結局"スキルを身につける"って何なの??
気づけば11月にもなって、特に札幌はすこぶる寒いわけですが
さらに気づけば、自分が今の仕事を始めてもう3年も経ったんだなと。
たった3年でここまでよく変化したなって感じですが、
それぞれ目の前の必要なことに応じて変化してきた結果なので
まぁ自然なことっちゃ自然なことなのかなと思います。
と、自分語りはこれくらいにしておきますが
こうして振り返ってみると、短い期間の中で色々な仕事をしてきて
当然それぞれで一定のスキルを求められてきました。
で、じゃあこれらのスキルをその都度ゼロから勉強していたのかと言われると必ずしもそうでもなく。
それまでの仕事の中で経験則的に身につけつつ、必要に応じて別途勉強した形でした。
それこそ、最近始めた外部CFOの仕事なんて会社員の時やってたことをベースに、独立してからやってきたマーケティングの知識も入れて取り組んでいるような形なので
「なんてことなくやってた仕事が思いがけない形で役に立つこともあるんだなぁ」
って感じです。笑
でもじゃあそうなると、巷でよく言われる(?)
ビジネスマンとして活躍したい、稼ぎたいならスキルを身につけろ!
みたいなのって実際何なの?って感じです。
自分も会社員時代は漠然と
「商社で身につくスキルなんて英会話と飲み会マナーくらいだろ🥺」
みたいな焦りを感じていたし
フリーランスになってからも
「稼げるようになるにはスキルをとにかく身につけろ」
みたいなことを言われまくるし
転職の広告とかを見ても
「あなたのスキルを活かして転職しませんか?」
みたいなことが書いてるし
なんだか広く漠然とした概念としてこの"スキル"ってのが使われてるような気がしたので
今回はこの"スキル"というものに関して思うところを書いていこうと思います。
前提:"スキル"という言葉のワナ
この"スキル"という言葉にはちょっと罠があると思っています。
具体的には…
って感じで誤解している人がそれなりにいるんじゃないかなと。
そもそも"スキル"って何か特別じみたものでもなく
『お客様が必要としているものを提供できる能力』
の全てを指すわけです。
(これ超重要)
必ずしもスキルって何か特別なツールに紐付くものでもなく、
「法人営業での成約率が高い」「数値管理と分析が得意」
みたいな、やや抽象度が高く何か特別なツールに紐づかないものでも
当然スキルには該当するわけです。
また、身につけることそのものに目的があるわけではなく
あくまでそのスキルを身につけた結果、それがお客様の役に立つ(仕事になる)ことが目的なわけで
資格スタンプラリーみたいになっても意味がないわけですね。
まぁスキルって言われるとゲームの特殊能力みたいな感じで、
特別感のあるもののように感じるかもしれませんが、
これは結構ワナになるわけです。
「この講座を買えばスキルが身につく!!」
「この会社で働けばスキルが身につく!!」
みたいな、よく分からんフワッとした"スキル"ほど曖昧なものはなくて
実はこれは"スキル"っていう何か役立ちそうなものを餌にしているだけのケースもあるよってことです🥺
お客様の役に立てば結局なんでもいいって話
ってことで本題に移りますが、前述の通りビジネスにおける"スキル"って
『お客様が必要としているものを提供できる能力』
なので、お客様の役に立てば何でもいいって話にはなります。
と、いったくらいシンプルな話だったりします。
お客様が必要としていることで
お客様が自分でできない(もしくは外注したい)ことで
それを自分が提供できる
この構図さえ成立すればもうそれは立派なスキルなわけですね。
逆に言えば、どんなに高度な技術でもそれを求めている人がいなければ
ビジネス上における"スキル"にはならないわけです。
そして、この考え方に基づけば
一見役に立たなそうなものでも、それを必要とする人さえ見つければスキルになる
ってことも言えちゃうわけです。
例えばですが
「Office(パワポとかエクセル)が使えてもそれはビジネススキルにならん」
みたいな論調ですね。
まぁ確かにパワポやエクセルなんて会社員のかなり多数が
一定のレベルで使いこなせるってのは事実だとは思います。
でも、じゃあもし
そのOfficeが一般的な会社員とは比べ物にならないくらい使いこなせて
しかもそういったOfficeを使いこなせる人が全くいない会社相手なら?
