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王国民は世界一かわいいうさぎの夢を見るか?(田村ゆかり LOVE♡LIVE 2024 *Honey bunny*感想)

!!!この記事にはライブ内容のネタバレが多分に含まれています!!!

執筆時点(2024/09/30)で、2024/10/28(月)の岡山倉敷、同年10/29(火)の愛媛松山の公演が初めての参加となる方はネタバレに気を付けて読んでください。

また、本記事は約23000文字のとてつもなく長い文書です。


ことのはじまり

「ゆかりんいいよ、かわいいよ。」
「田村ゆかりはいいぞ。ライブに来るといいよ。」
 
ガルパンはいいぞみたいなことを言っても騙されんぞと、オススメしてきてくれた王国民になって早ウン十年になる友人(以下、友人N)に対して逆張りオタクをしていたところに転機が訪れたのは、2024年5月11日。この日、いつも通り夜勤で腰を痛めつけられ、その回復に全休日をあてて全力を勤しんでいた。

排水溝から田村ゆかりを勧める友人Nのイメージ

寝転がりながら何気なくTwitterことXを覗いている諸兄諸姉にはおわかりだろうが、リポストやらプロモーションやらでインターネット受動喫煙会場が如く、情報の有象無象が襲い掛かってくるわけである。筆者の場合は、R-18ピクチャーを積極的にリポストしまくるフォロワー、通称エッチピクチャーリポストマンが5人ほどいるためにタイムラインの大半がピンク色に染まってしまっている。そのため、公共の場所でうっかり開こうものなら肌色面積の広いピクチャーが晒されるため、周囲に配慮しながら見ないといけないという、お前はたかだかインターネットのツール一つ使うのにどういう制約をかけているんだ、というツッコミが入りそうな状態になっている。
さて、そんなピンク色な話題はさておいて、この日某所ではとあるライブイベントをやっていたのである。キンスパこと、KING SUPER LIVE 2024だった。そして、キンスパでの田村ゆかりのパフォーマンスがすごい、という話題が流れてきたのである。ピンク色はピンク色でも、桃色なほうの話題だ。そして、ある王国民のポストに目を引かれることとなる。

「キンスパでゆかりんが気になった方へ、実はこれからツアーやるんでご新規様もぜひ来てください。トークもめちゃくちゃ楽しいので損はさせません!」

筆者はそのポストを見たあと、続々とキンスパで気になった方々が一般販売チケを握りしめていっているのに目が入った。ご新規が入りやすい、これは今がチャンスと見るべきか、と2日3日悩んだ後、友人Nへ「今から入れる田村ゆかりツアーありますか?」とよくある保険の相談のような連絡を入れたのであった。途端、こいつを逃しちゃいけねえぜと丁寧な解説が返ってくる。
キンスパ枯らし効果もあって初日八王子や浦安は割とはけちゃっているので、まずは近場の大宮から入るといいよ、箱の規模もそこそこで見やすいし、一般からならキンスパご新規いるから大丈夫さ、ということらしい。というとはまず大宮にいかなければならない、と一般販売されていたチケを手にゆかり王国への入国手形を手にすることとなった。

さて、こうして王国入国手形を手にしたことを報告すると、じゃぁここら辺を聴いたほうがいいぞというまたもや丁寧な解説をいただく。しかしながら、ここは何も聴かないで予習ゼロでいくのもまた一興、まずはゆったりとその場で楽しめたらいいよね、という気持ちで大宮公演の日を楽しみにしていた。それまでの間もその友人Nは物販の紹介をしてくれたり、サブスク解禁を教えてくれたり、Vanilla Loverの振り付け動画を教えてくれたりと、初めて王国へ来る観光客に対して熱烈な宣伝に勤しんでいた。紹介された当の本人である筆者は、物販の中身を見ていると王国民御用達のはっぴがあるのを見て、「おぉ、これが噂の……。」という、ピラミッドを現地で見た観光客のような感想を漏らしては、いやいやそんな怖いもんじゃないとツッコミを受けたりして日々の労働と腰痛に気を使いながら戦っていた。

物販ラインナップ抜粋。上から二段目、一番左のものが噂の王国民御用達はっぴ。

初の王国観光、大宮公演

大宮公演会場、大宮ソニックシティホール

迎えた6月23日、大宮公演。筆者は極度の東京で引きこもりまくる性格のため、越境して他県にいくという文化とは程遠い生活を送ってきている。越境するのも1年に1回ある程度であるがために、実は関東圏内でも未踏の地は非常に多い。そんな東京に引きこもってばっかいる人間を県外に連れ出してくれる今回のツアーに感謝しつつ(未踏の地に赴くのは決して苦痛ではない)、埼玉大宮の地に初上陸を果たす。友人Nとも合流を果たし、記念のペンライトをいただく。王国観光に来たんだから、せめてひのきの棒くらいは装備として持っておいておきなよ、という粋な計らいに感謝しつつ、会場の大宮ソニックシティへ一緒に行くことに。会場は広すぎず、2階席の後ろからでも遠からずという位置であった。むしろこのぐらいの箱のサイズがこの座席位置だったとしても近いのだからちょうどよい。
 
さて、開演時間となると初手のPoppin’ Magicでゆかりんが登壇。大歓声に包まれる中、かわいい曲でゆかりんワールドに誘われていくと、ゆかりんとオーディエンスである王国民の一体感がすごい。そう、会場全体がライブの演出のような一体感。まさに、全員で作り上げていくライブがそこにあった。一応の事前知識として、以前友人Nにライブブルーレイを見せてもらったことがあるのだが、見るのと実際にライブに足を運んで体感するのとではワケが違う。友人Nが言うには、以前ほど一体感は取れていないとはいうものの、初めて見る側としてはこの一体感が綺麗に感じる。この一体感と空気は他で味わおうとしても味わえない独特の雰囲気があり、他でも似たような雰囲気はあるもののそれはジェネリック田村ゆかりでしかなく、長年ライブをやってきた積み重ねがあるベテランのゆかりんと、それを追いかけ続けてきた王国民であるからこそ成せる、門外不出の隠し味、いや代々受け継がれて親しまれてきた伝統の味といったような、そんな雰囲気に飲まれるのだ。
そして、予習は全くしていないのにもかかわらずペンライトを動かす手がわかる。いや、もちろん最初のほうはまるでわからない、ただただ振るだけに集中するわけだが、周りを参考にしてくるとちょっとずつ振り方というのがわかってくるようになるのだ。まるで、太古の昔に人間が狩りをしていたDNAが呼び起され、その動きを再現しているかのような感覚に陥る。わからないけどわかるのだ。

ゆかり王国邪馬台国説によってDNAが呼び起されているのかもしれない

このあたりの飲み込みのよさは四半世紀音楽ゲームをやってることだけあり、すぐに周りへ順応できるのだ。コールももちろんわからないのだが、基本的なPPPHやらハイ!ハイ!くらいだったら他の現場でいくらでもやったので、こちらでも全然応用が利く。この辺りは周りに合わせれば基本間違いはないので、観光民であったとしても積極的に声を出していくのだ。
 
