そもそもの話(美容師さんに持ち続けて欲しい意識について)
まだご覧になってない方はまずこちらから↑
今回は知識を知る以前の、そもそもの話、
意識の話をちょこっとしていこうと思います。
サロンワークをしてるとお客様から
「私、パーマかかりにくい髪質なんです」とか「パーマすぐにとれちゃう髪質なんです」といった声をちょくちょく聞くことがあります。
当然、以前パーマをしたのが僕ではなかったなら、どんなパーマ液を使ったのか、パーマの種類(工程)がどんなだったのかなど、細かいところはわかりません。
実際、パーマがかかりにくい髪質も、とれやすい髪質もあると思いますが、
その方に合った薬剤選定、工程選定をすればちゃんとパーマはかけられるはず。
美容師さんなら当然分かっていると思いますが、パーマ液は1つではありませんよね。
どのメーカーさんのパーマ液も、健康毛向け、ミドルダメージ向け、ハイダメージ向けなど、およそのダメージ具合によって使い分けるように、2〜3種類の1液があります。
このダメージ具合によって薬剤選定をさせるというのは、およそのダメージ具合さえ美容師が分かっていればパーマがかけられるようにという、メーカーさんの優しさだと僕は思っています。笑
人それぞれ元の髪質(太毛,細毛,硬毛,軟毛,クセの有無etc.)は違いますし、
施術履歴によるダメージ具合も違い、キューティクルやコルテックスなど髪を構成している部分の状態も違います。
そしてパーマ液も、それぞれ薬によって性格があり(主要還元剤,主要アルカリ剤,その組み合わせetc.)、どういう状態の髪に向くのかが違ってきます。
ぶっちゃけ、相当なダメージ毛でない限りどんなパーマ液でもつければ少なからずパーマはかかるでしょう。
しかしこれでは、不必要なダメージを与えてしまったり、かかりが思っていたより強い弱いなどのミスが起こってしまう危険がものすごく高いですよね。
そんな危険と隣り合わせな薬剤施術だからこそ、まずは
"それぞれの髪質、髪の状態、仕上がりイメージにより合ったベターな薬剤・工程選定をしなければ。"
という意識を持ち続けて欲しいなと思います!