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これって普通じゃないのかも【文化人類学】

文化人類学をご存知ですか?


「聞いたことはあるけどよくわからない...」
「初めて聞いた」

そんな方々へ、一緒に文化人類学の世界へ踏み込んでみましょう。

文化人類学とは

文化人類学とは一体どんな学問なのでしょう?

文化人類学は、世界のさまざまな民族や地域の文化・社会などのしくみを研究し、例えば、「日本とは何か」、「日本人とは何か」といった問いを探究していく学問です。問いはそれぞれの研究テーマによって、「ニュージーランド人とは」かもしれませんし、「香港文化とは」かもしれませんが、その究極目標は「人間とは」というところにあります

スタディサプリ (2021年10月10日)
https://shingakunet.com/gakumon/a1040/L00001_M00006_S00082

文化・社会などの仕組みを研究する。
そして「人間とは」を追求する。
具体的にイメージが湧きませんね。この後に文化人類学の3つの特徴というものがあるのでみてみましょう。

文化人類学の三つの特徴

文化人類学には三つの特徴があります。一つめは「他の文化を知ることで自分の置かれている社会の文化を相対化できる」ということです。
(中略)
自文化の中にいた時は「これしかない」と思い込んでいたことが、世界を見れば実は選択肢がたくさんあるということに気づかされ、頭が柔らかくなるというのもこの学問の真骨頂です。
二つめはフィールドワークを重視した学問だということです。文化は人間の営みすべてとも言えますから、それを理解し、その背後にある価値観やルールを解明するには、さまざまな角度からアプローチしてみる必要があります。そのため、研究対象となる社会の人々と生活を共にしてつぶさに観察をするのです。
(中略)
三つめは人間についての研究であるということです。個別の文化を研究していくと「贈与とは」「所有するとは」といった人間に普遍的なテーマも見えてきます。こうした本質的な問いに答えていくのが文化人類学の大きな目標です。哲学ではこうした問いに理論的に答えていきますが、文化人類学は調査を通した経験や記録をもとに探究するのが特徴です。

スタディサプリ(2021年10月10日)
https://shingakunet.com/gakumon/a1040/L00001_M00006_S00082/

1つ目、異文化を知ると当たり前だと思っていたことが、それは自分の身の回りだけだったのか!と認識することができるようです。

2つ目、文化人類学は研究の対象に決めた民族とともに生活をすることで、彼らの文化をするということです。
2年もの月日、自分の身をある民族とともに置く学者もいるようです。

3つ目、1つ目で述べた相対化や逆に自文化と多文化を比較することで共通点を見出したりすることで人間に普遍的な問いに答えていくようです。

文化人類学は我々に何の役に立つのか

ここまで文化人類学について見てきましたが、文化人類学者でもなく、哲学者でもない私たちが、文化人類学を学ぶことで何の役に立つのでしょう。

私は、簡単に物事を受け入れてしまうことを防ぐことができる、つまり、物事を疑う癖がつくと思っています。

ここでは何でもかんでも疑いなさいと言っているのではなく、ある問題に直面した時、「この切り口で良いんだっけ?」という言わば自分の価値観によるしがらみから自らを解放してあげましょうということです。

特にビジネスパーソンの方は時間をかけてじっくり養うべき精神だと言えるでしょう。

私は何を発信するのか

長々と語ってきましたが、これから私は何を発信するのでしょう。
それは、様々な文化人類学者が調査した結果を、noteでまとめていこうと思っております。

私は日本生まれですので、その結果を日本文化と比較しながら、あるいは自分の住む地域と照らしながら、皆様にお届けできればと考えております。

こんな方におすすめです。

自分の価値観から解放して新しいアイデアを出したい
他の文化ってどんなものがあるんだろう?純粋に気になる

私自身、文化人類学については大学の専攻で少しかじった程度のペーペーでございます。

ですので皆様と一緒に文化人類学について理解を深めていければと考えております。

ぜひご興味がある方は今後も覗いていただけるとありがたいです。

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