最初の2曲が終わってすっかりゆかりんワールドに染まり「これがゆかりんのライブかぁ……。」と感動に浸ってるのもつかの間、クッソ面白いと噂のMCが始まる。その噂は寸分の違いもなくマジであり、口を開ければ笑いがドッカンドッカン取れてしまうのである。特にここ埼玉、ご当地ネタとして翔んで埼玉のネタを絡めていじり倒すもんだから、映画を見た側としては笑いが止まらなくて仕方がない。遅れて入場してきた人を見つけてはロックオンし、埼玉県民であることがわかればそこからさらにネタを繰り広げていくフリーダムさといったらどんどんとこの空気にのめり込んでいってしまう。

ところで、これを読んでいる諸兄諸姉に動画サイトやらなんやらで下手クソ操作過ぎて一生死んでいるクッソいらつくゲームの広告を見たことがあるだろうか。あー、あのピン抜いては失敗してるあの広告ね、と思い出してくれたあなたは正解である。どういうわけだが、ゆかりんはこの広告のゲームをやっているらしく、その広告のゲーム内容はほとんど無いだの真相を語ってくれるだけでなく、そのゲームにどっぷりとハマってしまっていることを喋りだす。一見そんなゲームやる気ねーよ、さっさと広告飛ばさせろと大多数が思っていて、肝心のゲーム内容はアマゾンの奥地に隠されているようなものを、ゆかりんは自らその真相を知るべく単身特攻しているのだから面白い。

王国民御用達?王様ゲーム

またあるMCでは突如前列にいつの間にかいた王国民一人をまたもやロックオンしていじり倒していくもんだからまた面白い。一通りいじり倒して離れる際に、離れるのが寂しいのか「えー」と言ったとある王国民に対しては「お前じゃねーよ!」とバッサリ斬り捨てていく様でもまた笑いが取れるなど、長年の積み重なりによる信頼感があってこそのMCも面白く、このMCもライブの一つですらあるレベル。このフリーダムトーク、また聞きたくなる。結果的にこのフリーダムトークをもっと聞きたいという願望が後の高崎公演追いチケに繋がる理由の一つとなる。

さて、やたらとMCに話が脱線したがまだちょっと脱線話は続く。ライブなんだからちゃんと歌の方もレポしてくれと言いたいだろうが少し落ち着いてほしい。歌以外も全て含めてライブと感じている手前、全てがメインディッシュなのである。肉サラダの後にステーキ、ハンバーグ、デザートに肉を乗せたケーキが出てくるような感覚なのだ。ここで幕間の映像コーナーも面白いという話をしていきたい。チャレンジしてみたと称してゆかりんがいろんなお題をこなしていく、という内容がまた面白い。この日、特に印象に残ってかつ大笑いしたのが、声優の持ち味を活かしたキャラクター朗読チャレンジである。桃太郎の朗読途中にお題が出てきては書かれた内容になりきって朗読を続けるというもの。ウグイス嬢、エレベーターガール、ホラー番組風、教育テレビに出てくるお姉さんなどなど、都度都度変わるお題に困惑しながらも一瞬で声を変えてこなしていく姿はさすがベテランの声優である。出されたお題の中でも一番笑い、会場内でも爆笑の嵐だったのが競馬実況朗読。低音ボイスで淡々と速めのスピードで桃太郎を朗読しているのがツボに入りしばらく過呼吸になった。ドッカンドッカンと笑いをかっさらっていくこの幕間は、まさしくライブの内容の一つである。

大幅な脱線をしたところでそろそろ軌道修正していこう。Sweet Alertで激しくいったかと思えば、キャラメル→トーキョーキャンディーガールのゆっくりと落ち着いた曲調に転換するギャップ、初手にこれだけ聴かされるだけでもどんどんとゆかりんワールドに引き込まれていく。特にトーキョーキャンディーガールのサビにある特徴的な振り付けは、あぁこうやって楽しめばいいのか!と王国での立ち振る舞いを覚えていくきっかけとなる。
幕間を挟んでからのアコースティック演奏が始まると、そのままでも目を閉じながら聴くだけでも、アコースティック演奏特有の独自な雰囲気、そしてほんわかとした温かみのある歌声にうっとりと癒やされる。アコースティック後も独自のゆかりんワールドは続く。薄いスクリーンに星空を映して歌うスーパーノヴァ、今までの優しい曲調とはうってかわって咽び泣くような曲調と歪んだ歌声が特徴的な逆蜻蛉のギャップに驚いてぽかんとしていると、また優しい曲調に戻ったnullを聴いたときの温度感といったら、ロウリュウをさんざん浴びて身体中から汗を吹き出して熱中症になりかけたところに、氷水を張った水風呂に突き落とされているようで風邪をひく。さながらここ近年、記録的な酷暑の夏からの秋をそのまますっ飛ばして冬に入っている感覚だ。

またここで幕間を挟んでからのYou Are The World!は音ゲーマー的にはメチャクチャにノれるハイスピードな曲で、自然と身体がそちらに引っ張られて全身が無意識に動く。これをライブの爆音で浴びているからこそライブに行くというもんである。続いて、聴こえないようにの最後の「大好き♡」にハートをズキューンとされた後のParadoxx.の落ち着いた曲調と切ない歌声にまた引き込まれていく。引き込まれすぎていて段々と楽しくなってきてる自分がわかってくるのだ。その証拠に、曲が終わったあとに周りに釣られるかのように全力で「ゆかりーん!!」と叫んでいる。

過去のライブツアードキュメントを挟みながら、みんなで踊って楽しもうというVanilla Lover。まだまだ振り付けが全然わからないながらも、ラスサビの後に盆踊りと言われる箇所とクラップ2連だけは決めておいた。ここまではまだまだ王国行事を観光しに来た人がその場のノリを楽しんで部分部分だけでも一体感を味わいたい、というものだが、筆者の予想とは裏腹に今後洗練されていくのはもう少し後のお話。Wonder habit→期待しないでの王国民怒涛の口上を聞いていると、なるほど軍事演習だの王国民は特殊な訓練を受けているだの言われている理由がわかってくる。そしてその理由を理解して洗練されていくのもまたもう少し後のお話。

La La Love call→Exactly→逢うたびキミを好きになるの終盤三連の流れは圧巻の一言で、ずっとパワフルな時間が続く。無論、王国民の方々によるコールもヒートアップしていき、観光民はついていくので精一杯。口上は言えたもんではないけれども、基本的なコールは大声あげて負けじと対抗していく。最後の最後までコールしきって本編は終了。
すかさずアンコールの「ゆーかーりん!」が会場に響き渡ると、一緒になってアンコールに参加。ここまで来たのであれば王国民であるとかないとか関係なく、もっともっと聴きたいという想いを声にのせてアンコールするしかない。声をあげた先のOnly oneのあなたのせいよが始まると会場は再燃、クラップ多用の曲はリズムさえわかってしまえば音ゲーマーはすぐさま学習しては実践に移せる。タンタンタタタンのリズムさえ把握してしまえばあとは簡単だ、周りのクラップさえ聞こえれば自然と合わせられる。やっててよかった音ゲー、極めてよかった音ゲー、寸分の狂いもない。

