嫌々やっている仕事なんて辞めちまえって話

ちょっと今回は攻撃的なタイトルですが、朝からニュースを見ていて
強く疑問に感じた&考えさせられた話があったのでこれをテーマに書いていこうと思います😌

ってことでコトの契機になったのは少し前に話題になったこのニュース

IKEAで着替え時間分のバイト代が払われてなかった、って話ですね。

ニュース見た方はコトの概要は知っているかと思いますが、ざっくりまとめると

・前提として、過去に最高裁の判決で「使用者から義務付けられた作業服の着脱は労働時間に当たる」というものが出ている
・IKEAのバイトの人が着ている制服は使用者から義務付けられているものである
・着替えの時間はバイトの勤務時間に含まれていなかった
・上記の一件後、IKEAは前後5分ずつ合計10分間を着替え時間として労働時間に含めることに

って感じです。

はい、まぁこれを見て何の違和感を感じない人もいれば、
流石にちょっと細かすぎないか?と思う人もいると思います。

で、自分はこの一件に割と違和感を感じた方だったので
今回はそれについて書いていくって感じです。

※ちなみに
この手の時事問題に意見を表明すると知らぬところから
叩かれたり燃えたりするリスクがあるので、先に前置きしておくと

・そもそも自分は労働基準法の細かいことは把握していません。
・IKEAのバイトにおける細かい労働環境も把握していません。
・あくまでニュースで見える範囲内の情報をもとにした個人的意見です。

って感じ。
はい、前置きしたので自由に書きますね。笑

そもそも着替え時間に時給は発生するべき??


まずそもそも今回の一件の中心になっている

「そもそも着替え時間に時給は発生するべきか?」

ということに関して。

これに関しちゃ、

「別にどっちでもいいと思うけど、そもそも着替えって1分もあれば終わるやろ…」

って感じです。
そもそもここで言う"着替え"って、規定された制服に着替えましょうってだけの話で個人が自分の見栄えを気にして髪型やメイクを整えたりするのは含まれないはず。
それならせいぜい1,2分で終わる話だよねってこと。

ただ、その上で労働基準法上もしくは最高裁の判決として

"使用者から義務付けられた作業服の着脱は労働時間に当たる"

というのがあるのであれば、支払うべきだとは思います。
それがルールですし、そういった秩序が守られなければ労働基準法とかが意味をなさなくなってしまうので。

なので、今回最終的にIKEAがとった"勤務時間の前後5分ずつに着替え時間を労働時間として設ける"という対応で一件落着って感じでいいと思うんですが

今回の一件はルール的な話ではなく、それ以外のところに本質があると思っています。


着替え時間で得られる収入って??


もう一つこの話を掘り下げる上で重要な前提と考えておくと

そもそもこの話っていくらくらいの金額インパクトのある話なんだっけ??

ってこと。

計算しやすくするために

・1日の着替え時間は10分
・週3回シフトに入る
・時給1,000円

とすると…

月に約2,000円
年に約24,000円

です。

着替え時間が勤務時間に入るか否かギャーギャー騒いで得られるものがこれだけって話です。
(IKEAの件で、従業員の方が騒いだかは分かりませんが笑)

月に2,000円の価値をどれくらいと捉えるかは人によりますが、
飲み会代1回分にも満たないし、1日1本の飲み物代にすらなり得ません。

そんな細かい着替え時間の勤務時間参入有無にどうこう言うくらいなら、

・そもそももっと時給の高いバイトをやる
・同じバイト内でも時給が上がるように昇格する努力をする
・バイトじゃなくもっと稼ぎになる職につく

などなど、いくらでもやり方はあるわけです。

参考にしたYahooニューズの中でも、ことの発端になった従業員の方は

「月に約2000円、年間2万4000円。バイトには大事な金額だった」

と話していたみたいですが、

「いや月2,000円も惜しいなら、もっと稼ぎになる仕事しろや…」

って感じです、いやほんとに。

もちろん誰しも1円でも多くお金をもらえるに越したことはないのはそうですが、そんな重箱の隅の隅の隅を突いてもしょうもないでしょ、と。


この一件の本質にあることって??


と、まぁこの一件を一言でまとめると

確かにルール上は着替え時間もバイト代を払うべきだけど
金額にしても小さいし、細かいこと気にしすぎじゃね??

ってくらいの感じです。

で、じゃあなんでこんな話になるのってことなんですが、それは

そもそも嫌々仕事をやっているから

ってことですね。

そもそも仕事に対してネガティブな感情が強い、具体的には

「できることなら一切働きたくない」
「できる限り楽でお金をたくさんもらえるバイトがいい」
「嫌なことを我慢してるんだから1円でも多くお金が欲しい」

的な。いや勝手なイメージですけど。笑


もちろん勤務において賃金は重要な要素で、
それが不当に支払われないなんてあってはならないこと。

しかし一方で賃金以外にも働くモチベーションはあるべきで
少なくとも理想としては

「今の仕事楽しいし、着替え時間がバイト代に入ってなくてもまぁいっか」

くらいで収まる話だと思います。


もちろんやりがい搾取みたいなことはあるべきではないし
スタババイトみたいな、変にブランド価値みたいなのつきすぎるのも変な話なので、バランスは難しいですが

月2,000円すらもかじりたくなるような心持ちで働くべきじゃないでしょ

ってのが一個人としての意見です。


自分も学生の頃、とあるカフェでバイトしていたことがありますが
思い返してみれば"1分ほどの"着替え時間はバイト代に入ってませんでした。

もちろん当時も全く気にしていませんでしたし、あえて言われたとしても

「まぁ可愛い子いっぱいいるしいいか」

くらいにしか思ってなかったと思います。笑

今の自分がIKEAバイトで着替え時間がバイトに入ってなかったとしても

「IKEAのサメちゃん可愛いしいいか」

くらいにしか思いません。


バイトに仕事への高いモチベーションを求めるのも難しい話ですが、
それでもたった月2,000円のためにごちゃごちゃ言わないといけないくらい
ネガティブな感情で仕事してるのは何とも悲しい話だなと🥺

そんな嫌々やっているような仕事はとっとと辞めて

「着替え時間なんて全然気にしなくていいっすよ〜」

って笑顔で言えるくらいの仕事に就きましょう、って話でした。


<後述的な>

そもそも仕事って本来的には

「提供した価値に応じて報酬が支払われる

ってものなので、特に価値を生み出してない着替え時間に対して
報酬が支払われるって何だか変な感じじますね。

まぁこれはあくまで時給で働くというルールの前提のもと
使用者vs労働者の関係において
どうしても立場が弱くなりがちな労働者を守るために

「着替え時間も労働時間扱いになるよ」

ってしただけのものだと思います。

もちろん弱者の立場は守られるべきだと思いますが、一方で

弱者であることを武器に細かいルールを何でも主張する

ってのが行きすぎるとそれはそれで、モラルや譲歩のない世界になってしまって悲しいですよねっと、そんな話でした。


おわり


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