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自立支援の名の下に? 障がい者GHで起きていることとは?!

こんにちは。こんばんは。kai2003です。

僕があの時に知っておけばよかったかもと思う事をシェアしたいと思います。

そして今見返した僕が初心に戻れるように感じるままに書いています。

今日は通院等介助や移動支援についての出来事を書かせてください。

最後にはあなたにとって「そうかもね。」とほっこりした内容になってると思います。

良かったら立ち寄っていただいて皆さんの明日の糧になって欲しいと思います。では。



障がいのある人が地域で暮らすということ

皆さんは居宅介護、地域生活支援事業とりわけ通院等介助や移動支援事業をご存じですか?

これは何かというと、例えば障がい者GHに入居中の利用者さんが一人で移動できない、通院できない場合に一緒に同行してガイドしてくれるヘルパーさんを利用できるという障害福祉サービスの事です。

障がい者さんと言っても大別して身体、精神、知的、難病などがありさらに細かな障害特性や障害支援区分があります。

利用者さんによっては一人で移動、通院できない人がおられるのは当然と思います。


なので誰かの手を借りなければ地域社会での生活が継続できない恐れがあります。

少々話はそれますが、障がい者GHの目的として共同生活の場を利用し地域社会で暮らす為の援助、支援が必要な方が暮らす場所として障害を持っている誰もが行きつく場所ではなく、趣旨を理解して入居を希望する障害のある方というのが大前提となります。

なので共同で生活してみようとする意思がないと同時に地域社会で生活したくない方は入れない、基本的に生活するという事は自立する為の訓練という意味を帯びています。

僕たちは利用者さんが出来ないというのに訓練だからしてくださいとは言いませんが、出来る方には継続していきましょうと前向きに支援します。

それが地域社会で生活するという自立支援の援助をわかりやすく訓練と呼んでいます。

障がい者GHの役割とは?

例えば夜中急病で急遽、医師の診断が必要、医師の処方が必要な状態の場合は障がい者GHの職員が急遽対応する必要があり何度もそのように対応しております。

但し、日中に通院可能な状態で何度も自身で通院している状態では障がい者GHの職員が一緒に通院する事はしません。

それは利用者さんの希望だとしても僕の行っている障がい者GHの職員はしません。


利用者さんが望むなら他の障がい福祉サービスを利用してくださいとお話ししています。

なぜなら僕たちは利用者さんの関係機関を増やすことで利用者さんの気持ちを受け止めてくれる人に出会える機会を増やしコミュニケーションする力を伸ばしたいと考えるからです。

そのサービスの名前が通院等介助や移動支援という事になります。
ちなみに障がい者GHのサービス名は共同生活援助と言います。


サービスの利用が難しい現実


ただそのサービスを申請したりするのは基本担当の相談支援専門員さんという事になります。


でもよくあるのが「なかなか認めてくれないんです。困ってるんですよ。」と言われます。

だからと言って僕たちはついていきません。


出来るだけ利用者さんに行ってもらいます。もう一つ言うと行けるような支援をします。

例えば方向音痴という方には一回は一緒に行って節目で写真を撮りわかりやすくまとめて提供したり、電車なら電車代など一回一回別々に渡したりしています。

これ自体は金銭管理として別途かかる経費をいただいた上で提供しています。

またはタクシーを呼んであげたりします。
なんでもすることが支援ではないと考えています。


制度の矛盾に気づいた瞬間


でも、行政は「障がい者GHは職員さんは親代わり、家族が苦しんでいるときには病院に連れて行くのは当たり前でしょ」と言ってこられます。

なんかおかしいですよね。
障がい福祉サービスとしてしっかりメニュ―にあるにもかかわらず、利用できないなんて。

まるで生活困窮者が生活保護を申請できない対応をする行政の「水際作戦」のようですね。

入院施設から地域社会へという理念のもと"障がい者総合支援法"を行政が法律として施行し障がい者GH事業の開業を大量に認めているにも関わらず数年おきに制度の改正として徐々に障害福祉サービス費を削減するのを「お上のいう事だから致し方がない。」と認めている僕がいてます。

上った梯子を外されている気分になるのは僕だけではないと思っています。

私たちにできること


せめて支援の方針は曲げずに認められている障がい福祉サービスはしっかりと活用できるように頑張りたいと思います。

僕が出来る利用者さんの為の方法

① 普段から困った事や支援が必要と思われることを相談員さんに連絡する。

② 相談員さんに連絡した後実施主体の行政に連絡する。こまめに。

③ 利用者さんにはっきりと「職員さんはお父さんやお母さんではありませんよ。」と伝える。

④ 家族さんがおられる場合は家族さんから相談員さんに伝えてほしいとお話ししていく。

以上でしょうか。

これを見ている同じように考えている方が少し賛同してくれると嬉しく思います。僕たちもあなたを応援していますよ。頑張りましょう。

kai2003

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kai2003
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