MCのあとはくちびるプラトニック→うらはら兎のねがいごとで〆。2曲とも純粋にかわいいが煮詰まったかわいい曲で、つなぎも抜群に良くてすぐに気に入ってしまった。しかし、この2曲が後に大きな副反応をもたらしてしまうようになってしまうとは当時の筆者はまだ知る由もなかった。最後はメンバー全員整列して挨拶からの、最後の最後までゆかりんお手振りファンサ。世界一かわいいよ、と言われている通りにやはり世界一かわいかった。最初は「これがゆかりんかぁ!」とワクワクしていたのに、終わる頃には身も心もすっかりと桃色に染められて「ゆーかーりん!ゆーかーりん!」と叫んでいるのだから。公演終了のアナウンスが入り会場をあとにすると何故かまた行きたいという感情がふつふつと湧き出て来るのである。それほどまでの魔性さ、或いは魅力が、ゆかりんにはある。いや、始まったときにすでに魅せられていた可能性がある。気付いたときには高崎公演のチケットを握りしめていた。そして、友人Nにもライブが良かったと1500文字くらいの長い感想をラインで送りつけるという迷惑極まりない暴挙に出る(当の送りつけられた友人Nはしっかりと読んでくれた)。

総じて大宮公演は、「ゆーかーりん!ゆーかーりん!かわいいかわいい!世界一かわいいよ!」で締められる素晴らしい公演だったと幕を閉じることになる。


追いチケした先の高崎公演は運命の分かれ道

大宮公演の終わり、何故か手にしていた高崎公演のチケット。何を言っているかよくわからないだろうが、現に筆者もよくわかっていない。手が滑ってしまったのかもしれない。何気なく田村ゆかりライブ初参戦楽しかった追いチケしちゃった的なことをTwitterで軽く発言したところ、検索からやってきた王国民の方々がいいねの嵐、かごめかごめされてしまった。毛玉のように湧き出て囲ってくるとは思ってもおらず、人生最多いいねを更新することになるとは筆者は予想できただろうか。

無論、何も考えずに追いチケしてしまったもんだから、前述の通り東京にひきこもってばかりの身としては当然高崎の地に降り立つというのも初めてである。どのくらい時間がかかるかだとか交通費だとかはまるで考えておらず、何を考えて追いチケしたんですか?と自問する現場猫になってしまった。さすがオタク、何も考えずにチケだけ取って後のことは調整すればどうとでもなるという短絡思考。幸いにして交通手段は大宮のプランを延長すればヨシ!ということだったので、あとはもうどうにかなれという気持ちで当日を迎えることとなる。
友人Nとも高崎現地で合流し、まさか追いチケするとはだの、友人Nの知り合い王国民の方々にも熱心に追いチケしてきた人ですと紹介された流れに乗って「また王国観光に来ました」と交流するなど、徐々にこの空気に馴染みつつある筆者。開場してからの座席を確認すると近い。大宮公演よりだいぶ近い。無論、一般販売の民であるために2階席ではあるのだが、最前から5列目で真ん中あたりという絶好のスポット、もはや高みの見物席。
そして、両隣に座った鉢巻はっぴライブTシャツ完全装備の王国民2人の運命的な出会いにより筆者は狂わされることになる。


両隣王国民2人。ただし強火。

高崎公演会場の高崎芸術劇場

導入は大宮公演と同じくPoppin' Magic→好きしかありえないから始まる。ゆかりんが登壇した瞬間に桃色の領域展開、とどのつまりかわいいの支配が会場全体を駆け巡っていくわけだが、前回よりも距離が近いのも相まって威力が馬鹿高いのである。大宮公演の感じ方がメラなら、今回はメラゾーマだ。目がゆかりんを見たのなら、耳がゆかりんの歌声を聴いたのなら、身体中が桃色に染まっていくと同時にゆかりんに夢中になり、曲が終われば「ゆかりいいいいいいいいいいん!!!!」と叫んでいた。
そして、左隣の完全装備の兄ちゃん王国民は振りコピ強火勢で、ゆかりんや桃色メイツの振り付けをバンバンコピーしては楽しんでいる。右隣の完全装備のお姉さん王国民はコール強火勢で、男顔負けの声量でコールを打ちまくっている。ライブ参戦2回目でこれほどまでに濃い両隣に板挟みにされた身としては、「こちらも乗らねば……無作法というもの……。」と心の中の黒死牟が黙っていなかった。ならば大宮公演のときの記憶を掘り出し、高崎公演を全力で盛り上げることにしたのである。もうここまできたら王国民であるとか、観光に来た新参であるとかの身分など微塵も関係はない。この王国行事、楽しんだもん勝ちだ。

最初の2曲とMCが終わってもまだまだかわいいの波状攻撃は続く。大宮公演とは比べ物のならない威力が押し寄せてくるもんだから、こちらは萌死しないよう致命傷で耐えるのが精一杯。無論、桃色の領域展開は衰えることを知らず、脳内は桃色麻薬で満たされドーパミンとゆかりんかわいいが核反応のごとく分泌されていく。左隣の兄ちゃんは相変わらず踊り狂うし、右隣のお姉さんは力強いコールやペンライトを強く振る腕を絶やさない。両隣に煽られる形で「口上は不完全でもその他は負けねえ」と謎の対抗意識で場を盛り上げる。このおかげで筆者はゆかりんを見てかわいいと狂う楽しさに加え、振りコピの楽しさと口上を打つ楽しさを知ることとなる。2回目のライブ参戦にして3種類のゆかりんライブの喜びを知ったのである。

一度ハイになった状態はアコースティックや幕間の動画を挟み、nullに辿り着いた時点で曲名通りに一旦無に帰すのだが、その次の曲が音ゲーマーにとって曲調からしてブチ上がってしまうYou Are The World!であったために、火にガソリンを注いだかの如く、今のはメラゾーマではない、メラだレベルの超火力にぶり返してしまう。全身がここはクラブハウスかと思うが如く自然と大振りに動いてしまうため、釣られてテンション爆上がり、クラップする両手も両隣に迷惑がかからないよういつもより大振りで叩いております状態。ハイテンションを保ったまま、聴こえないように♡の「大好き♡」で脳をやられ、Paradoxx.で振りコピ強火兄ちゃんに合わせながらちょっとずつ穏やかに、そしてその後の幕間の動画を経て徐々に冷静を取り戻していく。めでたしめでたし、ということはなく、二度目のガソリンであるVanilla Loverのイントロで再燃する。お察しの通り、両隣の強火王国民によるサビのみんなでバニラバダンスにより、「こちらも踊らねば……無作法というもの……。」という心の中の黒死牟が再顕現。結果、両隣や付近に見える別の強火王国民を傍目にバニラバダンスの学習が急速に進み、最後のサビに入る頃には左右の入りが違ったり、自信なさげな部分が動きが小さくなってしまうなどの粗は目立つものの、ほぼ遜色ない動きに急成長を遂げる。バニラバを通して振りコピが楽しいと思えた瞬間であり、後の追いチケの理由へと繋がる一因となる。

