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〇〇で悩んだ!行政の支援策と現場のギャップ。

こんにちは。こんばんは。kai2003です。

僕があの時に知っておけばよかったかもと思う事をシェアしたいと思います。そして今見返した僕が初心に戻れるように感じるままに書いています。

今日は行政について思う事を書かせてください。最後にはあなたにとって「そうかもね。」とほっこりした内容になってると思います。

良かったら立ち寄っていただいて皆さんの明日の糧になって欲しいと思います。では。



行政との向き合い方のついて考えてみました。

最近気になっている気になっていることについて考えてみました。
行政の障がい福祉サービス費の変更についてです。

数日前からコロナ禍の時の事を振り返ってみる事があってまず、していただいた事を感謝する為につぶやきました。

考えてみると結構支援していただいた事があったなぁと思う事が浮かびました。


まずは新型コロナウイルス対策の為の施策があり、物価高騰対策や従業員への支援金対策などいろいろなメニューがありました。感謝です。

コロナ禍当初には施設経営支援対策として低額金利で政策金融公庫貸付にも尽力いただき多くの事業者も利用でき利用者さんに迷惑をかけることなく何とか運営出来ている事業所もあると思います。

僕の事業所もその一つです。大変感謝です。但し、障害福祉サービス費のルール等その他の方針変更については悲しかったです。

数年に1度の決まった事ととはいえ、かなりの内容の変更やそれに係る障害福祉サービス費の減少は本当につらいです。

何が気になるというとなんとなくわかりにくい点です。

職員の本当の気持ちとは?!


障がい福祉サービスのメニューの充実などが図られた分、既存のGHではサービス費の低下を目的としたルール変更がありました。

特にGHではサービス費を下げるようにした分、職員への処遇改善には躍起になって上昇、固定化させサービス費の低減化を進めて事業に使う分つまり経営資源のお金がかなり減りました。でも支給されるお金は全体的にちょっと減ったぐらいにとどめています。

さらに、最低賃金のさらなる急上昇も政府が約束したのも精神的につらかったです。確かに職員の給与が上がれば政府にとっては支持率が上がる要因かも知れません。

でも68歳を超える方が今まで通りの仕事量でも制度が変わったから社会保険に加入しなければならなくなった。(給与が上がったので)社会保険に加入すれば当然社会保険料負担分が職員、会社ともに負担が増えます。

でも今の年齢で仕事を継続できる年数には限りがあり、ご本人さんも感じているように数年が限界でしょう。でも加入しなければならない場合手取り給料は目減りするでしょう。

扶養に入っている方にさらにメリットがあるでしょうか?退職まで1年?2年?でも目減りは確実で、加入要件は低くなるでしょう。ほぼ確実にいやでも加入したとて、手取りと年金の支給額はやる気をなくすレベルでしょうね。

僕の事業所では応募してくる方はほとんど年配の方が多く、働いていただいてくれる方も60才代からが中心の扶養の女性中心です。今のままがいいと言っている方ばかりです。

しかしながら社会保険を管轄している所は助かるでしょう。だって一時的には財政は豊かになりますからね。でも引き換えに多くの事業所は経営資源が乏しくなっていて、小さなGHはさらにつらくなるでしょう。

それは取りも直さず、小さな障がい者GHの淘汰を進めていると感じます。

行政の思惑と事業者の思惑、利用者の思惑とは?!


以前に放課後デイサービスでも同じような事がありました。

送迎加算の低減やルールの厳格化だったと思います。少子高齢化の影響で放課後デイサービスが厚労省の旗振りでかなり増えましたが、淘汰を理由?として急激に減少しました。

放課後デイサービスの事業所数は現在は分かりませんが、今度は障がい者GHでも同じような事が起こっていると感じています。行政は当初は「増やせ、もっともっと!」と言ってある時にギュッと絞ってきます。人が上った梯子を頃合いを見て外すように。

昨年にも障がい者GHの制度改正に反対の声が保護者を中心に大きな声が上がっていましたが、人権擁護の観点から前年の報酬改定には大きく盛り込まれていないように思いますがじわじわその波は大きくなってくるでしょう。

それを見越した大きな会社は小さなGHにM&Aのお話をされているといろんなところから聞いています。大手はさらに大きく小さな事業者は淘汰の憂き目にあってしまう。

でも仕方がないかもしれません。厚労省にとっては以前は「病院から地域社会へ!施設からGHへ!」というスローガンで小さな中小の事業者は今でも増え続けています。

でも小さな事業者は地域でGHを開業するには地域住民の皆様と向かい合いようやく開業にたどり着きます。ない頭を下げてこすれて行って僕の髪の毛も随分薄くなってしまいました。

でも開業して何とか軌道に乗せたはいいが淘汰の流れで自信とやる気をなくしていって弱った事業者に「これからもっとつらい状況が予想されますよ。今ならこの金額で引き受けます。利用者さん困らせることなく、あなたの頑張りも認めて破格の対応です。」と言って低額でM&Aをして事業拡大し大きな事業を展開する会社が増えてくることが予想されます。


