鳴いてると想像してください。

こちらのニ五萬子待ちですが、符はいくつあるでしょうか?
まず両面待ちは0符、鳴いてる形も数字の横並びである順子なので0符です。
基本符の20はもらえるとして、暗刻も槓子もなし、雀頭は字牌ですらない。となると基本符の20しかない状態なのです。
しかし、こういう場合は「30符」あるということにして計算しようという麻雀のルールがあります。
1翻30符が1000点で麻雀の最低点は1000点という決まりがあるからとか理由はあるらしいのですが、要するに『喰いピンフ(鳴いたピンフ)』の形は30符だと暗記しておけば大丈夫です。

▼符計算を実践してみよう
前回までの記事の内容を元にいよいよ符計算をやってみましょう。はじめからできる人はいませんので、わからなくても何度でも読み直して理解できればそれで大丈夫です。
今回は符数だけを答えあわせします。翻数はドラで変わってくるので今回は無視してください。

答えはこの記事の下部に記載してあります。

【実践①】
この牌姿の符数はいくつ?
門前部分:567 789 一ニ三 四四 ②③
鳴き部分:なし
アガリ牌:④
ロン/ツモ:ロンアガリ

【実戦②】
この牌姿の符数はいくつ?
門前部分:567  ニ三四 六六 ⑤⑥
鳴き部分:678 
アガリ牌:④
ロン/ツモ:ロンアガリ

【実践③】
この牌姿の符数はいくつ?
門前部分:白白白 68 四五六 六六 ⑤⑥⑦
鳴き部分:なし
アガリ牌:7
ロン/ツモ:ツモアガリ

【実践④】
この牌姿の符数はいくつ?
門前部分:444 68 三四五 六六六 ⑤⑥⑦
鳴き部分:なし
アガリ牌:7
ロン/ツモ:ツモアガリ

【実践⑤】※こちらは難しいです
この牌姿の符数はいくつ?
門前部分:999 ニ三四四五 ①① ⑤⑥⑦
鳴き部分:なし
アガリ牌:三
ロン/ツモ:ツモアガリ

今回の問題は以上です!!!
今後もよく出現する形や、少しややこしい形などを紹介して符計算の勉強の参考になれば幸いです。
ではでは次回もお楽しみに〜!





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▼答えあわせ
【実践①】
30符
★ポイント
役にピンフがつくロンアガリは必ず30符です。
鳴いたピンフ形はツモでもロンでも30符ですので、暗記しちゃいましょう。


【実践②】
30符
★ポイント
上記の通り、鳴いたピンフ形、通称喰いピンフも常に30符です。鳴いてようが門前だろうが、ピンフの形になったら30符!これは丸暗記!

【実践③】
40符
★ポイント
一九字牌の暗刻に、嵌張・辺張待ちのツモあがり。
これは実戦でも非常によくなる形です。ツモアガリは門前ロンアガリの10符をもらえないので、基本的に30符になることが多いのですが、ツモアガリで40符になる代表的な例となります。

【実践④】
40符
こちらはたまに出現する形です。そして結構気づかずに30符で申告してしまう代表です。一九字牌がないから符が切り上がることを失念してしまいやすいので、中張牌でも暗刻が2個ある場合は疑ってみていきましょう。

【実践⑤】
40符
えっ!?一九字牌の暗刻とツモアガリで8+2だから30符ぴったりじゃん!と思った方は多いと思います。待ちが四五部分の三六両面待ちなのですが、分解してみるとニ四 三四五でも見れますよね?
こういう場合は、麻雀の高め取りという法則があてはまり、三でアガると嵌張待ちであがったことにしよう!というルールがあるのです。
つまりは一九字牌暗刻の8+ツモアガリの2+嵌張待ちの2で、加符が12になるのです。
とはいえ、注意したいのが暗刻のないピンフであがった場合はピンフを採用するほうが点数が高くなるので、嵌張であがったことにはなりません。ピンフの方が高め取りってことですね。

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