やたらとでしゃばる筆者の心の中の黒死牟

高まったテンションは留まることを知らず、MC後のWonder habitからは指数関数的に加速していく。開演前、友人Nと「とある友人の影響でゆかりは僕らのお姫様!ってガチ恋口上ぽくなったんだよねー。」と、口上について話題にしていたこともあり、コール本を見返しながら半分程度の完成度ではあったものの打つことに成功、「ゆかりは僕らのうさぎさん!」は完璧に決め、その後も1回目や1番は小声で様子見、2回目や2番は打つという堅実な立ち回りでコールを攻略していく。この辺りからはコール強火お姉さんの攻勢が強まり、力強いコールを参考にしながら少しずつコールを学習していく。学習していくうちに色々なコールや口上を自信を持って打って楽しみたいという気持ちがますます強くなっていき、これは次の追いチケ要因となる。その後も、期待しないで、La La Love call、Exactly、逢うたびキミを好きになるのコールラッシュを乗り切り、アンコールに辿り着くころには2回目の参戦にして声が枯れる一歩手前、脳が若干酸素を求める、上半身半汗だくに陥るというお前本当に新参か?というツッコミ待ち状態になる。

無論、アンコールだからといって手を緩めず、かといってアンコールで声が枯れては元も子もないので、途中途中休みながらの「ゆーかーりん!」を絶やさない。アンコール1曲目のOnly oneのあなたのせいよはクラップ多用であったために喉の回復をしつつ、でもクラップは音ゲーマーのスキルを最大限活かしリズムを崩すことなく正確無比に打ち続ける。手のひらも痛くなってきた感覚もあるがこれもライブの勲章である(よい子は真似しないでね)。キレッキレのMCで一通り笑ってからは、くちびるプラトニック→うらはら兎のねがいごとで〆。両隣の強火王国民の方々は最後まで強火でいてくれたおかげで、くちびるプラトニックの「好き好き好き好き好きゆかりん!」やら、うらはら兎のねがいごとの「好きだー!」を自信を持って決められたのは大成長だった。ここの2曲は両隣の王国民が「ライブも最終盤なんだから思いっきりいけ!」と背中を押してくれた感覚だった(オタク特有の誇大妄想)。アンコールも終わり、整列して挨拶からのゆかりんからのお手振りファンサ。

しかし、ここで筆者に異変が起こる。


涙の理由と追いチケ敢行、水戸へ

ゆかりんからのお手振りファンサに応えてこちらも手を振っている途端、涙が頬を伝っていた。周りに合わせて「ゆーかーりーん!」と叫んでみると涙は更に溢れ出る。とどのつまり、筆者は感極まった限界オタクが如く泣いていた。大宮公演では同じように叫んでいても、手を降っていても笑顔でいたのにそれがどうした、今回は涙が溢れ出してくるのである。終演後、お世話になった両隣の強火王国民である兄ちゃんとお姉さんに「ありがとうございました!」と一言お礼を交わした後に会場を後にする。

そうして初めて気がつく気持ちは「これで終わりたくねぇな……。」であった。友人Nにも今回の高崎公演に対する1500文字くらいの感想を一方的に押し付けるという大変迷惑極まりない蛮行をした後、なぜ涙が溢れ出ていたかの脳内会議が始まる。それはどうやら、「ゆかり王国というのは会いに行くことができる、かわいいで満ち溢れたエデンの園」というオタク特有の拡大解釈に至る。かわいいのエデン、地上に顕現せしかわいいの王国、楽園から離れると物寂しくなるから涙が出る、辿り着いてもすぐ離れてしまうという残酷な現実を知っているにも関わらず求める地という結論に至った。もうおしまいだよこのオタク。ここまでくるともはや麻薬よりも危ない薬をキメている中毒者か、カルト宗教にハマって抜け出せなくなった盲目的な信者のソレである。そして、そんなぶっ飛んだ解釈をしている筆者の手元にはなぜか水戸公演のチケットが握りしめられていた。

総じて、高崎公演も「ゆーかーりん!ゆーかーりん!かわいいよ、世界一かわいい!」で締められる素晴らしい公演だったと幕を閉じることになる。


水戸公演前日譚

そもそもの話、「いっぱい来てくれるのは王国民としては嬉しいけど、無理して追いチケしなくていいんだよ?」と友人Nからは心配されてはいた。しかしながら、最初の参戦時よりも近い場所で参戦してからの世界一かわいいライブを目の当たりにしてしまっては誰でも追いチケしてしまうものであろうと思う。思いたい。ワイトもそう思います。これを読んでる読者も思うって言え。

ワイトもそう思います

案の定、友人Nと水戸公演終演後に「なんか大宮で初参戦して気付いたら追いチケ2回してるくらいハマってる友人です。」と失笑混じりに紹介されたり、「全通しようとして消え去っていった人を見た身としては、本当に無理の無い範囲内で追いチケして楽しんでね。」と若干引き気味に警告された。今こうして冷静になって文字を打っていても、脳内ドーパミンで満たされた状態でハイになって追いチケしていた感は否めないし、高崎公演で最後のMCでも「みんなの妖気を吸って元気に生きていこうと思ったから、まず吸われる側が元気でないと困る。」という言葉を思い出し反省している。ただ、「新潟公演いくか……。」と思い立つも日程と予算と夜勤の都合上帰りをどうするかで(この場合は夜勤の兼ね合いであるところが強い)悩んで、いや関東圏内はともかくとしてちょっと厳しいものがあると判断できていたので中毒一歩手前だと信じたい。そんなこんな筆者のこの先が自分でも心配になりつつも、高崎公演は日頃の頑張りか3階席のほぼ最前という高みの見物席であり、また大宮公演、高崎公演とは違った楽しみ方が出来る席で三度目の王国観光を楽しむこととなった。


未知との遭遇、水戸公演

水戸公演会場、水戸市民会館

Poppin' Magic→好きしかありえないのお出迎えでスタートする今回のライブも、3回目の参戦となるとコールが煮詰まってきて自信を持ってコールできる箇所が増えていったり、ペンライトを振る腕が段々とゆかりんの動きをコピーしてくる。好きしかありえないの口上はまだまだ不完全なものの、「ゆかりが好きしかありえない!」の決めだけはしっかりと決められる。ここ重要ポイントみたいな決めは抑えておくと僅かながらでも一体感を楽しめるから、初参戦してまだ片手で数えられるくらいの初心者は覚えておこう。楽しいのソースは筆者。

キャラメル→トーキョーキャンディーガールのゆったり落ち着いた曲調のところはさながらクラブハウスのように楽しむ。トーキョーキャンディーガールについてはサビのタワーみたいな特徴的な振り付けをコピーして一体感を味わう。ただ振るのも楽しいしゆかりんを見るだけでも楽しいが、一部でも振りコピすると楽しいぞ。楽しいのソースは筆者、とコールと振りコピの楽しさをやはりここでも実感する。やはり高崎公演で両隣の強火王国民によってブチ上がってしまった手前、周りに迷惑をかけないレベルに思い思いにゆかりんを見ながら楽しむのは大事である。
アコースティック演奏に入り導入のエアシューターもクラップが板についてきてるのでうっとりと癒やされながら手を叩く。その後は初めてとなる、お気に召すまま→嘘の2連続、今回のフレーバーは一味違う……!まだ聴いたことのないゆかりん成分を堪能しながらアコースティックでしか聴くことのできないアレンジを楽しむ。特に嘘はyouとまた違った切なく、でもどこかに力強さを感じる歌声に心を打たれる。バラードいいなぁと思ってきた瞬間である。

