符計算を覚えよう②大前提を覚える

符計算をイチから始めようとしている方は、前回の「符計算を覚えよう①」を読んで頂いた感想は「翻数はわかるけど、20符とか30符ってそもそもなんやねん!」だと思います。それで大丈夫です。

▼符計算は何故必要なの?
これから記載する数字はそれぞれ以下を表します。
12345678:索子(ソウズ)
一二三四五六七八九:萬子(マンズ)
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨:筒子(ピンズ)

麻雀はアガった手牌構成に、翻数とは別の点数が付きます。それが符です。
翻数は技の難易度、符数は芸術点みたいなもんですかね。

例えば、
例1:發發發 123 二三四 七八 ⑧⑧ 六九待ち
例2:發發發 123 二三四 五七 ⑧⑧ 六 待ち
このどちらも六でツモあがりしたとしましょう。

翻数はどちらも發・ツモの二翻です。
しかし例1は500-1000(親なら1000オール)、例2は700-1300(親なら1300オール)と点数が変わるのです。
これは例1は六九の両面待ちという比較的あがりやすい形であるのに対して、例2は六でしかアガれない嵌張(カンチャン)待ちだからです。
翻数は変わらないけど難しい条件でアガったのだからオマケのポイントをあげよう!というルールが符計算の原理なのです。(必ずしも点数が増えるわけではない)

なぜ必要なのか意味のわからないことを覚えるよりも「あ、そうなんだぁー。」と原理を知っているだけでこれから覚えることも頭に入ってきやすいので、↑のことは少し知っていてくれると嬉しいです。

それでは符計算の大前提をご紹介します。
今回はこれだけ覚えて下さい。

▼符計算の大前提を覚えよう
【前提1】
どんな手牌構成でアガっても必ず「20符」から符計算はスタートします!ですので、前回の点数紹介も20符以上からしか記載してませんでしたね。
ここから手牌構成や鳴きのない門前なのか、などによって符が足されていきます。詳細は次回以降をご覧下さい。

【前提2】
符計算は1の位をすべて切り上げで計算します。
アガリ形が32符を満たしていればあれば40符として扱い、48符のアガリであれば50符として扱います。
もちろん30や40ぴったりの場合は、そのまま30と40のままです。

【前提3】
ピンフ・ツモは20符として扱います。
ピンフ・ツモ・ドラ / ピンフ・ツモ・ドラ・
ドラ / タンヤオ・ピンフ・ツモでも同じく20符です。これはもう丸覚えしてしまってください。必ずそうなる決まりです。

【前提4】
七対子は25符として扱います。
七対子・ツモ / 七対子・ツモ・タンヤオでも同じです。これも丸暗記してしまって下さい。

【前提5】
5翻以上の場合は符計算は必要ありません。
5以上の翻数を満たしている場合は、満貫→跳満→倍満→三倍満と単純な計算のみを行えば問題ありません。

大前提としては以上です。
またチラホラと出てくる可能性もありますが、今回はこの内容を覚えておきましょう。

▼次回の予告
次回はどのような形(暗刻、暗槓、門前など)に、どれくらいの点数が加算されるのかを覚えましょう。いよいよ鬼門となるような内容ですが、できる限り丁寧に書きますのでお付き合い下さい。

いいなと思ったら応援しよう!