パワポのスキルは資料作成代行サービスになるし
エクセルのスキルもデータ整理サービスになる
わけですね。
実際、上記のような仕事でそれなりの金額を稼いでるフリーランスなんていくらでもいます。
よく誰かが言う
「〇〇なんてスキル大して役に立たないよ〜」
なんてのは、そのスキルをまともに習得してない人が言ってる
(もしくはそのスキルの競合位置に当たる何かをしてるポジショントーク)
だけで、実際のところは仕事になる相手さえ見つければそれはもう立派なスキルなわけです。
あえて勉強するなら汎用性が高いものがいいって話
と、ここまで
『君の得意なことを必要としている人さえ見つければそれはスキルさ!』
みたいな能天気な話をしてきましたが
とは言え普通の会社員や大学生の人にとっては
「本当に自分一人でできることなんて無いから、ゼロからスキルを身につけなきゃ…」
となってしまうのも無理もないと思います。
(会社員時代の自分もまさにそう感じてました笑🥺)
そんな方向けに、ゼロから新規にスキルを学ぶ際にはどう選定すればいいのかを簡単に書いていきます。
当然ですが、ゼロからスキルを学ぶということは一定のお金と時間がかかるわけなので
それを無駄にしないためにも、出来るだけ価値の高いスキルを身につけた方がいいよねって話になります。
そんな価値あるスキルを選ぶ条件について少し話をしていきます。
(※自分に向いてるか否かみたいな話は今回はしません)
それは
汎用性の高いスキルであること
ですね。
いや汎用性って何やねんって感じですが、具体的に言えば
・そのスキルを必要としている人が多いこと
・ 他のスキルに応用が効きやすいこと
・一過性の流行ではなく、長期間において役に立つこと
とまぁこの辺でしょうか。
何度も書いてきた通り、
お客様の役に立てばそれは立派なスキル
逆に誰の役にも立たなければそれはスキルではない
って話なので、『役に立つ相手が見つけやすい』ってのがスキルとして
重要度が高くて、これが"汎用性"な訳ですね。
それがそっくりそのまま
・そのスキルを必要としている人が多いこと
・ 他のスキルに応用が効きやすいこと
・一過性の流行ではなく、長期間において役に立つこと
なわけです。
実際、自分もマーケティングやライティングを勉強した際はずっと上記のことを考えてました。
『相手の本質的なニーズって"面白いLINEができること"じゃないしなぁ』
『別にLステップを操作できるだけじゃ他のことに応用効かないしなぁ』
『マーケティングとかライティングの根本的な考え方やスキルは、一過性のスキルにならず形式が変わるだけでずっと役に立つよな』
みたいな感じですね。
まぁ実際ライティングを学んだことでLINEに限らず
YouTube台本からLP、広告のクリエイティブまで幅広く仕事を受けれたし
そこで磨かれる顧客視点の考え方は、数字をメインに扱う今の仕事においてすらも非常に役立ってます。
ということで、今からわざわざ勉強するのであれば
汎用性の高いスキルであること
は重要なポイントとして意識できるといいかなと😌
(逆に一過性のスキルは特に要注意です。特にそれに乗っかって講座業で稼ごうとする人はたくさんいるので、、、笑)
ってことで長くなってしまったので、今回の内容はこれくらいにしておきます!
(いつも前置きが長くなって、本文の尺が足りなくなるんよな、、、笑)
本当は
日々仕事をするだけで"スキル"を自然と身につける方法
についても書きたかったんですが、これに関しては記事1本分くらいのボリュームになってしまうので、また別の機会にでも触れるようにします!
ってことで今回の内容は終わり!
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