幕間の動画を挟み、もはや恒例となったブチ上がり曲You are the world!でテンションを爆上げさせ、次の曲はと入れ替えの曲であるゆかり王国国歌であるめろ〜んのテーマが始まる。初めて聴くゆかり王国国歌におぉ!?と驚きを隠せず、桃色メイツから魔法のステッキを受け取ったかと思えば、ステッキを振って「めろ〜ん!」の波動を食らう。オイオイオイ、めろ〜んにされたわ筆者。ただでさえかわいいの桃色成分を十二分に味わっている中、なんとここでめろ〜んの追かわいいが始まる。「めろ〜ん!」を食らうたびに全身が幸福感に満たされるユーフォリア、王国民も観光民も全員等しくめろ〜んだ。Paradoxx.を終えてもなお、「あぁ、ゆかりんかわいい……、めろ〜ん……。」という気持ちが絶えない。

身体中がめろ〜んという名のドーパミンに満たされる中、さぁ踊り狂えとばかりにVanilla Loverが始まる。もうこの辺りからは記憶が抜け落ちているレベルで盛り上がっており、バニラバダンスも段々と板についてきて観光民であるにも関わらず一体感を更に増させていく。この一体感が楽しくなってくるとこれはもう他では味わえない……また行きたくなってしまうという気持ちも強まっていく。Wonder habitからの5曲ノンストップコールラッシュはもうむちゃくちゃに叫び倒し、熱狂の渦中とかわいいの過剰摂取で逢うたびキミを好きになるを終えた辺りでまた声を枯らす。3回目の参戦とは思えないくらいのハマりっぷりにここまで来るとは思わなかったと、心をどんどんと惹かれていく。アンコールも途中途中休みながらも「ゆーかーりん!」を絶やさないし、アンコール曲最初のOnly Oneのあなたのせいよは、板についたクラップで盛り上げていく。そしてうさ耳装備になったゆかりんはかわいいの相乗効果が凄まじく、曲が終わったら「ゆかりーん!かーわーいーいー!」と叫んでいた。アレは本当にかわいいからまだ王国観光していない人も(確実に見れるという保証はしないが)次回のツアーがあったら参戦せよ、見れなかったとしても元からかわいい力が53万あるのでゆかりんを見ないだけ損というものだ。

アンコールのMCで個人的に「あ、これは刺さる」となったのが、いのちだいじに発言と、思ったより人生長くないよ、短くもないけど、だからやりたいことをやったほうがいい、という発言。そうだよなぁ、いのちだいじにじゃないと夜勤なんて昼夜ひっくり返した昼動いて夜寝るという人間の大原則を真っ向から否定する生活してりゃマジで大事だし、ゆかりんかわいいも出来なくなるもんなぁ……。やりたいことをやったほうがいいもちょっと考えたほうがいいなと、この文章を書いてる途中でも思い直す。大抵夜勤で腰やられて何もできなくなってしまってることが多いので、なんとかしていきたい所存。なんとかなれ。まぁ、そのやりたいことの一環としてこうして自分が参戦したライブの感想をまとめるということをしているわけだけども。これを読んでいるみんなもゆかりんかわいかったの語彙力皆無でも、まとまらなくて読みづらくてもいいから感想を残そう。

最後はもちろん、というか筆者にとっては定番となったくちびるプラトニック→うらはら兎のねがいごと。ライブの〆として声いっぱいに叫び散らかし、また高崎公演と同じく滝の涙を流す。最後のお手振りでもまだ泣き止まずじまい、かわいいのエデンである主がいなくなってしまうのはなんとも寂しいものなのである、言葉にできない寂しさだ。だがちょっとだけ成長した。最後の最後に投げキッスファンサをしていって退場していくとき、「ゆかりーん!ありがとうー!」とちょっと笑顔で叫べたのである。観光民とて、最後は泣き顔よりかは笑顔で見送った。
終演後、友人Nと他の王国民の方々と合流し、水戸駅までの帰り道にちょっと一杯(ビールおごっていただいてありがとうございます)しながら今回の感想をぶつけ合いながら帰路へ。

総じて、水戸公演も「ゆーかーりん!ゆーかーりん!かわいいよ、世界一かわいい!」で締められる素晴らしい公演だったと幕を閉じることになる。という総評を三度繰り返しているが、二度あることは三度あるということで。


有明公演に向けて

実は筆者のゆかり王国観光はこれで終わりではない。高崎公演でガン泣きして水戸公演の追いチケがいつの間にか握りしめられていたとき、有明公演のHP先行をやっていたのである。あ、これはもう参戦するしかないと思った次の瞬間、意識の瞬断が発生、気付いた頃にはなぜか抽選申し込みが完了しているという不思議な現象がまたも起きていた。いつ申し込みをしていたかはさっぱりわからないが、かわいいゆかりんを見れるのであればまぁそんなことは割とどうでもいいでしょう(?)。数日後、チケットを申し込んでもご用意できませんでしたを繰り返すどこぞの指定暴力団なんとかプラスのとは違って、しっかりとご用意してくれたことに最大限の感謝をしつつ、2日目の有明公演チケットを握りしめて舞台は東京有明へ場所を移す。

指定暴力団なんとかプラス見てるかお前

今回の有明公演、筆者にとっては後の日程や仕事の都合上平日開催が多くて参戦が極めて難しいため、今回のツアーとしては最後の参戦となる。そのため、悔いを残さないという意味でコールの総復習をした。事前に友人Nへもともとは千秋楽だった有明公演だから過去のツアーも照らし合わせて何かセトリ変わるか聞いたところそこまで変わらないということだったので、今回の参戦したツアー曲を中心に予習をした。例えば、好きしかありえないやWonder habitの口上を完璧にしたり、うらはら兎のねがいごとは絶対あるから「好きだー!」のタイミングは絶対に外さずに、などと考えながら会場で配布していたコール本片手にコール練習。俗に聞く「王国民が河原でコール練習」という、有明公演前に合流した友人Nには参戦4回目を予定している者とはとても思えないとツッコまれるわ、ここまでハマるとは思わなくて一人の善良な市民を巻き込んでしまったようで申し訳なく思ってきたなどと哀れみをかけられるなどされた。まだまだ参戦4回目の超初心者[要出典]だから大丈夫[信頼性要検証]。

有明公演には気合いを入れる意味でも水戸公演の物販で購入したピンクとブラックのポロシャツに袖を通し、ペンライトも2本、マフラータオルの万全の体勢で臨む。ここまでくると「……ええ。これが私の覚悟です。」とでも言いたげな、傍から見れば完璧に観光に来ましたとは信じてくれない、お前どっからどう見ても王国民の端くれだろ、という格好である。

覚悟完了

その他、友人Nにもみみちゃん欲しいなーとのたまっていたところ、確保の一報が入りめでたくみみちゃんぬいぐるみをお迎えすることになる。物販で販売されて以来、毎公演完売しているものを欲し、そして手にする様はもはや観光民ではないというのも言い訳として苦しいレベルまできた。その後、開場まで友人Nと王国民の方々と交流をし、開場後最後の参戦となる有明公演へ歩みを進める。