厚労省はうれしいです。だって規模が大きくなれば障害福祉サービス費は利用者多数の為障害福祉サービス費は多少低減していくところもあるでしょうし、重度の障害特性を持った方の受け入れ先も増えるでしょう。

大きな事業者は既存のGHに強度行動障害などのより重度の特性がある方を利用者さんに迎えるでしょう。それは経営主体が変わったので方針が変わったと地域からクレームを言われてもわからないと言って以前の経営者との約束はしらないと言えると思っています。

地域と初めから軽度の方しか受け入れません、迷惑をおかけいたしませんと約束している事業者には約束を違えるので出来ない事ですが経営方針が変わって事業者が変わったと言えば近隣の方は継続しているなら大きな反応はしにくいでしょう。

それは国や行政の望むところであり、事業者にとっても開業の労力や経営の安定化や収益性、他事業所との差別化を図るうえでは欠かせない所です。


僕が見たテレビの不思議さとは?!

テレビでは重度の障がいを持っている方を受け入れてくれるところが無くて困っている。受け入れてくれる事業所が必要で急務だと言っていますが、その番組が特集を組んで障がい者支援事業をしている会社の社長が素晴らしいと言っていました。

でもその社長の乗っている車は「レクサス」という高級車です。僕が毎日乗っているのは中古の軽自動車を必死でフル活用しています。何か腑に落ちませんが・・・そんなものです。テレビって。

そして現在の利用者さんで精神的に不安定な方でも軽度の方は「一人暮らし」を夢見て無茶な行動をとることを国が推奨している部分もあってより地域に根差していく?方が増えていくことも予想されます。小さなGHは経営的にもより不安定化していきます。


家族さんの気持ちを慮って・・・。でも変わるべきは?!

家族さんにとっては心配で心配で見守るしか出来ない事、言い出したら聞かない当事者さんを信じるしか出来なくてつらい思いをされるでしょう。


そしてそれは一人暮らしを望んだことを難しいと感じながらもどうする事も出来ない小さな事業者にとっても同じ思いです。

すこし支援すれば安定して地域で暮らせても「今出来ているからいけるでしょう。本人の意思を尊重して一人暮らしできるように勧めます。」と言って普段からコミュニケーション出来ない当事者さんをそれも経験と言っていつパニックになるかもわからない状態でも見守りもできないような対応にするのは僕たちにも不安が残ります。

何もできない歯がゆさとある意味ふがいなさ、必死にあなたの将来にとって不利になると言っても利用者さんに時間をかけて目指そうと言ってもわかってもらえない情けなさで「何とか頑張ってね。あとは相談支援専門員さんのいう事を聞いて周りの方とうまくやってね。」と見送る自分たちになると感じています。

僕はそれも時代の流れだと感じています。ならばこそ行政や国ははっきりとその方針を周知するべきだと考えています。


だからこそもう少し見てほしい、言ってほしいと思う今日この頃。

はっきりと「障がい者の方も地域で生活していきます。病院にいるだけではなくあなた方の周りにもLGBTQの方だけではなくさまざまな障がい持った方がいます。そういった多様性を国は方針として排他的な地域の声は認めません。」と言うべきだと思います。

また家族さんやかかわりのある関係機関や事業者にもそのように伝えるべきだと思います。そうしなければ人手不足で結果、老々介護ではなく障障介助や海外からの人手を借りなければ支援も出来ないし何もできないと思います。

現に介護の世界がそうなっていますよね。もう人の厚意や精神的な縛り付けだけで維持できるところは壊れていくしかないのかなと思うと悲しくなります。

そういう意味でこのレポートの初めに言った悲しいという意味の真意になります。

僕たちは行政にいろいろと向き合った中で苦言もたくさん聞いてきました。例えば今まで夜間支援を一生懸命にしていても行政の方から「こちらは常にその場にいる事は出来ません。書類で判断します。」と言ってとにかく夜間支援に係る加算に疑義を挟まれてきました。

必要な支援は利用者さんにとってなので行政に分るように書き方の説明や描写のチェックを管理者がして職員が書かなければ支援していないのと一緒と言われているので多数の職員にその説明をするのが大変でした。

でもそう説明しないと職員にしてみれば仕事してませんねと言われて
いるの一緒だからです。

確かにコロナ禍で助けていただいたこともあり大変感謝しておりますが、じわじわと真綿で締め付けていくような事はせず、国がしっかりと周知説明してなおかつ、地域の実情や事業所の実情、利用者さんの実情も判断していただければと思っております。

僕だけが思っている感想として考慮してくれると嬉しいです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

皆さんはどう感じていますか?
良かったらコメントいただけると嬉しいです。 


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kai2003
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