見出し画像

オーストラリア州立職業訓練校「TAFE」って何?

KAIです。
先日YouTubeでオーストラリアの生活動画を見ていたらこんな動画に出会いました

なんて興味が注がれるタイトル。
さっそく見てみました。
どうやらオーストラリアには「TAFE」という州立の職業訓練校があり、各国から留学制度を使って勉強しに来る人が多いようです。

気になる…!
ということで調べてみました。

TAFEとは?

以下「オーストラリア留学センター」より引用

TAFE (Technical and Further Education)とは、オーストラリアに100校以上ある、州立の職業訓練専門学校です。留学生を対象とした様々な専門コース、英語コースを開講し、90%以上は現地のオーストラリア人。その為、TAFEで学べる内容もバラエティに富んでいます。

TAFEの魅力は、市場のニーズや需要に対応し、常にタイリムーな専門知識、スキルを身に付けることができる点です。学習環境も充実していて、最先端のテクノロジーを駆使した設備が整っています。TAFE修学後、即戦力として働ける人材育成を目的としているので、各産業界と連携した実地研修も頻繁に行われています。こういった実務経験は、就職活動の際も高く評価されますので、雇用の機会を広げるチャンスといえるでしょう。この「地元の企業とつながりを持つ教育機関」という点も、TAFEの大きな特徴です

学生だけでなく、「キャリアアップしたい」、あるいは「転職のために実践的な専門スキルを身に付けたい」という社会人にも人気があり、年々TAFE留学を考える留学生が増えています。

なお、近年では「Boxhill institute」や、「Tasmanian Polytechnic」というように、母体はTAFEながらも、「TAFE」という名前を外すTAFEが増えています。

https://www.aswho.com/tafe

英語の授業も開講しているので留学生が主な生徒と思いきや、9割以上がオーストラリア人のようです。
そのため、第二言語として英語を学ぶ人も、英語が話せる前提で専門知識を磨く人も通える、非常に幅広い分野を学べそうです。

私は大学卒業後、SEとして2年弱働いていました。
ただ、IT初心者から2年弱で磨けるスキルはたかが知れています。
良くも悪くも、日本での新卒採用は特殊で、スキルがなくても専門的な職業に就けます。(私はこれが日本の大学生が勉強を頑張らない理由だと思っている)
いずれ海外でSEとして働きたいという夢を持っている反面、スキルのなさがネックでした。
ただ、TAFEでITスキルを磨きなおせば現地就職も可能なのでは?と希望が見えてきました。

どんな分野を学べる?

大事なのは自分が求める学問を提供しているのかです。
見てみましょう。

多すぎて途中から小項目を省略してしまいましたが、本当に幅広い分野の学問が学べます。

私が興味があるのはコンピュータの分野。
といってもコンピュータにも細かく分野があるので気になるものを見てみようと思います。ぱっと見気になるのは以下三つ

ネットワークやセキュリティはインフラエンジニアとして働いていたころに散々やっていましたが、あまり楽しいとは思わなかったので一旦保留。

IT・情報

IT・情報コースで学ぶ内容は以下の通り。

Webサイトの設計、構築、管理、プログラミング、データベースなどの入門的な知識に加え、ITプロフェッショナルとして必要な思考力とコミュニケーションスキルを身につけます。

学校やコースのレベルにより様々な選択科目があります。詳細はお問い合わせください

https://www.aswho.com/tafe-course-detail?course=26

ITの基礎から思考力・コミュニケーションスキルまでプロフェッショナルなところまで学べるそうです。

また、学ぶ機関によって得られる資格があり下から、

  • Certificate 3

  • Cerificate 4

  • Diploma

  • Advanced Diploma/Associate Degree

  • Bachelor Degree

となるそうです。
そもそも日本との教育制度に差があるので、日本に相当する資格がDiplomaなどにはないようですが、高校卒業とBachelor(学士 大学卒業)の間にいくつか卒業資格があるイメージでしょうか。

こちらのコースからは
Web開発者
独立系Web開発者
インハウスWeb開発者
としてキャリアに役立てる人が多いようです。

プログラミングコース

プログラミングコースの学習内容は以下。

技術文書の作成、アプリケーション用のスクリプト作成、一般的なプログラミング言語、ユーザーインターフェース構築、アプリケーションのテストなど、ウェブベースのモバイルアプリ開発を含むさまざまなプログラミングスキルを身につけます。

https://www.aswho.com/tafe-course-detail?course=337

先ほどのIT・情報コースよりもより専門的な内容が学べそうな気がします。
技術文書の作成(多分「基本設計書」とか「詳細設計書」とか)やアプリケーションのテストと書かれているので、より業務に役立つ実践的な内容だと思います。