強火観光民、有明に現る

今回のツアーでは開演30分前にバニラバダンスを踊るというイベントがあった。そういえば参戦した3公演全て参加してなかったなーという心残りがあったので、せっかくだからバニラバダンス踊らされてみたに参加するぜ!ということで、カメラにはバルコニー3(5階席)は場所的に映らないけども練習の成果を本番前に発揮するぜという意味を含めてレッツバニラバダンス。

結果から言えばバッチリ踊れていて、ライブ本番でも自信を持って踊れると確信。やってよかった予習。職場でも自然とバニラバダンス出ていたもんな。もう病気だよ、おしまいだこの筆者。むしろ熱心な王国民としてこれから始まるのか。どちらにせよ厄介なのは変わりはないので、誰かしらに「厄介なヤツだよキミは!」とジェネシスお気持ち表明を喰らわないように今後の王国行事は最新の注意を払わなければならない。

厄介退散としてはオーバーキル

もうすっかりと定番になったお出迎えのPoppin' Magic。もう自然と口からコールが出てくるし、ペンライトを振る手もサビのゆかりんの振り付けに合わせてひとりでに動いていく。そして、練習の成果をぶつける好きしかありえないは、「好き好き大好き大好きゆかりん!」も自信を持って言えるし、2回ある口上を完璧に打つことに成功。口上でキモでもある「ゆかりが好きしかありえなーい!」は今までの公演どおりの声量では有明公演の箱は大きくてゆかりん本人に届かないし、コール本のトピックでも「僕らはいつでもわかってる(わかっていない)のを自覚して、自信を持って!」とのことなので、関係者の奴ら方々に見せる意味でも特大の声量でコールをぶちかます。Sweet Alertではしっかりとクラップを叩き切り、キャラメル→トーキョーキャンディーガールの落ち着いた雰囲気を楽しむ。もちろんトーキョーキャンディーガールのサビ振り付けは忘れずに振りコピ。ここまで完璧に練習の成果が出ていて気持ちがいい。

続くアコースティックでは、エアシューターのクラップはもう完璧というレベルで合わせることができ、夢色ラビリンスのテンポが変わるクラップも間違えることなくしっかり合わせる。ソフラン曲でテンポがガンガン変わる曲をなんども死にながら攻略している音ゲーマーにとって、3回目ともなればもう磐石だ。シュビドゥビデューワー♪のスキャットを歌うゆかりんかわいいよ。3回目に聴くyouも、時々瞳を閉じながら聴くことで切なくも一言一句を力強く繊細に歌うゆかりんの歌声にうっとりとする楽しみ方でアコースティック演奏を楽しむ。

毎公演、星空をスクリーンに投影して歌うスーパーノヴァは毎回聴いても聴き飽きない、毎回見ても見飽きない演出に自然と笑顔で聴くことができる。壮大な曲からのみんな噂の怖い曲、逆蜻蛉。さっきまでかわいらしく甘い声で歌っていたところに、ノイズ混じりのドスが効いた声は毎公演ギャップがやべえと筆者の中で話題にしていたし、今日は上手側?下手側?と登場するのはどちらか、というのを予想するのもまた逆蜻蛉の楽しみの一つだった。その後のnullでまた優しい声に戻るという本当に同じ人が出してる声か?というギャップがまた引き込まれる要因の一つ。

You are the world!はもう毎回聴いてブチ上がる曲であって、毎公演若干のヘッドバンディングも合わせながらノリにノッてたワケだが、今回もしっかりブチ上がる。クラップを叩く手もいつもより大きめに。聴こえないように♡は「大好き!」と「好きだー!」をいっぱい打てるから楽しいよね。でも、一番は最後の最後にゆかりんからの「大好き♡」に悶絶する。これを聴くだけで万病に効くと考えられているので、最近長引く疾患をお持ちの方は「大好き♡」を聞きに行こう。効かなくとも破壊力は抜群にでかいぞ。会場が黄色く照らされ周囲から歓声が上がると、未知の曲Honey Moonが。You are the world!の後の曲が変化球であったことで、今回は聴こえないように♡だったと思ったらまったくの予想外でもう一曲ぶち込んできたのである。予習外だったがそこは音ゲーマー、そして4回目の参戦、基本的なコールはしっかりと抑える。これは今後の宿題ということで、Paradoxx.でサビの振りコピをしっかりとしつつ幕間の動画へ。

本番のVanilla Lover。サビだけじゃない、他もわかるところはしっかりと踊っちゃう。最後の参戦となるため、自信を持ってしっかりと踊り切る。席の場所なんて関係ない、全体がバニラバダンスで埋まれば最高だ。Wonder habitの最初の口上は完璧!だったはずだが、あまりにも好きしかありえないに引っ張られすぎて「かわいいかわいい超かわいい!」の部分が「好き好き大好きやっぱ好き!」になってしまうというやらかしをしてしまう。どんだけこいつはゆかりんに対して好き好き言いたいのだろうか、厄介なガチ恋勢なのか強く疑われる瞬間である。期待しないでのAメロ部分のコールはもちろん外さず、最後の「俺もー!」も特大の声量で応える。La La Love callの「ありがとう!」もしっかりと言い切ってみせると、ここで感謝のコールを決められたのはよかったし、メンバー紹介も全員の紹介を盛り上げるためにもたくさん声を出していく。Exactlyは基本的なコールであるために怖気づくことなくしっかりと声を出していく。途中、溜めで若干のアクシデントがあったものの、それを帳消しにしようとコールの手は絶対に緩めない。逢うたびキミを好きになるの「逢うたびゆかりを好きになる!」というコールは真理を突いていて、実際こうやって追いチケして追いチケして辿り着いた有明公演、気が付けばゆかりんを推すようになって追いかけていた。

ここまでのノンストップコールラッシュは光陰矢の如しであり体感15分程度で過ぎ去ってしまう。しかしながら、そんな体感時間の割には実際は長く感じたようで、もう汗だくだく、声ガラガラ、腕プルプルの状態になったのはもうご愛嬌というか仕方ないというべきか。全力で応援するからこそその代償は来るもんだからね、しょうがない。無論、アンコールの「ゆーかーりん!」は手を抜かない。まぁ、Only Oneのあなたのせいよと直後のMCで喉回復できるから差し引きプラマイゼロ、オールオッケー。
※筆者は特別な訓練を受けていませんし、善良な方々はくれぐれも真似をせずご自分のペースを守ってライブを楽しみましょう。

Only Oneのあなたのせいよが始まるとクラップをここぞとばかりに大きく打ち鳴らす。水戸公演と同じくうさ耳着けての登場にかわいいのパラメーターは最高潮に達しているし、顔は笑顔なのに目からは涙が溢れるよくわからない感情に陥る限界オタクのソレを呈していた。くちびるプラトニック→うらはら兎のねがいごとはもう決壊したダムのように涙が溢れており、コールも喉がガラガラな状態なもんだから「好゛ぎ゛だ゛ー゛!゛」と嗚咽混じりになってしまっている。傍から見れば関わりを持ってはいけない厄介な限界オタクなので、周りから異質な目で見られていただろう。いやいや、これでもまだ4回目の参戦、超初心者、超若輩者ですよ?

