ラーゲリより愛をこめて
ストーリー自体が涙なしには観られない内容。
1945年ハルピンにいた残留日本兵がロシアに連れ去られ、
ラーゲリ(強制収容所)で奴隷同様の扱いを受け、-20度以下の超過酷な環境下で強制労働させられながら、
いつ果たせるかわからないダモイ(帰国)を夢みて、ささやかな喜びを見出しながら生きていくストーリー。
二宮君の演技が秀逸です。
咽喉がんにかかった際の演技なんて涙なしには観られないです。
そして人間の矜持を体現した彼の一挙手一投足は心をえぐられます。自分がどんなにつらい目にあおうが、信念を曲げずにいられるんです。
本当にこんな人が実在したのかと思えます。
結果として愛する妻との再会を果たせず亡くなってしまうのですが、その伝言を4人の戦友たちが伝えますが、涙、涙です。
紙の類は全てロシア兵の抜き打ち検査にあって、没収されてしまいます。
病院で書いた遺書も結果没収されてしまうんですが、、、4人が一言一句を完璧に伝える時には涙、涙。
小さなことで悩んだりしたときにお勧めしたい一作。
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