アナザーライダーという設定

本来死ぬはずだった人間が死なずにアナザーライダーにされてしまう、という設定でアナザービルドは誕生した。もし、アナザーライダーになるための条件が「死ぬ間際」であることが今後のアナザーライダーにも引き継がれるとしたら、面白いことになるかもしれない。

仮面ライダーファイズ 乾巧
仮面ライダーファイズの物語でファイズに変身することができるのはオルフェノクだけである。オルフェノクは人間が死亡した時に稀に誕生する怪人である。つまり、少なくともまず人間として死ななければファイズに変身する資格が与えられることもない。
ファイズ編として放送される仮面ライダージオウ第5話と第6話では、乾巧が仮面ライダーファイズになるという設定が一度否定されることになるが、もしこれが、 "乾巧の死亡を阻止する" という形で実現されたらどうなるだろうか。さらに、死ななかった乾巧がアナザーファイズにされたら・・・

アナザーファイズとなった乾巧が流星塾の同窓会に乱入し、人工的に半オルフェノクにされた草加雅人と対峙するという場面も想像できそうだ。ここで草加が変身するライダーがカイザなのか、デルタなのか、もしかしてファイズなのか。村上幸平氏の出演も決まっているので、様々な可能性を想像することができて楽しみだ。木場勇治役の泉政行氏がもし生きていたら、交通事故で木場勇治が死ぬ直前にアナザーファイズになるという話も可能だったかもしれない。

人間として死ぬことが条件であるオルフェノクと、死ぬ直前であることが条件であるかもしれないアナザーライダーの設定の組み合わせは実に面白い。死んだライダーといえば仮面ライダーゴーストも該当するのだが、ライダーになる条件とは言えそうもない。これもいずれ余裕があれば考察してみたい。

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