最後のお手振りのときも泣きながら手を振り返しているわけだが、この日は少し様子が違った。蛇口が行方不明となった目からずっと涙を流しながら最後のMCを聞くわけだが、ゆかりんの「もう一曲歌いたい。」の一言でそれまで泣いていたのが嘘だったかのように泣き止み、急に冷静になる。「うわぁ!いきなり落ち着くな!」と総ツッコミを受けそうだが、心の中では「今日
はもう一曲聴いていいのか!?」と期待が高まる。

筆者の心の中のイメージ。ああ……ダブルアンコールをしっかり聴け……

「Super Special Day!」の一言とともに始まる未知の曲。有明公演1日目で歌ってたこともあって完全に予想外だったと不意を突かれたが、そもそもがこの公演が本来だったら千秋楽だったことを考えれば何か仕込みがあってもおかしくないと考えるのが順当であることに至らなかったのは不覚である。みんなもツアー千秋楽には気をつけよう。完全にコール練習から外してたこともあって基本的なコールしか抑えることができなかったものの、最後の最後に肝心な「ゆかりだけのため生きるのだ!!」だけは言えた。これだけは外せなかった、ちょっと出遅れたりリズムがわからなくてあやふやでも、これが言えないとこの公演は締まらない!言い切った瞬間、あぁ、もしかしたらこの時のために、ゆかりだけのため生きるためにずっと追いチケしてたのかも知れんな、と悟りの境地に至る。曲が終わった瞬間燃え尽きた。なんと清々しいんだろうか、もうあのコールを言ってしまったからにはそうするしかないし、ダブルアンコールというとびっきりのサプライズをしてくれるゆかりんが好きになれないわけがないのである。


ゆかりだけのため生きるのだ


みみちゃんピラミッドと乱入者。右の飲み物はプリンセス(桃のカクテル)というピッタリなモノ

終演後、友人Nら他の王国民の方々と合流し軽く打ち上げをした。友人Nにファンクラブ会員入ったよ、と入国報告をしたところついに入ってしまったよコイツという歓迎なのか呆れなのかわからない笑顔を向けられた。他の王国民の方々からはようこそと手厚い歓迎を受けることになり、根掘り葉掘り感想を言うことになった。以前、水戸公演の際に何か刺さった曲あります?という質問をされて全部と大変に頭の悪い回答をしたことがあるのだが、今回は演出面でスーパーノヴァが大好きだったと答えると友人Nに「バラード系に落ち着くのが早い!」とまたしてもツッコまれることとなる。仕方ない、ライブの演出もあって曲も好きになるということはオタク特有のチョロいところであろう。バラード抜きならうらはら兎のねがいごとが満場一致。
打ち上げ途中、ファンクラブイベントのお知らせが入るや否や、じゃぁまた近いうちにお会い出来ますね、と今度は観光民ではなく王国民として再会することを誓い、有明の地を後にする。

総じて、有明公演も「ゆーかーりん!ゆーかーりん!かわいいよ、世界一かわいい!」で締められる素晴らしい公演だったと幕を閉じることになる。


曲ごとの感想

・Poppin' magic
今回のツアーのお出迎え曲。控えめな難易度のコールであるために、他の現場に参戦したことがある人なら初めてでも基本的なコールは出るので、そこから自然とゆかりんワールドへ誘ってくれるかわいい曲!

・好きしかありえない
お出迎え曲の一つで2度ある口上がめちゃくちゃ難しい。実際、完全暗記して臨めたのは有明公演のみと4回目にしてやっと形になったくらい。肝な部分(この曲で言うなら、ゆかりが好きしかありえなーい!)だけでも自信を持って叫ぶだけでも気持ちいいので、覚えられない人はそこだけでも。口上が言えなくても楽しい、言えるともっと楽しい曲。

・Sweet Alert
クラップとサビの指差喚呼みたいなペンライトの振りコピが楽しい曲です。クラップがタタン、タンと特徴的なリズムだけど慣れれば自然と打てるはず、その場の流れで楽しめ!

・キャラメル
スポットライトが全体的に曲名通りに黄色めの演出なあまーい曲。サビの振りコピが楽しいし、ゆったりめに進むので雰囲気も楽しみつつどうでしょう。

・トーキョーキャンディーガール
サビのタワー→外、中に腕を振る振りコピが楽しいオシャレな曲。クラップも比較的単純なのでわかりやすい、夜の都会でのクラブハウス的なノリで楽しめ!

・エアシューター
ぱーぱらっぱーでクラップが楽しい、サビで流星のように手を振るのが楽しい曲。アコースティックは全体的にクラップ難易度が高くなかなか合わさらんもんだけども、間違えても特に恥じずに手を叩こう。もちろん、ゆったり歌うゆかりんを見るのも最高。

・夢色ラビリンス
テンポがゆったりになったり速くなったりと曲調がやや忙しくも、シュビドゥビドゥーワー♪のスキャットがひたすらかわいい曲。アコースティックアレンジが抜群に合っていると思う曲でオシャレな雰囲気に仕上がって聴き応えも抜群と、いたれりつくせりとはこのことである。テンポがゆったりなところであえて目を閉じて聴くことに集中すると、歌声に脳が焼かれるので試してみよう。

・お気に召すまま
このアコースティックアレンジも抜群に相性が良くて、原曲と聴き比べるのがとても楽しかった。特にアウトロの拍手煽ってくるゆかりんかわいいし、アコースティック特有のオシャレな雰囲気も合ってる。一度で二度も三度もおいしい。

・you
アコースティック特有のアレンジとスポットライト一つで照らされている演出の相乗効果という、悟空とベジータのポタラ合体のような最強の風格が出ているところから繰り出される、一言一句を力強く丁寧に、でもどこか切なさを感じるように歌うゆかりんには釘付けになる。田村ゆかりのバラードに最終的に落ち着くという理論は、後述する嘘と合わせて筆者の中で確立されたといっても過言ではない。

・嘘
水戸公演のただ1回聴いただけなのに印象に深く刻まれている1曲。サビの切なげに、繊細に歌うだけでもどんどんと引き込まれていくうえに、ラスサビ前の「あなたを失うなんて嫌だよ、嫌だよ」で一気に落とされる。ここでぞわぞわっと鳥肌が立った。有明公演1日目の嘘は完成度が高かったそうなので、夜勤であることを相当に恨み悔やんだし、休みにしとけばよかったなとなったのはすでに後の祭り。

・スーパーノヴァ
スーパーノヴァで本人の前に薄いスクリーン張って、そこに星空を投影して歌うなんて前代未聞だったものだから、大宮公演の時からずっと印象に残ってて今回のツアーで一番ブッ刺さってる。壮大な曲からの後述する逆蜻蛉でひっくり返されるのは初見でビビらされる。

・逆蜻蛉
みんな噂の怖い曲。イントロから今までの曲調とは正反対の金切り声のようなギターの音から始まり、バツンとスクリーンが落ちた次の瞬間、舞台脇からいつの間にか現れていたゆかりんにドーンとスポットライトが当たる演出は2曲連続度肝を抜かれる。そこからノイズ混じりの歌声においおい今までのは一体なんだったのよ?とギャップが楽しめる曲。毎公演、どこの舞台脇から出てくるか予想するのも楽しかった。