こちらのサイト
https://www.aswho.com/tafe-course-detail?course=337)

にはCertificate 4とDiplomaレベルの資格取得で学ぶ科目が記載されています。
どちらも必修科目と選択科目があり日本の大学と似たようなシステムで専門性を高めて行けそうです。
中でも選択科目にはデータベースやクラウドサービス、オブジェクト指向言語スキルなど割と幅広く分野を提供しているようなので、卒業後に何をしたいかイメージして選ぶ必要がありそうです。

卒業後のキャリアはこんな感じ

  • システム開発会社

  • Web製作会社

  • 家電/自動車メーカー

  • 一般企業

  • ソフトウェア会社

すごくいい。
このコースで学びたい…!
ただ調査はしっかりしておきたいのでもう一つのコースも見てみましょう。

ウェブ開発

情報技術は、今やほとんどの産業や職業で欠かせない要素となっており、Webサイト開発は、無限の可能性を秘めた分野です。最も単純なアプリケーションから、時代の最先端をいく発明まで、テクノロジーは現在の時代を定義し、左右する重要な存在となりつつあります。Web開発者は、その革命の中心に立っているといっても過言ではありません。

ウェブ開発に関連するコースは全土で開講されています。その内容は、Web開発の基礎コース、フロントエンド開発コース、バックエンド開発コース、フロントエンドとバックエンドの両方を学ぶコースに細分化されます。

フロントエンドは、HTMLやCSSなどを使い、Webサービス、Webアプリなどの操作画面、設計したデザインをJavaプログラムに落とし込む側で、ユーザーの目に触れる部分に関して学びます。

バックエンドは、サーバー側の業務で、システムやデータベース構築、サイトの保守や運用などを行います。

いづれにおいても、ウェブ開発の最前線に立つために必要な知識、Webサイトの設計、開発、管理に関する最新の手法を英語で学び、Web開発のプロとしてのキャリアを目指すことができます。

https://www.aswho.com/tafe-course-detail?course=353

プログラミングコースとの違いは、HTML/CSS/JSに特化したイメージでしょうか?
選択科目・必修科目を見たら、やはりそうでした。
SEの中でもおしゃれSE「Webエンジニア」になるためのコースですね。

卒業後のキャリアは以下の通り。WEBエンジニアにも色々あるんですね。ここまで分類できるのは知りませんでした。

【Certificate IV】

  • ウェブ開発者

  • クニカルライター

  • ウェブマスターアシスタント

  • ウェブサイトコーディネーター

  • ウェブサイトまたはウェブサポート管理者

  • アシスタントウェブデザイナー

【Diploma】

  • ウェブ開発者

  • ウェブ開発マネージャー

  • ウェブプログラマー

  • ウェブサイトマネージャー

  • ウェブマスター

  • ウェブ管理者

  • インターネット開発者 ほか

どうやってTAFE入学できる?

コースにもよるのかもしれませんが、私が興味のあるIT分野は大体
IELTS Academic 5.5(各バンド5.0以上)
or
TOEFL iBT 46(R4-7/L 4-6/S14-15/W14-17)
or
Cambridge B2 First(FCE)162(各154以上)
or
それら同等の英語能力

が入学に求められます。

しかし、英語力に自信がない方でも以下のように入学することも可能なようです。

TAFE SA付属または提携の英語学校をセットにした留学プランがあります。まず、はじめに英語コースに通い、指定のコースを修了することで、IELTSやTOEFLの提出が免除され、そのまま専門コースに進学できます。

https://www.aswho.com/tafe-course-detail?course=353

時間もお金もプラスでかかりますが、確実に入学するにはまずTAFEが提携する英語学校で英語のコースを修了した上で、各々学びたいコースに入学するということも可能なようです。

おわり

今のところITのプログラミングコースに非常に興味があります。
費用は安くても7000~8000オーストラリアドルかかるので、まずはワーキングホリデーを利用して貯金と英語のスキルアップをしてから入学を考えたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?