日常に蔓延っていそうな「正義の悪魔」
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
本日もアクセスいただきありがとうございます。
今日のタイトルにある「正義の悪魔」のお話。
もう少し解釈を広げると
「色眼鏡・思い込み・自分の中の絶対的な正義」
みたいなところですね。
誰でも無意識にこれはしてしまっているので、
自分はそんなことないと思う。
と思っている人ほど気を付けた方がいいです。
自分の中の正義が絶対と思っているから、
日常の些細な小競り合いも起きるし、
ひいてはそれが広がって戦争が起きるんだと思います。
平和で行きたいですよね。
ピース。
チェーンソーマンに出てくる「正義の悪魔」
みなさんは『チェーンソーマン』という漫画、読んでますか?
めちゃくちゃ面白いですよね。私は大好きです。
どのキャラクターも魅力的ですよね。
もちろんフィクションだし、
現実ではありえない話なんだけれども、
コンセプトというか設定されている
「悪魔」の概念に妙に納得してしまい、のめり込んでいった感じです。
本当に端的に世界観を紹介しますと、
「悪魔」という、人間の恐怖を原動力とする怪物が当たり前に存在し、
認知されている世界の話。
悪魔は人間が恐怖していたり嫌悪している概念で、
人間は悪魔と契約をすることで、代償を払ったうえで使役したり、
力を借りたりすることができる。それらを討伐する主人公らのダークファンタジー。
てな具合でしょうか。
個人的には悪魔の概念が秀逸で、
銃の悪魔、未来の悪魔、戦争の悪魔、支配の悪魔みたいなものから、
タコの悪魔、筋肉の悪魔、魚の悪魔などまで幅広くて面白い。
個人的にぐっと来たのが「正義の悪魔」だったんですよね。
小さい頃から仮面ライダーやスーパー戦隊を見て勧善懲悪の世界でどっぷり育った自分としては、「正義」が「悪魔」になりえるなんて!
と思いました。しかもめっちゃビジュアルが怖い・・・
細かいあらすじはさておき、
自分がこの話から感じ取ったメッセージは、
「正義」という一つの概念すら、人によって解釈、捉え方は様々。
行き過ぎた正義は人が嫌悪するもの、恐怖の対象になるということでした。
「自分の中の正義」を貫き通すと起きる事
多かれ少なかれ、
人は「自分が正しい」と思って言動をとっていると思います。
だから、コミュニケーションロスが起きてしまう。
例えば仕事の場面を想起しましょう。
実際に自分が経験した社内間での出来事を抽象化しています・・・
AさんとBさんの間で連携する業務があり、
それは決して難易度が高いものではなく、
お互いにどちらも経験のある業務でしたが、
ミスが発生してしまいました。
おそらく、AさんもBさんも、
「「私は」こう思っていました。」と言うはずです。
本来は齟齬が無いように、
お互いに具体的な事柄や細かい確認事項をすべきでした。
「自分としてはこの仕事はこうやって進めた方がいい」
という思い込みから共有しておくべきことを共有していませんでした。
こういった要因で双方の責任なのにも関わらず、
自分のミスは認めたくない。
責任を取らなきゃいけないから。
謝るのが嫌だから。
相手が悪いと信じているから。
・・・色々な要因はあるにせよ。
自分の中の正義を貫き通して、相手を悪者にする構図。
行き過ぎた自分の中の正義感が生み出す
「正義の悪魔」が日常にも潜んでいそうです。
事例の抽象度が高くなってしまいましたが、
こんな出来事って日常で沢山発生していませんか?
「相手がそう捉えるなんて思わなかった。
自分はそういうつもりはなかった。」
責任が発生するような仕事で発覚することもありますが、
普段表面化しなくても、自分の中の正義が強烈過ぎると、
相手が間違っている。自分が正しい。
みたいなすれ違いも、
人との不仲やすれ違いを生んでいく要因なのだと個人的には思います。
「自分は間違っているかもしれない」というバッファーをもとう
「自分を信じる」とか、「正しい事を行おう」というのは、
当然持ち合わせていていい感覚。
むしろ自分を導く信念、指針はあって然るべきだと思います。
でも、行き過ぎた正義感が引き起こしてしまう悪魔の討伐には
「自分は間違っているかもしれない」という、
一種のバッファー、心の余裕を持っておきたいですね。
自分はこう思っているんだけど、どう思う?
と相手に確認を取る。
コミュニケーションをとることで、
お互いが気持ちよく協力できる関係性を創る。
お互いのWIN-WINのためにも、
「自分は間違っているかもしれない」
という感覚を一個挟みたいものです。
余裕のある人の方がカッコいいですし、
私はそうありたいと思います。
実践に移すうえで一番最初に必要なのは「決めつけない・黙らない」こと。
相手と話をして、
解釈のすり合わせを行う事からならできそうな気がしませんか?
チェーンソーマンに出てくる正義の悪魔の話から、
話が超絶拡大解釈になってしまいましたが、
漫画からも学びがいっぱいあるなと感じている今日この頃です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もまたお会いしましょう。
ではでは。