・null
そして逆蜻蛉からのnullで曲名通りにまた無にリセット、優しい声色に戻るという、スーパーノヴァからここまでの気温乱高下に風邪を引きそうになる。この3曲はワンセットみたいなところがある(実際収録されてるCD同じだし)。ここはギャップを楽しむゾーンだった。

・You are the world!
ハイスピード、テンションぶち上げ曲。音ゲーマー的にはこういう曲大好物、大宮公演の時点でノリにノッてた。クラップ楽しい、曲調が反転するところで大きくペンライト降ったり軽いヘドバンするの楽しい、とDJライブのような楽しみ方が出来るそんな一曲。

・聴こえないように♡
最後の「大好き♡」で何度魂を抜かれたか。この一点だけで軽く死ねる、聞き逃すな。

・めろ〜んのテーマ 〜ゆかり王国国歌〜
めろ〜ん!でこちらもめろ〜んにされてしまう。王国民も観光に来た人も一見さんもみんな等しくめろ〜ん。大人しくめろ〜んにされましょう。

・Paradoxx.
高まったテンションが落ち着く。大抵このあとのバニラバで吹っ飛ぶのだが。サビの振りコピを楽しむ一方、最初はどうやってペンライト振ろうかリズムがわからなかったが、公演を追っていくうちにしっくりくる形にしていった。

・Vanilla Lover
みんな大好きバニラバ。レッツバニラバダンスは特徴的な振り付けをする王国民の方々が多く、思い思いに楽しむ様子が最高に楽しい。曲も曲名通りにあまーい感じですぐ好きになれた。サビのバニラバダンス以外にも踊れたら楽しいところいっぱいなので、サビが踊れたら他も取り込んで楽しもう。

・Wonder habit
最初の口上が楽しすぎて好きしかありえないに引っ張られまくり、最終的にややガチ恋口上ぽくなってやらかしてしまった。ここから先は休憩なしノンストップで進むために、公演を追うごとにどんどんヒートアップしていく筆者は体力配分を考えず突っ走ることになり、喉をやられることとなる。

・期待しないで
1番と2番の最初に特徴的なコールが入る曲。確か水戸公演の時には1番だけ完璧、2番はあやふやというよくわからない完成度で挑むというなかなかに中途半端なことをやっていた。とはいえ、「俺もー!」は外さない。

・La La Love call
メンバー紹介で桃色男爵や桃色メイツがどんなパフォーマンスを見せるかも楽しみな曲。筆者はもともとは音楽ゲームの畑で育ったこともあり、奏者のパフォーマンスも見逃しては損というものだという観点を持ってたので、毎公演楽しみだった。個人的に、参加できなかった浦安公演は舞浜の某有名なテーマパークの曲を弾いたということを小耳に挟んだときは、仮病してでも行くべきだったと後悔している。無論、「あーりーがーとう!」のコールもしっかり決めて感謝を伝えるのも忘れずに!

・Exactly
ライブ終盤だけどまだまだ盛り上がるぞ、ダレてる場合じゃねえと喝を入れるような元気な曲。ペース配分さえしっかりしてればここまでくたばることはないのだが、公演を追うごとにどんどん喉に負担がかかっていったのは何故だろうか。サビの一瞬無音になってからジャンプ楽しいね。

・逢うたびキミを好きになる
逢うたびゆかりを好きになるのコール通り、公演を追うごとにその通りになっていくのは不思議な現象である。逢うたびゆかりを好きになる、太陽はずっとずっとゆかりんだよ!

・Only Oneのあなたのせいよ
アンコール一発目、かわいい曲。クラップがリズムさえ分かればすぐに周りに溶け込める1曲。サビのワイパーみたいなペンライトの振りコピも楽しい。

・くちびるプラトニック
好き好きコールをいっぱい打てる最高でかわいい、そしてノリノリになれる1曲。この曲と後のうらはら兎のねがいごとの繋ぎが完璧で、ニコイチみたいな認識でいた。そして、もうエンディングなんだよな……と思ってしまう寂しさもあって、コール予習の時パブロフの犬的に涙が出てしまうというアクシデントが起きてしまうようになったのは最大の誤算。

・うらはら兎のねがいごと
トリということもあってブッ刺さった最高にかわいい曲の1つ。「かーわーいーいーよー!」や「好きだー!」は公演を追うごとに嗚咽混じりになっていき、最後のアウトロは「頼む神様!どうかどうか終わらないでくれ!お願いだ!」と泣き叫ぶ不死川実弥みたいな気持ちになっていく。

・Super Special Day
有明公演2日目ダブルアンコールだけ聴けた古の楽曲。最後の最後にこの曲を聴けただけでも、その日は文字通り特別な一日になったし、ゆかりだけのため生きるのだ!のコール通りになったのは有明公演の項で述べた通り。次に聴くときは、しっかりとコールを覚えた上で聴けるといいな。

Q&A

Q. ゆかりん気になるけどいったほうがいい?
A. 気になるなら迷わずいけ。その際、運転免許証のような顔付き身分証を忘れずに。持ってないときは、小型特殊自動車免許取得すると、のうりん的(秘密の扉から会いに来て)にもオススメ。

Q. 口上、コール言えないとダメ?
A. 言えなくても無問題、言えずに周りから何か言われることないし。言えたら楽しい。他の声優やアイドルの現場参戦したことがあるなら、簡単なコールやPPPHはこの現場も同じなので、まずはわかるところから気軽に声出していけばいいよ。

Q. 周りに合わせないとダメ?
A. 周りに合わせるよりゆかりんを見ろ。決して安くないチケを手にしてゆかりんを見ずしてどうする、ゆかりんを見てかわいいかわいいするべき。ゆかりん本人もゆかりだけ見ろって言ってるし。筆者は周りに合わせてたけど、筆者の楽しみ方が特殊過ぎるだけなので見習うな。

Q. 王国民怖い。
A. 怖くないよ。どうしても気になるなら、一般販売でライブ日直前になってチケ買ったほうが、初見の人が周りに多くて入りやすいかも。


ツアー総評


ゆーかーりん!ゆーかーりん!かわいいよ、世界一!かわいいよ!

皆さんも気になったら、かわいいが満ち溢れるゆかり王国へ足を踏み入れてみてはいかがでしょう。執筆時点で10/28(月)の岡山倉敷、10/29(火)の愛媛松山の公演がまだあるので是非。

それではまた。







さて、田村ゆかりといえば……

皆さんは『ブルーアーカイブ』というゲームをご存知でしょうか。先生として、個性豊かで魅力的な生徒たちと共に、一風変わった日常を学園都市キヴォトスで過ごすソシャゲ。銃火器が平然と持ち歩かれ、治安は最悪、倫理観は皆無に等しい、透明感あふれる世界観。

そんなブルーアーカイブでは現在、山海経(せんがいきょう)の伝統行事「月影祭」が間近に迫った中で幼女化現象が起こるというイベントを開催中。
現在、ゆかりんが声優を務める薬子サヤ(私服)のピックアップガチャ、「年がら年中無我夢チュー!」も同時開催中。

時期がいい王国民おじさん「時期がいい」

興味のある方や、ゆかりんが好きな方は是非インストールして、何気ない日常で、ほんの少しの奇跡を見つけてみてはいかがでしょう。

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