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介護の日本語を教える前に~コミュニケーション編(対人距離)~
介護の世界では一般的に考えられる対人距離だけではうまくいかないことが多々あります。
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介護業務におけるスタッフ間の距離
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利用者様への介助時の距離
介助以外にも寄り添う場面では親密距離になることもあります。
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【補足】
「親密距離」になるには、日ごろの信頼関係が大切です。スタッフの顔も名前も忘れてしまうこともありますが、感情の記憶は残ることが多いので、親密距離を受け入れてもらえるようになることが大切です。親密距離での対応に安心してもらえると、介助に協力的でスムーズに終えることができます。
トイレに行こうとお声がけしても拒否されたり、移乗介助しようとしても近づくのを拒絶されたり、そうなると同じ介助内容でも双方疲れてしまいます。
【日本語研修にぜひ】
会話練習の際は座る位置や対人距離などを意識しながらペア練習すると、より現場に近い日本語会話練習ができると思います。
お国にもよりますが、親密距離が得意な外国人も多くいらっしゃると思いますので、会話練習で導入しやすいと思います。むしろ日本人のほうが躊躇してしまうかも。
【ここだけの話】
外国人介護士さん(お国による)は優しく柔らかい物腰で近づいていくので、日本人より安心して身をまかせているように感じます。施設の利用者様や入居者様はいつだって不安。だから躊躇なく来てもらえると安心できるんだと思います。
ご年配の介護士さんの中で「私、絶対外国人介護士には面倒見てもらいたくない」と拒絶する人も私が出会った介護士さんでは多くいらっしゃいました。でも介護施設に入るころにはきっと受け入れられるようになっているんだと思いますが・・・。
「文化が違う」「言葉が通じなかったら怖い」ほか色々聞きます。中には外国人というだけで拒絶する人もいます。ショックだけど、これが現実。まだまだ外国人を受け入れることに抵抗のある施設は少なくありません。人材不足でそうも言ってられないのも現状なんですが…。
正直な気持ちを言うと、外国人介護士さんがいる施設で働きたくないし、自分の親を預けるのもイヤです。理由は、、、いずれ・・・。